ペリリュー ─楽園のゲルニカ─
あらすじ
昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは『徹底持久』を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか――!?『戦争』の時代に生きた若者の長く忘れ去られた真実の記録!
配信中作品一覧
- ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 11巻
660円
田丸らが島を後にして70年――。2017年の冬、漫画の編集者として働く後村は、ペリリュー島を訪れる。そこはかつて祖父がいた場所。後村は祖父である田丸の足跡を辿ることで、生き残った兵士がどのようにして、長い「戦後」を生きたかを知る――。語られる、帰国直後の日本の姿、亡くなった戦友の家を訪ねた時のこと、再び島を訪れた際の思いがけない再会、そして戦場で体験した出来事。伝えたかった真実、語るべきでない現実、今も鮮明に残る口にしたくない記憶。――戦争、それは自分たちと変わらない普通の人が体験した、ほんの70年前の出来事。今と≪戦争≫の時代を結ぶ真実の記録、完結。 - ペリリュー ―外伝― 1
660円
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』本編では拾いきれなかったエピソードを様々な角度から描くスピンオフ、開幕。太平洋戦争末期のペリリュー島。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。この南の島で起こった戦争とは何だったのか――。前線で戦った兵士、祖国で待つ家族、この島で暮らしていた人々、ひとりひとりの人生に何を残したのか。戦争の時代に生きた人々の日常、まだ描かれていない真実の記録。★収録・田丸と離れ、片倉と行動を共にしていた頃の吉敷の葛藤――「片倉分隊の吉敷」・ペリリュー島の戦いを米兵の目線から描く――「Dデイ(攻撃開始日)」・戦後、日本へと戻った田丸の結婚までの物語――「田丸と光子」・島で暮らしていたマリヤの元へやってきた戦争とは――「ペリリュー島のマリヤ」巻末には豪華ゲストによる解説も収録!! - ペリリュー ―外伝― 2
660円
アニメ化決定の『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』スピンオフ第2弾!!昭和19年9月、激しい戦闘が続くペリリュー島で海へと追いやられた『入来周作の戦い』、やるかやられるかの戦場で精神をすり減らす米兵の兄弟に届いた『戦場からの便り』、昭和20年春、いつか来るはずの反攻の日に向け、兵士をまとめようと奮闘する島田を支える『泉康市の願い』、戦いの止んだ島へと戻ったニーナとケヴィンが『おぼえていること』、戦場で親友を亡くしたという父へ息子が届ける精一杯の思いやり『お父さんへ。』――これは本編では描き切れなかった大切な物語、まだ描かれていない戦争の記録。巻末には1巻に続き豪華ゲストによる解説を収録!! - ペリリュー ―外伝― 3
660円
アニメ化企画全速進行中!『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』スピンオフ第3巻!!昭和19年9月15日ペリリュー島で最も激しい戦闘が行われた『西浜にて』指揮をとる島田、夫の戦死の知らせで、大きく変わってしまった花嫁の人生を描く『ALL ABOUT SUZY』、昭和21年、戦いの止んだペリリュー島で過ごす小杉の明かされていない『長い夜』、昭和50年、沖縄を訪れた田丸がふたたび向き合う戦争の記憶『過去と未来と』。――戦場で、日本で、異国の地で、彼らは何を想い、戦い、生きたのか。戦争の時代に生きた若者のリアル。まだ描かれていない人生の記録。
- ジャンル
- 掲載雑誌
- 出版社
レビュー・口コミ(5件) 一覧へ
- 仲間がどんどん死んでいく中、自分も死ぬかもしれない、敵に出会ってしまったら殺さなければならない状況は地獄です。
その中で少しの楽しみや安心があることで読者としてかなり救われています。
絵が可愛いくなかったら途中でリタイアしていたであろう漫画。
戦争を学ぶひとつの教科書だと思って読ませてもらっています。5点 - 実際にペリリュー島に行って来ました。
その時のガイドさんにこの本のあらすじみたいな本を頂き、それで知りました。
実際に防空壕や残っている戦闘機を見て、どんな気持ちでいたんだろう、計り知れない程の恐怖や辛さだったのだろうと胸に込み上げるものがありました。
少しでもこのような現実があったことをこの本を通して知って欲しいと思いました。5点