あらすじ

山田風太郎の「筆」がいま再び歴史の「水面」を「書」き回す。江戸が東京になったばかりの明治初期、創設まもない「警視庁」のポリスと、「江戸の守り」だった元・同心が、帝都を騒がす事件の裏で虚々実々、丁々発止の駆け引きを繰り広げる。偉人・要人・警部・巡査・奉行・同心・岡っ引き・噺家・芸者・刺客・文豪・悪党・妖婦…ありとあらゆる人物が、行き交い、入り乱れ、大河のごとき「物語」へと呑み込まれていく。風太郎、畢生の代表作がついに漫画へと転生する。

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  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(1)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(1)
    山田風太郎の「筆」がいま再び歴史の「水面」を「書」き回す。江戸が東京になったばかりの明治初期、創設まもない「警視庁」のポリスと、「江戸の守り」だった元・同心が、帝都を騒がす事件の裏で虚々実々、丁々発止の駆け引きを繰り広げる。偉人・要人・警部・巡査・奉行・同心・岡っ引き・噺家・芸者・刺客・文豪・悪党・妖婦…ありとあらゆる人物が、行き交い、入り乱れ、大河のごとき「物語」へと呑み込まれていく。風太郎、畢生の代表作がついに漫画へと転生する。
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(2)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(2)
    日本の夜明けは、江戸の暮れ。刀、喪くしたお侍、「斬る」も「生きる」も風まかせ。明治新政府許すまじ――不平士族が政府要人の暗殺を企て、震撼する帝都。しかし男たちがいたずらに流す血のかたわらで、女たちの涙もまた巷に流れる。急変する歴史の裏で綴られる「人間」たちの物語に、我らが主人公、元・同心の千羽兵四郎が寄り添い、斬りこむ。そして、元・新選組など多様・多彩な人物がひしめく警視庁の実像が露わとなる――。
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(3)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(3)
    隠れ淫売を取り締まる「地獄狩り」に奔走する、創設まもない警視庁の面々。一方で、千羽兵四郎の恋人・お蝶の友人たちが、その地獄狩りで次々に「獄」へと入れられる。兵四郎は哀れな女たちを、かつて同心として通った「最恐の獄」――伝馬町(てんまちょう)から救い出すことはできるか。そしてかたや警視庁には幕末随一の剣客、元・新選組の斎藤一が控えていた…!!
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(4)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(4)
    「最恐の獄」伝馬町に囚われた「隠れ淫売」達の中に、坂本龍馬・高杉晋作の愛した女達がいる!千羽兵四郎が明かした、その事実に、動揺する警視庁の面々。牢獄全体が混乱を極める中、かつて京都に名を轟かせた新選組、随一の剣客「斎藤一」が兵四郎の前に立ちふさがる。幕末の志士への「鎮魂歌(レクイエム)」が全編を彩る「人も獣も天地の虫」編、ここに完結!
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(5)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(5)
    文明開化真っ盛りの、明治期、帝都・東京に亡霊のごとく現れた「あってはならぬ街」――「大名小路」!それは徳川の世からの禍々しい逆襲か、はたまた不平士族による策謀か?高級官僚の相次ぐ殺害事件に、色めき立つ警視庁。かたや元・同心の千羽兵四郎は同じ大名小路に関わる、謎の猿仮面の暗殺団に命を狙われる。怪奇と剣劇が絶妙にクロスする「幻談大名小路」編、絶好調!
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(6)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(6)
    肥後+同心(サムライ)VS.奥州+警察(ポリス)、代理戦争勃発!!?一枚の「美人写真」が、二人の若人の心を掻き乱し、明治の世には御法度の「決闘」が勃発する!しかも、双方の介添人は、かたや元・同心:千羽兵四郎、かたや警視庁・油戸巡査と(とポリスの面々)。伝馬町以来の「再接近」に事態は一触即発。兵四郎、お縄寸前か?開化の象徴「写真」を巡る奇想天外な駆け引きに、手に汗握る「写真開化鬼図」編、いざ参る!!
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(7)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(7)
    剣なき時代を生きる「剣士達」の物語がーー今、始まる。維新後、剣と共に「誇り」をも奪われた侍達ーーその鬱憤は、日本各地での士族叛乱を引き起こしていた。同時に、帝都では元・剣士が新たな「剣の道」を探るべく、剣劇興行「撃剣会」を旗揚げ、人気を呼ぶ。かたや、警視庁を率いる川路利良は「来るべき刻」に備え、あらためて剣の使い手を結集せんと動いていた。剣なき時代の剣士達の想いが交錯する「残月剣士伝」ここに開幕!
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(8)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(8)
    剣なき時代を生きる「剣士達」の物語は続く。明治の世を生きる元・侍が「剣の道」を繋がんと始めた剣戟興行「撃剣会」と、その撃剣会潰しのため警視庁が密かに仕立てた、お色気重視の「女剣会」。その鍔迫り合いは、日に日に熱を帯びていく。波乱必至の「残月剣士伝」編に加え、明治を生きた、稀代の浮世絵師・落合芳幾と月岡芳年の人生が『警視庁草紙』の物語と交錯する無二の外伝――「異聞・浮世絵草子」も完全収録!!
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(9)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(9)
    剣なき時代を生きる「剣士達」の物語がーー今、始まる。維新後、剣と共に「誇り」をも奪われた侍達ーーその鬱憤は、日本各地での士族叛乱を引き起こしていた。同時に、帝都では元・剣士が新たな「剣の道」を探るべく、剣劇興行「撃剣会」を旗揚げ、人気を呼ぶ。かたや、警視庁を率いる川路利良は「来るべき刻」に備え、あらためて剣の使い手を結集せんと動いていた。剣なき時代の剣士達の想いが交錯する「残月剣士伝」ここに開幕!
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(10)
    警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(10)
    元・同心、千羽兵四郎は、幕末「死に場所」を見いだせなかった我が身を噛み締め、元・新選組、斎藤一こと藤田五郎は、いまだ胸で燻る永倉新八の追憶に眠れぬ夜を過ごしていた。維新後の世を生きる「剣士」二人は、禁断の「真剣勝負」を求め、導かれるように明治に許された唯一の戦場(いくさば)――「撃剣会」へと赴く。剣なき時代を生きる剣士達の物語はいよいよクライマックスへ!
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