日本の昔ばなしシリーズ 単行本

あらすじ

2014年5月厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー400ページ6作品収録】『一寸法師』一寸法師は、小さく生まれても、全身に勇気のみなぎる男の子。お椀の舟に箸の櫂で京の都へ武者修行の旅へ出る。そこで、恐ろしい鬼と遭遇した一寸法師は勇気を試される。『夢を買った男』旅の商人は、相棒の見た大判小判の夢を、大金はたいて譲ってもらう、果たして夢はかなうのか…。『ねずみ経』旅のお坊さんを泊めた、一人暮らしのお婆さん。お坊さんにお経を教えてもらうことに、やがて、旅の坊さんが、盗人になって…。『八つ化け頭巾』貧乏寺の和尚さん。ある時、村人を困らせている化け狐と出会うが、とんちで、化け頭巾を手に入れてしまう…。『惚れ薬』惚れた娘に気持ちが伝えられなくて、気の弱い若者が頼ってしまったのが、苦労してこしらえたその薬は、ほれ薬…。『うぐいすの里』いつもの山で道に迷ったきこりは、見たこともない大きな屋敷で美しい女に出逢い襖の向こうの怪しい世界に迷い込む…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。

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  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第一巻 一寸法師編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第一巻 一寸法師編
    2014年5月厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー400ページ6作品収録】『一寸法師』一寸法師は、小さく生まれても、全身に勇気のみなぎる男の子。お椀の舟に箸の櫂で京の都へ武者修行の旅へ出る。そこで、恐ろしい鬼と遭遇した一寸法師は勇気を試される。『夢を買った男』旅の商人は、相棒の見た大判小判の夢を、大金はたいて譲ってもらう、果たして夢はかなうのか…。『ねずみ経』旅のお坊さんを泊めた、一人暮らしのお婆さん。お坊さんにお経を教えてもらうことに、やがて、旅の坊さんが、盗人になって…。『八つ化け頭巾』貧乏寺の和尚さん。ある時、村人を困らせている化け狐と出会うが、とんちで、化け頭巾を手に入れてしまう…。『惚れ薬』惚れた娘に気持ちが伝えられなくて、気の弱い若者が頼ってしまったのが、苦労してこしらえたその薬は、ほれ薬…。『うぐいすの里』いつもの山で道に迷ったきこりは、見たこともない大きな屋敷で美しい女に出逢い襖の向こうの怪しい世界に迷い込む…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第二巻 花さか爺さん編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第二巻 花さか爺さん編
    2014年5月厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー370ページ6作品収録】『花さか爺さん』正直者の爺さんと婆さんが授かった犬は、二人に幸運を呼び寄せる不思議な犬だった。隣の欲張り爺さん夫婦が、この犬を奪い去ってもなお、犬は飼い主に奇跡を起こした。『力太郎』老夫婦がやっと授かった力太郎は、力自慢の息子だ。大きな金棒を持って修行の旅に出た力太郎は、恐ろしい化け物退治に挑むことに…。『宝くらべ』旅先で出逢った貧しい男に、長者が十二の倉を自慢した。だが、貧しい男にも二十四の宝があるという。そこで、二人はひと月後に互いの宝をくらべっこすることになるが…。『いかとするめ』殿さまに聞かれたことに答えた山師、ほんの少しの言葉が足らなくて、手打ちにするのしないのと大騒動に…。そんな危機を救った「いかとするめ」の例えとは?『三人泣き』町の息子から、お婆さんに頼りが届きます。字の読めないお婆さん、通りがかりのお侍に読んでもらうことに。ところが、お侍さんが泣き出してしまったので…。『牛の嫁入り』村一番の器量よしと評判の娘が、よい婿取りができますうようにと祈っている、それを知った怠け者の若者が悪だくみを…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第三巻 金太郎編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第三巻 金太郎編
    2014年5月厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー431ページ6作品収録】『金太郎』足柄山の金太郎は、元気な男の子。今日も、熊を相手にすもうのけいこをしています。やがて立派な若者となった金太郎は、ある日…。『おむすびころりん』山へ山菜採りに行ったお爺さんは、大事なおむすびを穴に落としてしまう。そこは、ふしぎなねずみの国の入り口だった。正直者には優しく、欲張りには恐ろしいその国とは…。『猿地蔵』山の畑で猿たちがじっとしているお爺さんをお地蔵さんと思い、お堂にはこび、お賽銭までくれた。それを聞いた隣のお爺さんは…。『平林』小僧さんが、平林さんに手紙を届けるように言いつかった。忘れぬように「ヒラバヤシ」とつぶやいていたのだが、途中からおかしなことに…。『大工と鬼六』暴れ川に橋をかけることになった大工の鬼六。どうしようかと思案していると、その前に、大きな鬼があらわれて、かわりに橋をかけてやると言い出すのですが…。『たにし長者』子供のいないお爺さんとお婆さんが、水神さまに願をかけ、子供を授かりますが、生まれてきたのは、小さなたにし。大切に育てられたたにしはやがて…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第四巻 浦島太郎編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第四巻 浦島太郎編
    厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー457ページ6作品収録】『浦島太郎』若い漁師浦島太郎は、ある日、浜で子どもにいじめられている子ガメを助けてやった。すると、漁に出た海でカメの親が現れ、子ガメのお礼にと、太郎を海の底深くの竜宮城へ連れて行く。竜宮城では美しい乙姫さまが出迎え、太郎をいたれりつくせりもてなしてくれた。そのあまりの楽しさに、太郎は時のたつのもすっかり忘れてしまう。やがて、故郷が恋しくなり、乙姫さまに別れを告げて、浜に戻った太郎がそこで見たものは…。『鼻たれ小僧』花のお礼に竜宮城に招かれた花売りの男。お礼にもらったのは、なんと鼻をたらした汚らしい男の子。ところが、その男の子おかげで…。『魚女房』漁師が、釣り上げた魚の美しさに、それを飼い始めると、ひとり暮らしの家の中で、誰かがうまい飯の支度をするようになった。誰の仕業かと隠れて見ていると、見知らぬ娘が現れた。漁師はこの娘と所帯を持つが、すぐに娘が魚の化身であることを知る。子どもも生まれ、仲むつまじく暮らしていた漁師だが、世間から冷たい目で見られるうち、魚の女房がうとましくなり、悲しい別れの日がやってくる。『ほら吹き娘』ほら吹きで知られる男が、ほら話を聞かせた侍の怒りを買って、隣の町へ逃げて行く。だが男はそこで、またほら吹きの虫が起きてきて、通りすがりの家を訪ねた。中にいたのは若い娘。男がほら話を聞かせようと、家人の行方を聞いたところ、この娘こそ、とんでもないほら吹き娘だった。黙って聞いておれば、次から次へと出て来る出て来る大ぼら。さすがのほら吹き男も、とうとうしっぽを巻いて逃げ出すのだった…。『熊と狐』腹をすかせた熊と狐が、飢えをしのごうと畑に種をまくことにした。狐は熊を口車に乗せて働かせ、自分は楽して、できた野菜のうまいところだけを持ち帰った。がっかりする熊を、狐はもう一度だまして、果物のうまいところをさらっていく。おとなしい熊も、三たびだまされた時、堪忍袋の緒が切れた。熊は狐を懲らしめてやろうと、「今まで食べたことないほどうまいもの」を手に入れる方法を教えてやるとおびき出した。『和尚と小僧の川渡り』なんでも正直にと、小僧に言い聞かせている和尚さん。そんな和尚さんなのに、お寺に届いた生臭物の鮎を、「これは剃刀だ」と言い繕ってしまう。ある日、小僧を連れて、法事に出かける和尚さん。ざぶざぶ川を渡っていると、小さな魚がたくさん泳いでいます。「和尚さん、剃刀がたくさん泳いでます。足が切れたらどうしよう」小僧さんに言われた和尚さんは…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第五巻 ぶんぶく茶釜編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第五巻 ぶんぶく茶釜編
    厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー400ページ6作品収録】『ぶんぶく茶釜』貧しい男が罠にかかったタヌキを助けてやった。その夜、タヌキは男の家を訪ねてきて、「耳寄りな話がある」と言い出した。それは、茶釜に化けたタヌキを、男がお寺に売ってひと儲けしようという企みだった。男はしぶしぶタヌキの言うとおりに和尚さんに売りつけるが、ひょんなことから、タヌキはやけどをして逃げ帰る。男は後悔するが、おどけるタヌキを見て、この芸を町の人々に見せてやろうと思い立つ。『しっぺい太郎』旅する僧侶が、ある村で娘を人身御供に差し出さねばならぬと嘆く一家に会う。村では毎年、山の社に住む魔物に娘を捧げていた。魔物の正体を調べに出かけた僧侶は、魔物が「しっぺい太郎」を恐れていることを探り出す。僧侶はしっぺい太郎を連れて戻ると約束して村を出る。しっぺい太郎が見つからぬまま、娘が山へ入る日は、刻一刻と迫ってきた。僧侶がやっと探し当てたしっぺい太郎とは、なんと一匹の犬だった…。『天にのぼった息子』とうとう勘当された怠け者の男。仕方ないので、牛蒡抜きの仕事につく。ところがある日、抜けない牛蒡を力いっぱい引っ張ると、ぴゅ~っと飛ばされて、桶屋に落ちた。そこで桶屋に奉公し、働いていると、今度は、桶のたがに弾かれてまたぴゅ~と飛ばされる。落ちた傘屋に奉公すると、風に乗った傘とともに、男はとうとう天に上ってしまった。そこで出会ったのは、なんと雷さまだった。『三年寝たろう』寝てばっかりの怠け者の男についたあだ名が三年寝太郎。ところが、ひどい干ばつにおそわれた年、寝太郎がむっくりと起き上がった…。『最後の嘘』ケチと大嘘つきで知られた婆さんが、病気で倒れた。ふだん付き合いのない三人の息子が集まった時、「お前たちにはたくわえを残した」と言いだして大騒動が始まった―― 。『和尚と小僧のかみがない』道端でおしっこのしたくなった小僧さんは、和尚さまから、「神さまの宿る場所だから」となかなか許してもらえない。ガマンも限界の小僧さんがやっと見つけたところとは?※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第六巻 こぶとり爺さん編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第六巻 こぶとり爺さん編
    厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー453ページ6作品収録】『こぶとり爺さん』右のほっぺたにこぶのあるお爺さんは、ある夜、山の中で鬼たちの宴会に出会った。鬼たちにそそのかされ、恐るおそる鬼たちの前で踊りを踊るお爺さん。面白い踊りに、鬼たちは大喜び。お礼にと、ほっぺたのこぶを取ってくれる。さて、それを聞いた、もう一人の、左のほっぺたにこぶのあるお爺さん。自分もこぶを取ってもらおうと山に出かけゆく。やがて、鬼たちがやってくるのだが…。『闇夜にカラス』「名人」と呼ばれた絵描きが、絵の心得のない男を仕事場に招き、絵描きの仕事を披露する。男は初めて見る名人の筆さばきに、目を奪われたかのように見入った。ところがこの男、仕上がった絵を見て難癖をつけ始めた。おこった名人、「そんなら自分で描いてみろ」とまったくの素人に食ってかかる。覚悟を決めた男は、たっぷり墨をすって、生まれて初めて絵筆を握った。名人を仰天させたその男の描いた絵とは――。『うれし、めでたや、ありがたや』年寄り夫婦に、諦めていた子どもが授かり、村中が知恵を絞ってこの上なくいい名前が付けられる。ところが続いて二人目、三人目が授かる。村人はより良い名前を思いつくのか。『食わず女房』けちんぼの男のところにやってきたのは、なにも食べない女房。これはいいと思っていたのだが、ある日、台所を覗いてみると…。『ふるやのもり』おじいさんとおばあさんの家に忍びこんだ盗人と狼が聞いたのは、「この世で一番恐ろしいものはふるやのもり」って言葉。ふるやのもりって、どんなやつなの?『和尚と小僧のぷ~ぷ~ばたばた』お寺の小僧さんたちが布団に入ると、どこからかぷ~ぷ~ぱたぱたという音が。なんの音かと見にゆくと、和尚さんがお餅を食べていたのです。あ~食べたいなあ。知恵を絞った小僧さんたちは、名前を変えてもらうことにしました。それも、ぷ~ぷ~とぱたぱたですって。さて、その夜。和尚さんが、焼けたお餅をぷ~ぷ~と吹き、ぱたぱたとたたいていると…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第七巻 わらしべ長者編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第七巻 わらしべ長者編
    厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー393ページ5作品収録】『わらしべ長者』「ここを出て、初めにつかんだ物を持って、西に行け」と観音さまにお告げを受けた男は、お寺の階段で転んで、一本のわらしべをつかんだのだが…。『金をひろったら』一文無しの旅の男二人が歩いてゆくと、盗人に身ぐるみはがれた男と出会う。三人になった一文無しの男たち、金でも落ちていないかなあ。もしも大金を拾ったらどうすると話し始める。そのうちに、お前はケチだ、お前こそごうつくばりだと、拾ってもいない金のために、つかみ合いの喧嘩になってしまう。そこへやってきたのが、これまた金のない、止め男の浪人者。さて、その結末は?『運のよいにわか侍』ふとしたことから侍の着物を手に入れた若者が、町の剣道場に師範代として迎えられる。剣術の心得などなかったが、持ち前の運の良さで、誤解が誤解を呼び、いつしか周囲の者は、若者を武道の達人だと思い込む。こうして、次から次へと幸運が舞い込んでくる。すると道場内にそれをねたむ者が現れ、若者は、さわったこともない銃の腕前を見せなければならなくなる。破れかぶれで撃った銃の一発はとんでもない方へ向かって行った。『海幸彦と山幸彦』高天原の神さまの一族に、山幸彦と海幸彦という兄弟がいた。ある日、狩りと釣り、二人の仕事を一日だけ取り替えることにした。兄の釣り針を借りて、海辺で釣りをする海幸彦。ところが、魚に食いちぎられ、釣り針をなくしてしまう。釣り針をなくされた兄の怒りは収まらない。海幸彦が途方に暮れていると、一人の老人があらわれ、駕籠のような小さな舟をくれた。舟に乗り、海へ出ると、やがて、御殿が…。『閻魔さまの失敗』地獄の入り口・三途の川で、神主さんと軽業師と医者が出逢う。だが、正直者のこの三人 、地獄へ堕ちた理由が思い当たらない。閻魔さまに尋ねてみると、どうやら地獄へ来たのは手違いだったことがわかる。けれど、口の利き方が悪いとおこった閻魔さまは、三人を釜ゆでの刑にする。男たちは智恵と力を合わせ、閻魔さまの繰り出す危機また危機を乗り越えて、まんまとシャバへ 戻っていくのだった。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第八巻 かぐや姫編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第八巻 かぐや姫編
    厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー353ページ5作品収録】『かぐや姫』ある日、竹取のお爺さんが、竹を取りに行くと、根元の光っている竹が。切ってみると、そこには小さくて、可愛らしい女の子が座っていたのです。輝くばかりだからと[かぐや姫]と名付けられた女の子は、やがて、美しい娘となります。その噂は、都にまで届くほど。かぐや姫を嫁にと、立派な若者が次々と名乗りを上げますが、やがて、かぐや姫は、月を見ては、毎夜、泣いてしまうようになり…。『天の羽衣』若者が、松林で見つけたのは、天女の羽衣だった。天女の美しさに心を奪われた若者は、手にした羽衣を、腰のびくに隠してしまった…。『そそうの相九郎』相九郎は、とんでもない慌て者。「あんた、今日、町で…」と聞けば、「よっしゃ」と用もないのに町へ走ってゆく。そんなやつ。その日も、仕事に出るのに、弁当のつもりで枕を持って飛び出した。昼になってやっと気づいた相九郎、女房に文句を言おうと走りこんだ家は…。慌て者が巻き起こすとんでもない騒動。話はちゃんとしまいまで聞いてね。『鬼の妹』「妹が吸血鬼になってしまった!」驚いた兄は両親に相談するが、信じてもらえず家を追い出されてしまう。助けた虎と旅をしていた兄は、故郷に残した両親と妹が心配でたまらず、意を決して様子を見に帰っていく。故郷の村では、村人も両親の姿もなく、妹の留守をみはからって家に帰った兄は、ネズミに姿を変えられた両親に恐ろしい秘密を聞くが、そこへ妹が帰ってくる…。『水の神の文使い』旅の男に声をかけたのは、なんと湖に浮かぶように立つ水神だった。驚く男に、水神は手紙を届けてくれと頼む。言われたとおりに、山奥の沼に向かう男。すると、陰陽師が声をかけてきた。手紙を見せると、沼に待つのは魔物で、お前を食うつもりだと言う。陰陽師は男の目の前で手紙を書き換え、沼に届けろと言う。果たして、男を待っているのは…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第九巻 織姫と彦星編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第九巻 織姫と彦星編
    厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー383ページ5作品収録】『織姫と彦星』天帝のひとり娘・織姫は、機を織るのがじょうずな、美しい娘でした。その婿にと、天帝が選んだのは、働き者の牛飼い・彦星という若者でした。夫婦となった織り姫と彦星は、とてもとても幸せでした。天の川の岸辺を歩いたり、お花を摘みに行ったり、仕事のことも忘れて、楽しんでいました。ところが、そのために、新しい布はなく、牛もやせこけ、みなが困り果ててしまったのです。怒った天帝は…。『こんにゃく問答』旅のお坊さんから、問答をと願われた和尚さん。実は、問答なんてできない。そこで、碁打ち仲間のこんにゃく屋に内裏を頼んだ。『絵姿女房』うだつの上がらない男の家に、見たこともない美しい女がやってきて、女房となった。やがて女の絵姿を見た殿さまは、城に連れてゆくのだが…。『いもころがし』長者さまのお祝いの席に、村の人たちもお呼ばれすることになった。ところが、村の人たちは誰も、行儀作法というものを知らない。そこで、お寺の和尚さんに相談すると、なんでも自分のマネをすればよいと言う。さて、当日。祝いの席に並んだ村の人たち。和尚さんが箸を取れば、箸を取る。なんでも和尚さんと同じように。ところが、和尚さんが、お芋を取り損ねて、ころころ転がしてしまった…。『河童が出てきた日』旅の商人は野宿した夜、山の神と水の神が語り合うのを聞いた。それは、生まれてくるわが子の話で、十二歳なる日に河童に出逢い、水の中に引き込まれてしまうというのだった。両親はせがれを失いたくない一心で、水の神を拝み続けた。その夜、夢で聞いたお告げは、子どものためにたくさんのダンゴを作るということだった。運命の日、何も知らないせがれは川で河童に出逢った…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
  • 【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第十巻 厠のかみさま編
    【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第十巻 厠のかみさま編
    厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー353ページ5作品収録】『厠のかみさま』昔むかし、家の守り神になった七福神が、担当を決めるために、寄り合いを開くことに。弁天さまはおお張り切り。世話役の大黒さまの家に行ってみると…。『まんじゅうこわい』世の中に恐いものなどなんにもない。胸を張って、言い張る一人の若者。これにはまわりもうんざりしちゃった。ところが、まんじゅう屋が近づくと、この若者、青い顔でぶるぶる震えだした。なんとまんじゅうが恐いのだという。とうとう物置にまで隠れてしまった。そんなにまんじゅうが恐いのか。それなら、まんじゅうでもっと怖がらせてやろう。買ってきたまんじゅうをそっと物置に入れてやると…。『ねずみのすもう』貧しいお爺さんが山へ柴かりに行くと、二匹のねずみがすもうをとっています。よく見ると、お爺さんの家のねずみと長者さんの家のねずみです。やせたお爺さんの家のねずみは負けてばかり。そこでお爺さんは、お婆さんに頼んで、餅をつき、ねずみの穴に置いておきます。さてその翌日、お爺さんが、お婆さんといっしょに山へ行ってみると、やっぱり二匹のねずみがおすもうを…。さて、どちらが勝つのかな。『オンバの皮』うっかりつぶやいた願い事を、沼の主大ヘビに聞かれてしまった長者は、はからずも願いをかなえられ、自慢の三人娘のうち一人を嫁がせねばならなくなった。親孝行の三番娘は、父のため大ヘビの嫁になろうとするが、池から現れた蛙の婆さんに知恵を借りて見事大ヘビを退治する。三番娘は蛙の婆さんから授かったオンバの皮で、婆さんに姿を変えると、父と姉たちの幸せを願って一人旅に出るのだが…。『髪そり狐』とある村の近くの峠に、おとん狐と呼ばれる狐が出没した。この狐、人々をだまして髪の毛を剃り落とすことで知られていた。話を聞いた二人の若者が、村人が止めるのも聞かず、おとん狐退治に名乗りを上げる。おとん狐を待ち伏せして、後を追った二人組は、若い女に化けたおとん狐が、老夫婦を騙して反物を売りつけるのを見て、止めに入る。ところが、老夫婦が若者の言うことに耳を貸さず、話は意外な方に転がっていく…。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。
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