ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】
あらすじ
怪談──それは夜の巷に潜む、報われぬモノの物語。不浄の魂を浄化する異能の怪談作家と、その弟子による怪異譚スタート!\n地方から大学受験のために上京した鳥居狭は、予備校を辞め、アルバイトをしながらネットカフェを点々としていた。この日も夜勤明けで街をうろついていた狭は、たまたま目に入った寄席に立ち寄った。弁当を食い、うとうとしていると、舞台ではベテラン噺家によって「怪談」が披露されはじめる。気が付くと「怪談」で語られた幽霊が狭の前に現れ??。\n実話怪談を異能の技で蒐集し、補完。怪談として世に放つことで浄化する怪談のゴーストライター・石神井包とその弟子・鳥居狭による怪異解放の物語が始まる!
配信中作品一覧
- ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談みっつ目「隧道の泣き骸骨」12
73円
甕沼に浮上した亀の背に乗るべく、水に足を踏み入れた狭(はざま)。\nその行く手を風祭(かざまつり)を阻む。「甕沼の主の背に乗っても現世には帰れない」と告げる風祭。「この常世の国のどこかに、現世に最も近い、場所があるはず」と言う石神井(しゃくじい)に対し、何かに気付いた狭。\nそんな中、四度狭はあの女の白昼夢を見る……。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談みっつ目「隧道の泣き骸骨」13
73円
ついに目の前に現れた亀比売に魅入られる狭(はざま)。\nそのとき、石神井(しゃくじい)は自らの左肩に巣くう「天人の白狐」を放ち、亀比売の真実の姿を暴く。\n現世の甕沼トンネルで見た風祭同様、骸骨となり崩れた亀比売と、風祭を常世の国に残し、石神井は狭が「おしら様」の声が聞いた、とある場所から暗闇の奈落に身を投じ……。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談みっつ目「隧道の泣き骸骨」14
73円
ひとり甕沼の主の元に残り、神隠しの四つ身を纏った童女の行方を聞いた石神井(しゃくじい)が合流し、常世の国で狭(はざま)が「おしら様」の声を聞いた「稚蚕室」の闇に身を投じた刹那、狭の脳裏をとある夢が支配する。\nそれは、かつてこの国のどこにでもあった、農村で理不尽に虐げられる、女性の最期の夜の物語だった。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談みっつ目「隧道の泣き骸骨」15
73円
狭(はざま)が見た夢は現実になる……。そしてまた、それは現実だった事象なのかもしれない。\n枯れた沼があった場所……。亀比売……かつて須永久子(すなが ひさこ)だった女の最期の夜の記憶とともに、深い闇に沈んでいった狭と石神井(しゃくじい)は、彼らが甕沼トンネルに向かってから二週間後の現世に帰って来ていたーー。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談みっつ目「隧道の泣き骸骨」16
73円
現世に帰った夜、若桜文(わかさ ふみ)が手配していたホテルに滞在していた狭(はざま)は、久し振りの風呂で羽根を伸ばしていた。なぜかイライラしている文と、フロントで何やら女将と話し込んでいる石神井(しゃくじい)。\nそして、石神井は、今やどこだったのかも分からない地図から消えた枯れた甕沼に向かう。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談よっつ目「日波人形 No.2」1
73円
甕沼隧道において常世の国、即ちあの世への怪異体験をした、ゴーストライターの弟子・鳥居狭(とりい はざま)は、ふたたび、日常に戻り警備員のバイトおわりに、師匠の石神井包(しゃくじい くるむ)から呼び出しメッセージを受けとる。\n一方、都内の某私立小中一貫校に初老の夫婦が現れ……。\n四度、怪談は現れ……進化する。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談よっつ目「日波人形 No.2」2
73円
警備員のアルバイトで夜間道路工事の交差点での歩行者誘導中、フードを被った女から何かを囁かれた狭(はざま)。\nその仕事終わりの朝、師匠の石神井(しゃくじい)から呼び出されたのは、警視庁本庁舎だった。\nとある人物を訪ねるように言われた狭だったが、なぜか警備の警官たちに囲まれ……。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談よっつ目「日波人形 No.2」3
73円
狭(はざま)が訊ねた警視庁の漆師(うるし)は、「もののけ」に関わる事案を扱う「環境・その他安全対策室」の課長だった。\nそして、石神井(しゃくじい)と合流して参加した会議室では、都内の某私立小中一貫校を訪れた初老の夫婦が自殺した「日波人形 No.2 連続自殺教唆事件」の捜査会議が行われていた。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談よっつ目「日波人形 No.2」4
73円
関わった人間が不審な死を遂げるという「日波人形 No.2 連続自殺教唆事件」の捜査本部に外部コンサルとして携わる石神井(しゃくじい)と巻き込まれた狭(はざま)。\n捜査会議から狭が知ったのはその恐るべき致死率だった。\nNo.2が最後に持ち込まれたであろうマンションで死と隣り合わせの捜査が始まり……。 - ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】 怪談よっつ目「日波人形 No.2」5
73円
マンション、グラスランド・ウエストにて、生活安全特別捜査隊によって「日波人形 No.2 連続自殺教唆事件」の生死を賭けた捜査が始まった頃、外部コンサルの石神井(しゃくじい)は狭(はざま)と捜査員の犬伏を伴い、中央高速を山梨方面に車を走らせていた。\n事件の鍵を握るものに会うために……。
- ジャンル
- 掲載雑誌
- 出版社