女帝
倉科遼/ワケイッサク(画)
全24巻
完結
あらすじ
立花彩香は熊本で暮らす普通の女子高生。スナックを営む母親と2人、母子家庭だったが平凡ながらも幸せな日常を送っていた。しかし初恋相手の裏切りにより人生が一変する。そして、その裏切りを金と権力の力で無かったことにしようとする男たち…。時を同じくして母を病で亡くした彩香は、高校を退学すると熊本を離れ、水商売の世界に身を投じると、男社会への復讐を誓う。金も権力も持たない彩香が、女という武器を使い、男の上に君臨する“女帝”を目指す。
配信中作品一覧
- 女帝(21)
440円
復帰した彩香を待っていたのは、若手ホステスと古参ホステスの対立だった。そして、その隙を狙って、クラブ「彩香」の足を引っ張ろうとする存在も…。彩香にとって“ママ”として最初の試練が訪れる。一方、大翔の息子・賢吾は、後々の三代目襲名を意識し、大きな手柄を立てようと焦っていた。そんな賢吾の目に留まったのは、直人が東京での橋頭堡として六本木に開いたクラブ「ルージュ」だった。賢吾の動きは東西の大組織に波紋を生み…。 - 女帝(22)
440円
賢吾による東西の衝突は回避されたかに見えた。そんな折、クラブ「彩香」のベテランホステス・由紀は信じた男・早瀬の裏切りを知り自殺してしまう。由紀の葬式の席に現れた早瀬に怒りをぶつける彩香。そして早瀬を殴る賢吾。しかし、この一撃がくすぶっていた東西の衝突の引き金となる。公衆の面前で殴られた早瀬は賢吾への怒りを募らせる。復讐の機会を伺う早瀬は、同じく菱和会への復讐を狙う塚原と出会う。二人の策謀により東西の二大暴力団組織は抗争への道を歩み始める…。 - 女帝(23)
440円
大翔組と菱和会の抗争は日増しに大きくなっていき、賢吾は大翔組のヒットマンとして伊達の命を狙い大阪へと向かう。そのことを知った彩香も大阪へと向かう。抗争を止める手立てが見出せない彩香だったが、事件の真相を入手した薫からの連絡を受ける。全容を知った彩香は大翔組と菱和会と並ぶ京都五条烏丸会・会長の篠原に仲裁を依頼する。しかし、賢吾の銃口は既に直人を捉えていた…。日本の極道界を揺さぶる抗争の果てに彩香を待つものとは…。 - 女帝(24)
440円
銀座の女の次のステージとして小料理屋「立花」を経営している彩香だったが、老後の働く場所と介護を目的とした旅館の経営を計画する。話はトントン拍子に進み、最後の問題は融資の保証人…それを父・尾上が申し出る。尾上の気持ちに感謝する彩香だったが、これが国会を巻き込み、日本全土を震撼させる大きな社会問題へと発展してしまう。男社会への復讐を誓い“女帝”を目指して夜の世界に足を踏み入れた少女の戦いの結末は…。最終話のその後を描いた「女帝外伝」3話も収録。
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