あらすじ

欲望渦巻くテレビ界。その片隅で倒産寸前の芸能事務所に、ひとりの謎の女が現れた。彼女の名は天宮詩織。北海道のFM局でアナウンサーをしていたが、テレビの世界で実力を試したいと考えて上京し、事務所社長の鯨岡平助と会う。だが、かつてはアイドルを多数輩出し、芸能界で敏腕を発揮した鯨岡も、今は所属タレントに見放され、借金取りに追われていて…。

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  • 電波の城 17
    電波の城 17
    意外な人物たちの活躍で、立花哲人が取材した人物は偽者と判明し、一気に形勢を逆転させることができた詩織。結果、番組を降板となった立花は、彼の人生の転換期の舞台となった旧レムリア村に向かいます。番組は迷走、生き残りを模索する詩織は急遽、谷口にアプローチ。彼を密かに想う児島の横やりも入り、恋の三角関係も先行き不透明!事件の渦中に巻き込まれた詩織は、果たして試練を乗り越えられるか…
  • 電波の城 18
    電波の城 18
    立花の自殺でテレビ局内は揺れます。父、理一の病状悪化と、次から次へと畳みかけてくる圧力に、ついに詩織は放心状態となります! 彼を必死に看病をするその献身さは、かつて彼女が非行に走った中学生時代、ある事件が起こったことに機縁していたことが分かります。理一が教団から逃れてきた詩織を引き受けたことも、その事件の日と無関係ではありませんでした。 業界で頂点を目指す彼女にとっても、その存在があまりにも大きすぎる理一。その秘密が今、明かされます!
  • 電波の城 19
    電波の城 19
    理一の入院する病院に谷口を呼び寄せた詩織は、彼に立花が残した遺言を打ち明け、捜査の協力を求めます。彼はキーとなるレムリア教団の集団自殺事件前夜に撮影されたビデオを探すため、当日の烏丸社長の足取りを追い始めることになります。一方、番組に復帰した詩織は、生放送の総務大臣のインタビューをうまくまわして高視聴率を獲得、本格的な復帰を華々しく飾ります。プライベートでも谷口と急接近し、公私ともに絶好調な彼女ですが、彼女の見えないところで不穏な影が着々と忍び寄ってきます・・・・・・
  • 電波の城 20
    電波の城 20
    ある日、詩織の前に現れたのはフリージャーナリストの三隅。父娘の過去を調べ尽くした彼は、全てを本にして世に問いたいと彼女の前で宣言をします。そして同時に彼と谷口が実は旧知の仲だということも知り、彼女は愕然とします。一方、理一の病状は悪化、「Xデー」が着々と差し迫ります。彼が今のような身体になったのは、あの日起こった事件、詩織の高校時代に起こった「ある事件」が原因でした。運命共同体である父娘。ふたりが歩むは修羅の道、それ以外はありえないのか……詩織はふたりの運命を変えるべく、ひとつの決断をします。
  • 電波の城 21
    電波の城 21
    詩織は、自らの地位を脅かす存在であったフリージャーナリストの三隅を遂に排除する決断をします。そしてその大きな憂いを拭いさった後は、彼女はついにニュース番組“EX”のメインキャスターへ就任します。ただし、念願であったキャスターの頂点に立てたそのとき、父である理一の容態は悪化し、彼は帰らぬ人となります。父を失った詩織のもとに恋人である谷口が参上し、ふたりは悲しみの時刻を共有します。しかし彼は、師として仰いでいた三隅を、本当は誰に殺されたかはこの時点では露とも知りませんでした。一方、多額の借金を抱え、指名手配中となった仁科がある日、詩織の前に突如、現れます。詩織の裏の顔を知る男、仁科の目的は果たして…
  • 電波の城 22
    電波の城 22
    亡き立花哲人が封印した取材ビデオに、レムリア教団崩壊の真相が隠されている……恋人の詩織に頼まれて、ビデオの捜索を始めた谷口ハジメは、記者独特の嗅覚で、その在処をつきとめます。一方、詩織は立花の盟友であった中央テレビ局の烏丸社長と縁深い、ある女の存在に気づきます。谷口と共通の目的をもち、恋も仕事も全て順調だった詩織。しかしそんな生活にいつしか陰りが見え始めます。自分の冠番組が丸の内テレビの裏番組に視聴率が追いつかれ、苦戦を強いられます。それは、新しい舞台に舵を切ろうとするスーパージャーナリスト・本城律子からの挑戦状でした。そしてある日、退路を断たれて窮鼠となった仁科は、最後の力を振り絞って手紙を谷口に送ります。そのメッセージを谷口が受け取ったとき、この物語は終焉へと向かい始めるのです……
  • 電波の城 23
    電波の城 23
    仁科の地獄からのメッセージにより、天宮詩織の過去を知ってしまった谷口は呆然とします。詩織の恋敵・児島君子はさらに追い打ちをかけるように、詩織が三隅が死亡した事件に関わっていることを彼に告げます。そして深夜、何も知らずに谷口の家を訪れた詩織の目に、とんでもない光景が飛び込んできます―――――― 国営放送で記者をしていた父の意志をつぎ、テレビ業界に飛び込んだ詩織は、数々の困難を乗り越えて人気キャスターの座まで登り詰めました。三隅の事件が契機で追いこまれた彼女が、「まだやり残したことがある」と谷口に告げて向かった先は―――――― 電波の闇を暴く物語、堂々完結です!
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レビュー・口コミ(3件) 一覧へ

  • おもしろいです
    4点
    ケルビンさん
  • イラストがきれいで、ストーリーも面白かったです。オススメです。
    3点
    ロブロイさん

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