アンメット
あらすじ
脳疾患が招く麻痺、記憶障害、失語症――。脳外科医が診るのは、脳ではなく人生。元・脳外科医が書く超本格医療ドラマ!/日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。アメリカの病院から郊外の主幹病院にやってきた三瓶友治は空気を読まない。それは、少しの遅れが人生を左右する脳外科医ならではのふるまいでもあった。「脳内血腫」「第4脳室腫瘍」「失語症」の症例を収録。
配信中作品一覧
- アンメット ーある脳外科医の日記ー(12)
759円
昭和40年、高度経済成長期の日本。かつて知能に障害を持つ子供は、「精神薄弱」と呼ばれていた――。日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。関東医大から准教授のポストを用意された星前は、自身の理想の医療をめぐり、葛藤する。そしてそれは、西島会長が丘陵セントラル病院に仕掛ける策謀の、最初の一手に過ぎなかった。一方で会長の暴走を止めるべく動きだした大迫教授。脳外科医としての地位にこだわる彼が目にしてきたのは、昭和の時代の障害者対策が抱えていた問題、その痛みだった。「Talk and Die症候群」「ptsd」「重症児」のエピソードを収録。 - アンメット ーある脳外科医の日記ー(13)
759円
過去に引き起こされた数々の交通事故――。後遺症のある脳疾患患者に自動車運転は許されるのか?日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。大迫教授の証言もあり、辞任を余儀なくされた西島会長。丘陵セントラル病院ではミヤビが実績を認められる形で看護補助業務を卒業し、脳外科に専念することに。さらには脳外科を救急部から独立させ、新たに脳外科部長を定めようとしていた。そこに加わったのは作業療法士の今市太郎。以前から今市を知る言語聴覚士の五十嵐は、治療方針をめぐって次第に彼との対立を深めていく。「エンパワーメント」「運転再開」のエピソードを収録。※他作品の試し読みが巻末に収録されておりますが、本作の収録ボリュームや価格に影響はございません。 - アンメット ーある脳外科医の日記ー(14)
759円
記憶障害を抱える脳外科医が、医者としての自身を取り戻す。日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。自分の意図とは無関係に手が動いてしまう患者は長い間、他人からの疑いの目にさらされてきた。時に無意識の認知バイアスが、人を追い詰めていく。そして存在しないはずの手足が痛む幻肢痛に苦しみ、生きる目的を失った男は、やっかいな同室の患者に悩まされる。一方でミヤビは脳外科医として患者に寄り添う日々のなかで、婚約者である三瓶の頑なな態度に疑念を抱く。なぜ三瓶は執拗にミヤビを救おうとし、また、自分自身をないがしろにしてしまうのか。「エイリアンハンド」「幻肢痛」のエピソードを収録。 - アンメット ーある脳外科医の日記ー(15)
759円
記憶障害を抱える脳外科医が、医者としての自身を取り戻す。日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。非正規滞在を余儀なくされた外国人は、日本の医療サービスを十分に受けることができない。三瓶らが目のあたりにするのは社会に潜む障壁と、支援されることによって生きる力を失っていく人達。ささいな不注意が重なって起こる交通事故もまた、積み上げきた人生を一変させる。失ったものを補うように患者会の活動に傾倒していく被害者。一方で加害者は、贖うことのできない罪に苛まれていく。そしてミヤビを襲う、わずかな変化―――。「脳膿瘍」「びまん性脳腫脹」のエピソードを収録。 - アンメット ーある脳外科医の日記ー(16)
759円
TVドラマ化で話題沸騰!!日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。交通事故で障害を負った子供を襲う、さらなる不運。自身を事故の当事者だと信じて患者会の活動に傾倒する母親は必死になるあまり、次第に孤立していく。一方でミヤビは、重度障害者である三瓶の兄がいる施設を訪れる。そこで直面するのは、健常者が自然と持ち合わせてしまっている偏りと、それによる壁だった。そして新センターオープンに向け動き出した丘陵セントラル病院には、新たな副院長兼脳外科部長が赴任してくる。「遷延性意識障害」「尊厳」「術中破裂」のエピソードを収録。 - アンメット ーある脳外科医の日記ー(17)
836円
TVドラマ化の話題作、堂々完結!!日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。自身を顧みることなく、懸命に患者を助けようとするミヤビ。三瓶の献身的な看病もむなしく、病状は悪化していく。しかし、本人は頑なに手術を拒む。一方で、丘陵セントラル病院を取り囲む地域医療構想は急速に進み、「最大多数の最大幸福」を掲げる新たな方針は、患者に寄り添ってきた三瓶を医療者として追い込んでいく。そして明らかになる、南アフリカでの二人の出会いの物語。全てが繋がる、最終巻。「術中破裂」「創発」「ブラックダイヤモンド」のエピソードを収録。
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