弐十手物語
あらすじ
丑寅の艮(うしとらのごん)の三畳にこもる怨気…? 何度も突き落とされそうになったという妻・おはまの訴えで、調べを進める飯伍だが、夫・松吉に動機はなし。おはまの住む三畳間に原因があるのか? 呪いや祟りを相手に大岡の裁きは…?
配信中作品一覧
- 弐十手物語21 十二間々口
440円
南町奉行所が非番のとき、女の溺死体に出くわした鶴次郎。北町奉行所の同心・東金の検分を手助けした鶴次郎は、尼僧に見せかけられた死体の謎を解くため、一晩、仏と一緒に寝かせてくれと申し出る…。 - 弐十手物語22 鐘を叩いた女
440円
船底に潜って難を逃れた鶴次郎とかもめ。かもめの父親は、金や自分の身を守るためなら、娘さえも殺そうとする極悪人・海猫の三次。かもめの心を救うために、加勢も呼ばず三次一味の襲撃を待つ鶴次郎だが…。 - 弐十手物語23 泣き縄結び
440円
女郎と心中した直参・藤枝の信念を無駄にしない為に、事件を闇に葬ろうとする幕府に歯向かう鶴次郎。遂には幕府は鬼輪番まで差し向けてきた!手詰まりになった鶴次郎が、最後に思いついた妙案とは…? - 弐十手物語24 百虎
440円
風邪を引いて寝込んだ鶴次郎。すると摺吉からその事を聞いた女達が、続々と見舞いに訪れた。自分と同じタイプの男だった、かつての筆頭同心・柄見の寂しい死に様が気になって落ち着かない鶴次郎は、自分が実は女達を不幸にしているのではないかと悩む…。 - 弐十手物語25 十面清吉
440円
役人を翻弄させて、夜の大江戸を騒がせた「百虎」。その正体は、若くして主人に死なれ寂しく歳を重ねてきた武家の後家たちだった。鶴次郎に全てを打ち明け、闇に消えて行こうとする彼女たち。どうすればいいのか悩んだ鶴次郎は…? - 弐十手物語26 哀炬燵
440円
顔を自在に変えられるために、決め手となる証人がいない盗人・十面清吉。鶴次郎は同じ牢に入って、清吉に飢餓勝負を挑むが、先に音を上げてしまった。しかし、そのみっともなさが、清吉の心の琴線に触れる…。 - 弐十手物語27 一人鶴
440円
火の見やぐらに登って、降りられなくなった猫。誰も助けようとしない中、一人猫を助け降ろそうと、火の見やぐらに登った鶴次郎。しかし猫は用心して、鶴次郎に寄り付こうとしなかった。ところが下では、猫の飼い主である大店の夫婦が現われ、助けてくれれば20両出すと言ったために大騒ぎに…。 - 弐十手物語28 涙証人
440円
ゆすりたかりが常習の「今戸のくも十」が、夜鷹に扮した男に殺された。犯人は地獄人形と呼ばれる殺し人一味。結城屋のお千代が殺害現場を目撃したらしいのだが、お千代は頑として否定した。実はお千代は結納を控えており、母親が夜鷹をしている事を知られてはまずかったのだ。 - 弐十手物語29 鶴夢旅
440円
札差の女将・清良井(きよい)をめぐって、柳生新蔭流目録の大久保と果し合いする事になった鶴次郎。全く勝ち目の無い相手に、鶴次郎は相打ち狙いの突きで立ち向かう。その決闘の只中に、清良井が飛び込んできて…。 - 弐十手物語30 花は見ず
440円
解いた自分の髪の毛で、鶴次郎を絞め殺そうとするお角。だが鶴次郎は抵抗せず、大津屋を殺した訳を問い質した。愛ゆえに、愛が憎しみに変わった故に殺したのではないかと…。鶴次郎の心に触れたお角は、素直に縛につくが……。
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レビュー・口コミ(1件) 一覧へ
- 当時の同心の地位や懐具合が良く分かります。
江戸の風俗や出来事も詳しく描かれており「弐十手物語」を読むだけで江戸通に
なれます。
作品の中にはたくさんの女性キャラが登場しますが、私はくの一くらまが、強く
て健気で一番好きです。
しかし定次郎、もて過ぎですね。いくらなんでも身体が持たないのでは?