あらすじ
その人だけの服、一生添い遂げられる洋服を作り続ける。そんな市江の服に魅せられた藤井は、自分の勤める百貨店で市江の服をブランド化しないかともちかけるが……。微妙な距離感を保ちながら関わる二人と、服にまつわる人々の思いを描き出す、優しい優しい物語、開幕――。
配信中作品一覧
- 繕い裁つ人 プチキス(21)
198円
「ステキ」なものは何でも欲しがり、欲しいものは必ず手に入れる、お洒落マダム・広田。ひょんなことから彼女が南洋裁店に興味をもち、市江に仕立てを依頼するが… - 繕い裁つ人 プチキス(22)
198円
広田の娘・まなみは母親から与えられる高級な品々を身に着けて育ってきたが、その分自分の欲しいものがないように感じていた。同級生といても、自分が身に着けているものの高価さに引け目を感じてしまう。そんなまなみが南洋裁店を訪れ…。 - 繕い裁つ人 プチキス(23)
198円
調査会社でアルバイトをしている京子。彼女の楽しみは、牧のお店に飾られた市江のドレスを眺めることだった。経済的な面でも、着こなしの面でも、自分には買えないと諦めていた京子だったが…。 - 繕い裁つ人 プチキス(24)
198円
丸福百貨店での橋本洋裁教室が終了することに。それを聞いて橋本のもとを訪れた市江は、教室は橋本自身の店で小規模に続けていくと聞いて安心する。しかし橋本の口から衝撃の言葉が…。 - 繕い裁つ人 プチキス(25)
198円
フランスへの異動が正式に決定した藤井。淡々と静かに準備を続けている日々だ。一方でそれを聞いた市江は、ある服を仕立てることを決意していた――。 - 繕い裁つ人 プチキス(26)
198円
直子たちの通う高校の先生・畑中が南洋裁店を訪れた。教師を辞め、町を離れる彼女が仕立てたいというのは、真っ黒なフォーマルワンピース――。 - 繕い裁つ人 プチキス(27)
198円
高校を卒業した直子たちのための服を仕立て上げた市江。そして今から仕上げようとしているのは、パリへ発つ藤井のためのチェスターコート。彼の出発の日が近づく――。 - 繕い裁つ人 プチキス(28)
198円
先代・志乃の妹、那津がアメリカから帰国した。現役タップダンサーとして本場で仕事をしている彼女だが、最近はあまりうまくいっていないらしい。そんな彼女が市江に伝えた言葉は…。 - 繕い裁つ人 プチキス(29)
198円
藤井からの手紙で、パリに行くことを少し考え始めた市江。そんな時、藤井のかつての上司・巽から、丸福百貨店でのブラックドレス展に参加してほしいという誘いが。年4回開催予定の催しに参加すれば、パリに行くことはできない。果たして市江の選択は……。服と、それが映し出す人の心を描く物語、完結――。 - 繕い裁つ人 プチキス(30)
198円
服にまつわる人々の思いを描き出す、優しい物語――。エピローグと、市江と藤井の秘密の約束を描く番外編を収録した最終巻。
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レビュー・口コミ(2件) 一覧へ
- 一枚一枚洋服を作って売って、生計を立てるのって難しいと思うけど、主人公の洋服に対する思いとか姿勢とかが素敵なので続きも読みたい作品です。5点
- 生き方として憧れます。
自分の腕一つで生きていくってどういうことなんだろう。4点