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とにかく読んでほしい??
30年近く前に読んだはずだけど、今読んでも川原ワールドいいです。

メイプル戦記の広岡監督の始まりの物語です。随所に笑えるポイントがあり、川原泉ワールド全開です。

かの有名な？メイプル戦記の主役、広岡監督が初めて野球監督となった記念すべき？作品です！（笑）九州の片田舎のひなびた高校で、物理教師に着任した広岡先生は、のほほんとした先生に乗せられるまま野球部の監督に…史上初？の女性監督として、なんと甲子園へ行ってしまった！「甲子園の空に笑え！」は、豆の木高校ナインが甲子園で戦って戦って笑う物語。「夢だね」と高柳監督も認めてました（笑）二人の因縁はここから始まった！高柳監督のファンにも、ぜひ読んでほしい作品です！

川原泉さんの「甲子園の空に笑え」は、表題作の他に「ゲートボール殺人事件」「銀のロマンティック、わはは」を含む3編が入っています。表題作の「甲子園～」は後に「メイプル戦記」という続編が出ていて、川原泉さんの代表作といえるかと思います。九州の小さな高校の生物教師である広岡先生が女性であるにも関わらず野球部の監督をすることになり、ドタバタしながら甲子園に出場していくのですが、広岡先生のキャラが秀逸です。マイペースでひょうひょうとしていて、女性的なところがあまりなく達観しています。川原作品に登場する女性はどこか性を超越した、生臭くないキャラが多いのですが、広岡先生はその最たるものだと思います。ほのぼのとしながらも、随所に見られる鋭い思想が心地よい川原ワールドが堪能できます。