すべてのレビュー・口コミ（6件）

どの作品もズッシリと読んだ後に残ります。もと先生の世界を堪能しました。

1話1話映画を見てるような濃さでした。1回読んだだけではちょっと設定を理解するのが難しい回もあるので繰り返しじっくり読みたいです。

表題作がやはりとても良かった。
私はスペースものや少年ものが得意ではないので、それ以外は微妙でした。

舞台 半神のもとになった話のほかにも、たくさん素敵な話が入っています。どの話も深いテーマがあり、少し難しいものも有りますが、それをマンガで描くことで、わかりやすくなっていると思います。

冒頭の半神は舞台化もされた奥の深い作品。にもかかわらずたった17ページ。萩尾望都さんが天才、神と言われる所以を世にしらしめる作品だと思う

『半神』は、さすが萩尾望都！とうなるような名作です。腰のあたりでくっついて生まれた双子の姉妹ユージーとユーシー。片方は頭が良いけどブス、もう片方は天使のように美しく育ちます。別個の人格を持った二人がくっついて生活するので、もちろんお互いを疎ましく思うこともあります。ですが、病気により二人が切り離されるときが…。私が高校の時演劇部で上演した、思い出深い作品です。萩尾作品はテーマが深くて、漫画の域を超えて私たちに問いかけてくるものがあります。是非、一人でも多くの人に読んでもらいたいです。