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篠原千絵の出世作ともいえる人気漫画『海の闇、月の影』。双子の姉妹・流風（ルカ）と流水（ルミ）が恐ろしいウイルスに感染したせいで超能力を手に入れてしまう。そこから、一人の男性を巡って双子が殺しあうというストーリー。絵はまだ完成途上ですが、ストーリー展開がよく考え込まれていて目が離せません。感動のラストまで是非読み切ってほしいです。

「海の闇、月の影」は、その中でもピカイチです。リアルタイムで読んだわけではなく（生まれていなかったので）、だいぶ大人になってから読みましたが、ちっとも古臭く感じませんでした。むしろ、ここまで壮大なスケールの漫画を見逃していた事に後悔です。これ、実写映画化するべき漫画じゃないの？選ばれなかった方の心の移り変わりは非常に同感できるもので、「この子が選ばれていたらどうなっていたのだろう」と、そちらが気になってしまうシーンが多々ありました。選ばれた方は相変わらずいい子ちゃんのままだし（笑）本格派ミステリーが好きな方も十分、満足できる内容です。

海の闇月の影は、仲良双子姉妹が同じ人を好きになってしまったことから不幸が始まります。仲間とキャンプに行きそこでウィルスに感染し、他の人が倒れていく中、双子だけが助かるのですが、失恋していて負の心を持っている双子の１人がウィルスによって残酷になってしまい、世界を巻き込んで壮大な姉妹けんかがはじまります。