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漫画原作って知らなかった。こっちもいいですね

舞台がいいです！

マンガを読み始めた頃に映画も観ましたが、マンガでは各キャラクターが細やかに描かれていて、色々なエピソードの詳細もより深く解ります。鎌倉の雰囲気が物語の細部から伝わりどこか懐かしく、またそれぞれのキャラクターに引き込まれるとても素敵な作品だと思います。

2015年夏に映画化される「海街diary」。鎌倉で暮らす4姉妹の成長を見守りながら、登場人物のそれぞれの世代の悩みに時には共感し、時には懐かしく感じながら読んでいます。一番好きなのは最初のすずちゃんを迎え入れる話。何度読んでも心が洗われるような、暖かい気分になります。特にシャチ姉の「子供であることを奪われた子供ほど悲しいモノはありません」というセリフはすごく衝撃的で心に残っています。

私が最新刊を心待ちにしている作品「海街diary」。鎌倉を舞台に、４人の姉妹・その周りの人々の生活が、とても優しい視点で描かれています。本来、重いテーマ（死や病気）の話もあるのですが、作者の吉田秋生の描き方がとても温かいのです。登場人物一人一人に、寄り添って描かれているのです、良いことも悪いことも。「BANANA FISH」のようなバイオレンス作品も多い作者ですが、ヒューマンドラマを描くのが本当に上手な作家さんだなあ、と心から思います。幅広い年齢層の魅力的な登場人物が出てくるので、歳と共に、共感する人物が変わっていくのも面白いですね。仕事で悩む人も、育児で悩む人も、介護で悩む人も、女性なら共感できる作品だと思います。