すべてのレビュー・口コミ(25件)
百姓貴族
4.6
- 百姓貴族は読んでそのままお百姓さん、つまり農家さんのエッセイ漫画になります。鋼の錬金術士を読んでいた方にはちょっとジャンルが違いすぎてビックリするかもしれませんが作者の荒川弘さんはご実家が農業をやっておられまして、その実録漫画なんです。農家ならではの裏話、ギャグチックにまとめられた内容は読んでいて笑ってしまうこと間違いなしです。でもエピソードによっては難産の末産まれたけども立ち上がることのできない牛をどうするか…と、いう深い内容についても触れられています。銀の匙と一緒にぜひご一読を!
2015/05/31
- 農家の漫画って珍しいなと思い購入。北海道の実家が農家で自身7年間農業に従事していた作者が農家の現実、苦悩、楽しさを面白く書かれています。私の実家も田舎で農家が多かったですが、北海道の農家はスケールが違いダイナミックで読んでいて面白いです。作者の父が個性的でファンが多いらしいですが、納得、私もファンになってしまいました。農家の事なんて近くにいなければ中々知ることが出来ないので、この本で知ってもらえばいいなと思います。特に子供も読めば勉強になるかも。
2015/05/30
- 鋼の錬金術師が大好きなんですが、「百姓貴族」にも衝撃を受けました。
作品を読むと、命や死生観が独特で、どのような人生を生きてきた方なのだろう?と思っていました。
そして、百姓貴族を読んで、その謎が解けました!
印象に残るのは、生まれたときから立ち上がることができない子牛のエピソードです。
命に対して真摯に向き合うのは、命の重みを知っているからだと思いました。
赤裸々な酪農家の日常が、激しく、ハイテンションで描かれた作品だと思います。2015/05/08
- 銀の匙、鋼の錬金術師のヒット作を持つ荒川弘さんのエッセイマンガです。百姓貴族はご実家の酪農農家をお手伝いされていた時のリアル体験談!北海道の知られざる農家の生態を垣間見られて楽しいです。体力無限大の無茶なスケジュール、害虫害獣があらわれたり、おいしいものはたんとあるけれど農家は大変!お父さん、お爺さんが無鉄砲ですごい!荒川弘さんは眼鏡をかけた牛姿といういつもの姿で登場です。
2015/05/06
- このこの「百姓貴族」で描かれている、この人のこういう生活からくる経験が「銀の匙」のベースになっていて、だからこその説得力だと思いました。
そして、日常をこんなにおもしろおかしくマンガに出来るのがすごいし、時に動物のことを色々考えるきっかにもなります。知らないで過ぎていくことって結構あるんんだなあ・・・。2015/04/28