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「マーケット感覚を身につけよう」（ちきりん著）と言われると難しいことのように感じますが、ジャパネットたかたはなぜ人気なのか？など身近なことに隠れている真の価値をわかりやすく説明されているのでとても読みやすく、「では自分の価値っていったい何？」と考えるアタマに変わります。印象に残ったのは「シリコンバレーでは失敗に寛容なのではなく、失敗経験のない人などまったく評価しない」と「変わらないものは替えられる」ということです。日本ではやってみる前から失敗しないようにあれこれ考えたり、危ういものには手を出さないようにすることが多く、また前例を踏襲したり変わることを恐れることが多いような気がします。でもそれでは何も成長はない。自分が変わらないままだと、違うもの（誰か）に替えられるだけ。それなら失敗を恐れず、とりあえず挑戦してみよう！という気持ちがこの本を読むと自然にわきあがってきます。「自分には何の取り柄もない」「どうせ自分なんて」と思っている方に是非読んでほしい本です。