すべてのレビュー・口コミ(11件)
最初と終わりが繋がりを持っていて、この作品にはこの台詞!と一発でわかるような、そんな印象的な語り口からの作品です。文句なしで面白い! キャラクターも魅力的です。
5点2019/06/19悲しいことはユーモアにくるんで伝えてしまおう、というテーマを小説でも実施しているかのように、静かなユーモアと哀しみに切なさが尾を引く名作。
4点2018/11/05伊坂さんの作品の中でいちばんすき。始まりと終わり方が大好きです
5点2018/10/19※ネタバレありのレビューです。
3点2018/08/18伊坂さんの作品はどれも、悲しいんだけどラストに暖かい描写がされていて、そのバランスがとても好きです。映画のラストシーンも良かったです。
5点2018/02/06街に放火魔が現れた。
その放火魔は意味ありげな文字や場所を放火して行く。
それを追いかけて行くハル。
DNA解剖学に順次する兄に相談しながら放火魔を追い詰めて行く。
そのやりとりや、その伏線の先の展開がすごく面白かったです。4点2018/01/02とても静かな気持ちで読めました。かなり哀しい物語ですが、却って家族の絆を感じる不思議な物語でした。
5点2017/09/12これを読んでいまいち面白さがわかりませんでした。
物語じたいが理解できなかったからでしょうけど。2点2017/05/11伊坂幸太郎の作品の中で一番好きです。
5点2017/04/03加瀬亮、岡田将生が主演を務める同名映画の原作。こんなにもつらくて悲しい、けれどこんなにも暖かい家族は他にはありません。ミステリー作品としても読みごたえは十二分にもあり、ラストは本当に衝撃的です。ただ、この作品は「おもしろい」それだけではありません。罪とは何か、家族とは何か、正義とは何か、読み終わった後にたくさんの事を考えさせられます。「重力ピエロ」この不思議な題名の意味も、「なるほど」とうなづけるのですが、それは是非読んで知ってほしいです。
2015/11/13「重力ピエロ」は、家族の絆と苦悩をコミカルに描いた作品です。映画化もされていますね。内容としては、簡単に言えば、家族に襲いかかった事件への復讐劇です。それをコミカルで面白いエンターテインメント小説に仕上げた、作者の力量と知識はすばらしいと思います。血のつながらない兄弟の深い絆には、心温まる思いになりました。
2015/05/01