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  • ワトソンやカラマーゾフ、フランケンシュタインなどなど、様々な小説上のキャラクターが一堂に会するオールスター的作品『屍者の帝国』。これだけ個性の強いキャラを集めているのにもかかわらず、物語の本筋は大真面目なSFものとしてキチンとまとめられているのだから驚きである。魂とは何か、自意識とは何か。お馴染みのキャラたちが結束し、これらの議題に対して論理的に確からしいと思われる答えを求め、行動する。普段と違う一面を見せる彼・彼女らに、読者は終始魅了される。SFものとしてもエンターテイメントものとしても楽しめる大作だと感じた。

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    shamiiさんさん
    2016/04/02