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超絶技巧の大どんでん返しを味わいたいなら『彼女は存在しない』をオススメします。『イニシエーション・ラブ』や『葉桜の季節に君を想うということ』のような小説ならではのトリックに、騙されること間違いなしです。そして必ず二度読んでしまいます。全てが一本の線でつながる瞬間の快感が最高ですね。ミステリーとして素晴らしい出来で、普段小説を読まない方にもオススメしたい傑作です。

初めて読んだ時衝撃が走りました。こんなに言葉を巧に使って人を驚かせる事が人には出来るんだ！と興奮しました。スピード感ある文章でするする読んでしまって、最後に衝撃な裏切り（？）が待っています。予想しなかった結末を読んでしばし言葉が出なかったことと、もう一度読むとなるほどなぁと思いあたる箇所に、完全に負けた！と感じてしまいました。エンターテイメントとはこういう事なんだな、と感服致しました。日常を襲う異変、誰が悪者で何が真実か！推理小説好きにはたまらない一冊です。私はあんまり推理小説を読まなかったのですが、この本を読んで推理小説の面白さを知ってしまいました。彼女は存在しない。このタイトル以外この本に合う言葉はないってくらい、一字一句大事にしている作家さんです。