すべてのレビュー・口コミ（10件）

同じ電車に乗っている人にもそれぞれの時間の流れや物語があって面白いなーと思いました。色んな人が出てくるけどそれぞれの人が素敵で読んでいて好きになりました。

劇中の土地には行ったことがないのに、まるでそこを走っているような気分になれます。読んだ後心が軽くなっていました。

沿線に住んでいたこともあり、とても興味深い作品だったのですぐ読みました！とても読みやすく、心がほっこりします。大好きな作品です。

いろいろな人の人生がうかがえて、ほっこりしました。もう若くないので、大学生、高校生の恋ばなは、何か懐かしさもあり、羨ましさもありました。

地元ではないのですが、ちょいちょい阪急電車に乗る機会があって馴染みのある路線なので気になっていた作品です。図書館戦争を読んで以来有川さんのファンで、これもとても素敵な作品でした！

出てくる人出てくる人が阪急電車でリンクしていく話です。人の人生の苦い部分や、人との触れ合いにおける優しさとかがしみます。

有川浩ファンです。いろんな物語が沿線ごとに繋がってとても心が温かくなる物語ばかりです。

感動しました

関西最大私鉄の「阪急電車」ですが、この小説の舞台の阪急今津線は、大ターミナル駅西宮北口駅から８駅だけの路線です。８駅１往復、１６個の短編でまとめられています。女性の主人公が多く、年齢層は様々です。女子高生、女子大生、結婚を考える３０代、家庭を持つ５０代、孫とともに乗車するお婆様。私は婚約者に浮気されて別れた女性が立ち直る物語が一番好きですね。二番目はお婆様の物語が深い、と感じました。

『阪急電車』を読み終わって一番感じたことは電車の中で偶然知り合った登場人物達の視点を替えて、それぞれの物語が進んでいく様子がうまく描かれているところだと思いました。有川浩さんの作品は他にも読みましたが、この作品が一番好きです。