すべてのレビュー・口コミ(8件)
伊坂幸太郎さんの本のなかでも、特に気に入っている一冊です。ユーモアと巧妙な伏線を交えつつ、生き方について考えさせられます。
5点2019/03/01※ネタバレありのレビューです。
5点2018/09/09この小説の中の伊坂幸太郎さんの言葉がとても良くて付箋を貼りまくってしまった一冊です。
流し読みではなく、じっくりと一文字づつ噛み砕いて読んで欲しい一冊です。4点2018/01/028年っていう時間があって、5年考えれたから、残りの3年大切に出来るんだなって、終末を迎えようとしてるなかで慎ましく生きる人々が何とも微笑ましいです。
4点2017/11/28なかなか面白かったのでほかの短編集も読んでみたいと思う、今日この頃でした。
3点2017/09/13伊坂さんの短編集では、初めて読みました。
なかなか面白かったです。
ほかのも読んでみたいかな。3点2017/09/11小惑星が衝突し人類滅亡は不可避、という悲壮感漂う設定でありながら、なぜだか温かい空気感が漂う作品が『週末のフール』です。
一通り、嘆き悲しみ絶望した後人間は、もしかするとここに出てくる人たちのように普通の日常を送り、意外と前向きに生きていくのかもしれませんね。
全体に流れる温かい空気感の中に時々出てくる、ズバッと胸に響く言葉の数々に、自分自身は「きちんと生きているのか?」を問われている気にもなります。
‘シール’‘ガール’‘ビール’・・と、各短編のタイトルの、小気味よいリズム感も気持ちいいです。2015/05/12「地球滅亡が迫る」という設定でありながら、SFでもサバイバルの様相が書かれているわけでもない。特殊な状況下にありながらも、この「終末のフール」の登場人物たちは、恋をするし、趣味を楽しむし、練習を続けるし、子どもの誕生を待ちわびる…。いたって普通の暮らしをする人々が描かれています。この発想がすごいなと思う一方、フィクションではありますが、意外と人ってこうなのかも…と妙に納得もしてしまい…。短編集ですがいずれもほんのり心が温まる作品です。
2015/04/30