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  • 長編大河小説です。中学生の私には、冒頭の漏れ聴こえる男女のシーンが刺激的で、びっくりしてしまいました。我らが主人公・北条政子は21歳、平成の世ではピチピチでも、平安末期は嫁き遅れの長女。しかも、京都づとめの明けた父親が連れ帰る後妻は自分と同い年で妊娠済み。父親も内心では不憫がっていますが、優しくいえない男親。しかも自分の行いが分が悪いもんだから、ひねくれてしまうオマケつき。「北条政子」と言えば史実に残る女性でも気の強い女性として書かれてますが、迷い、落ち込み、ふっきり…とても人間味あふれる女性として書かれています。

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    soratasyaさん
    2016/04/03