春風社 44件 人気順 新着順 ユダヤ人として生きる イズラエル・アンガー/キャロライン・ギャモン/仁木久恵 アンネ・フランクの隠れ家は私たちの部屋に比べれば「宮殿」のようだったが、私たちのほうがはるかに恵まれていた。密告する人がいなかったから。5歳~7歳の時期に隠れ家で過酷な生活を送り、さまざまな差別や偏見と向き合いながら歩んできた化学者の人生を綴る。入念な調査資料・目撃証言が体験談を裏付け、貴重な写真が歴史的事実を突きつける。勇気、愛、正義、平和への願いがこもる力強い物語。 2,750円 ニュージーランドTODAY ニュージーランド学会 98トピック+2コラムを各見開き2頁でわかりやすく解説。 駐日ニュージーランド大使が推薦する、最新NZ情報の決定版! 1,980円 自律を目指す教育とは何か 宮川幸奈 教育目的として掲げられてきた自律概念をめぐる議論の状況を概観。自分自身で行為を決めることと他人に依存すること、また理性的であることと感性的(感情的)であることの区別の意味や、それを実現するはたらきかけを探究。人間諸科学の知見を踏まえて、自律と他律の関係性に対する新たな解釈を提案する。 3,960円 戯作者の命脈 大原祐治 坂口安吾とその作品を、同時代を生きた他者の存在およびそれらの人々が残した言葉と等価なものとして横並びに置き、検証していく。狭義の「小説家」の枠組みに収まることなく多くのテキストを書き残した坂口安吾の軌跡。無数/無名の「ラムネ氏」たちが「自らの生を尊びバトンを渡」す反復に歴史の実相を見る戯作者の魂。安吾もまた一人の「ラムネ氏」だ 3,960円 留学のための異文化トレーニング 勝又恵理子 長年、国内外の大学で留学相談を担当してきた著者が、学生の多くが経験するカルチャーショックをはじめとするさまざまな悩みの理論的根拠および対処法を、渡航前、留学中、帰国後の時系列に沿って解説。海外留学における「異文化トレーニング」と「サポート」の重要性について、理論と実践の両面から書かれた、留学をよりよいものにするための一冊。ポストコロナ時代のオンライン留学や国際交流教育の取り組み等についても紹介している。 3,300円 月印釈譜 河瀬幸夫 ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十五世紀に創製された当時のハングルで書かれた、釈迦の生涯と教えを伝える『釈譜詳節』・『月印千江之曲』・『月印釈譜』三書の日本語訳。『月印千江之曲』は中世韓国語の原文を掲載。 6,600円 医療制度改革の比較政治 石垣千秋 医療の質を保ちつつ、医療費を抑制する―先進諸国で行われた医療制度改革は、Evidence-based medicineという新しいパラダイムを医学界にもたらした。 技術的な専門性が高く、不確実性が高い分野の政治はどう展開するのか。 三か国での改革の経緯を丹念に追い、現代の専門職政治の様相を明らかにする。 4,950円 デジタル化時代のジェンダー平等 佐野敦子 実生活にデジタル技術が浸透するなか、いかにそれを活用すべきか? ドイツのメルケル政権期とその前後におけるジェンダーに関わる法律・政策を詳細に分析。ジェンダー平等施策とその国際的な影響を考察し、デジタル化をともなったジェンダー平等の議論や国内の女性運動の要求が施策に反映された過程から、デジタル変容とジェンダー平等推進の両立の可能性を描く。デジタル空間における、自明ではないバイアスに対処し、社会的不平等を改善するための、男女間の公正性の実現および人権と民主主義の尊重に向けた展望を提示する。 3,630円 野村芳兵衛の教育思想 冨澤美千子 明治後期から昭和期の教育者である野村芳兵衛による教育実践の可能性を、大正自由教育運動といった社会的な動向をふまえ、独自に生み出された教育思想から考察。池袋児童の村小学校や岐阜公立学校での実践と構想を解明し、自他の相即的・同時的な救済の倫理に基づく、共に生きるための教育の意義を探究する。 3,630円 社会学的システム理論の軌跡 赤堀三郎 システム理論を社会学的発想に活かそうとする試みを振り返り、社会学的システム理論と呼べるパラダイムの存在とその現状を理解する。 3,520円 ブラジル人のためのニッポンの裏技 松田真希子/ティアゴ・サレス・ピント ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本一冊でもう困らない。使いたいときに使いたい言葉がすぐ引ける。日本で快適に過ごすための知恵や情報がいっぱいの生活応援本。工具、作業法など工場で使う用語も満載の、日葡双方が使えるコミュニケーションツール。 1,540円 言語景観から考える日本の言語環境 ダニエル・ロング/斎藤敬太 身近な文字から多文化・日本がみえてくる― 看板、幟、店のメニュー…。各地でのフィールドワークを通して「言語景観」を撮影・収集し、そこにみられる敬語、方言、複言語等の様相から、多文化共生が進む日本の言語環境を鳥瞰する。 4,950円 環境を批評する 青田麻未 1970年代、環境保護思想の高まりとともに始まった英米系環境美学 代表的な環境美学者であるカールソンを始めとする諸学説を批評理論として読み直し、常に我々を取り巻き変化し続ける環境に対する美学的アプローチを考察する。 2,970円 子どもの〈内面〉とは何か 杉田浩崇 通常の理解の枠組を逃れる存在である子ども、特に心的能力をもたないとされる子どもの〈内面〉はどのように見出せるのか。コミュニケーションの不確実性や子どもにとっての教育の両義性をウィトゲンシュタインの言語論をもとに明らかにしつつ、その可能性を探る。 3,630円 アロエ キャサリン・マンスフィールド/宗洋 遠いニュージーランドの夏の思い出。三世代の女性の日常を繊細な筆致で描いた名作「プレリュード」。生前には出版されなかったそのロング・ヴァージョン。 著者没後100年、初の邦訳。短編「ケザイアとトゥイ」「パットのこと」も併せて収録。 2,530円 女子サッカー選手のエスノグラフィー 申恩真 女性がサッカー選手として生きることは、どのような生活を選択することになるのか? 彼女たちはどのような困難を抱えながら競技を実践しているのか? 自身も競技経験をもつ著者が、女子サッカーチーム内部でのフィールドワークを通して、選手たちのリアリティを描き出す。 3,960円 インクルーシブ教育のかたち 柴垣登 ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 体制整備のジレンマを解く―― 日本の特別支援教育の現状を、制度・政策の動向、地域ごとのその対象率などをもとに、通常教育との関連から詳らかに分析。当事者である障害のある子どもとその保護者の意向や選択・決定権を尊重しつつ、どのように教育機会の格差を是正し実際に保障すべきかを検討することで、特別支援学校・学級といった学びの場を個別に設けるのみでない、障害者と非障害者を分断しない多様な学びの方途を示す。◇立岩真也氏による解題「せめて止まらないために、調べる、引き継ぐ」を収録。 3,520円 人形とイギリス文学 川崎明子 19世紀から20世紀のイギリス小説に登場する人形を分析することで、人間と非人間、生物と非生物の境界や関係を吟味し、人間を人間として扱うことの意味を問う。 3,630円 文化的に生きる権利 中村美帆 コロナ禍において文化芸術分野がイベント自粛要請の影響を直に受ける中、「不要不急なものとして文化は後回しにされても仕方ないものなのか」「文化は社会にとって必要なのか」という問いが、改めて突き付けられた。 日本国憲法第二十五条第一項には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とある。本書では、文化政策を研究する筆者が、憲法第二十五条を、文化芸術に係る政策を実施する際の理論的基盤である「文化権」という理念の根拠規定として読むことの可能性と課題、そして本条文に「文化」という文言が含まれることの意義を明らかにする。 3,960円 先祖祭祀と墓制の近代 問芝志保 先祖祭祀が国家的アイデンティティと結びつくのと並行して、近世的な墓と墓地が文明化・西洋化を辿った明治~大正。そうした新しい先祖祭祀と墓制がマスメディアを通じて人々に受容され、ナショナリズムとも接合していった昭和戦前期。宗教社会学の立場から、その変遷の諸相に迫る。 3,300円 123 TOP 電子書籍(本・小説) 春風社