左右社* 228件 人気順 新着順 建築を愛する人の十三章 香山壽夫 家族を支える「大黒柱」、目は心の「窓」、私たちを守り、ひとつに包む「壁」、「門」は招き誘い、また拒む──。 私たちが住み、ともに暮らす空間=建築とはなんだろうか。劇場や学校、公共施設を中心に第一線で活躍し続ける建築家・香山壽夫が、建築を愛するすべての人にわかりやすく語りかける建築の真髄。新たな章を増補した新装版 1,760円 生きていること ティム・インゴルド/柴田崇/野中哲士/佐古仁志/原島大輔/青山慶/柳澤田実 生きることと知ることは完全にひとつになる。この本を読めばそれがわかる。──大澤真幸(社会学者) あなたの生に出逢うため、世界という命に己を浸せ。そして「共に」運動せよ。──磯野真穂(文化人類学者) この本で人類学は、これからのデザインの視座になった。──佐藤卓(デザイナー) 私の探究を人類学ではなく、芸術や哲学、建築といったジャンルなのではないかという人もいる。だが私は人類学者である。なぜならあらゆる注意を払い、動くこと、知ること、記すことを通じて世界に向かって生きながら、生きていることそのものを探求するのが人類学者だから──。 地面とはいかなる場か、線を引くとはどういうことか、板を挽くとき職人たちは何をしているのか、大地・天空と応答すること、散歩することと物語ること、観察するとはどういうことか。 さまざまな問いから、人類学や哲学が取り逃してきた〈生きること〉の姿をみつけ、〈生を肯定する人類学〉の可能性と価値を擁護する。芸術・哲学・建築などのジャンルと人類学の交わるところに、未知の学問領域を切り拓いてきたインゴルドの豊穣なるアイデアのすべてを込めた「Being Alive」、いよいよ刊行! 4,620円 私のいない部屋 レベッカ・ソルニット/東辻賢治郎 「若い女となること。それは数え切れないほどさまざまに姿を変えて出現する自分の消滅に直面することであり、その消滅から逃避し、否認することであり、時にはそのすべてだ。」 父のDVから逃れるように家を離れ、サンフランシスコの安アパートに見つけた自分の部屋。女に向けられる好奇や暴力、理不尽の数々を生き延び、四半世紀暮したその部屋でやがてソルニットは作家になった。生々しい痛みと不安とためらい、手放さない希望を描くはじめての自叙伝。 2,530円 天川晃最終講義 戦後自治制度の形成 天川晃 戦後自治史の金字塔とも呼ぶべき天川史学の集大成。 この国のかたちはいつ、どのようにできたのか? 2,552円 時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。 和田靜香/小川淳也 50代、単身、フリーランス、お金なし。さらにコロナ禍でバイトをクビにーー。 最低賃金ライターと国会議員・小川淳也さんが繰り広げた“政治問答365日" 1,650円 日本人の住まいと住まい方 平井聖 〈ねる〉〈たべる〉〈くつろぐ〉など15のキーワードを軸に、多数の図版とともにていねいに解き明かす。 2,068円 鬼と踊る 三田三郎 ずっと神の救いを待ってるんですがちゃんとオーダー通ってますか 第一歌集『もうちょっと生きる』から3年。現代短歌界のダークホースとしてただならぬ存在感を放つ著者、待望の第二歌集。笑いと絶望のはざまで踊る226首。 顔の見えない〈私たち〉が、それでもなおリアルに「語り」続ける。 この歌集は紛れもなく現代短歌の先端にある。ー山田航 〈収録短歌より〉 生活を組み立てたいが手元にはおがくずみたいなパーツしかない 心にも管理人のおじさんがいて水を撒いたり撒かなかったり 正義と悪みあってみあってはっけよいのこったのこった観客の勝ち 1杯目を飲む決断は僕がした2杯目以降は別人がした ぼろぼろの単語帳めくる少年よ頑張れ俺はもう頑張れない 気を付けろ俺は真顔のふりをしてマスクの下で笑っているぞ あなたとは民事・刑事の双方で最高裁まで愛し合いたい 店員に小銭を投げるおじいちゃん それを見て惚れ直すおばあちゃん 入口じゃないところから入ったがもう出口だから許しておくれ 1,870円 言葉の人生 片岡義男 ブルースに登場する人々は、その後どんな人生を送ったのだろう。かつて高級で輝かしく特別だった「ケーキ」という単語は、「ケーキバイキング」に安住の地を得た。「青春」を本気で直訳すると「ブルー・スプリング」になるのか。そして珈琲はいまや「珈琲」のひと言では頼めない…… 新しい日本語、懐かしい英語。それらをつなぐ、カタカナ語。絶え間なく生まれ、変化し続ける言葉たちに驚いたり、楽しんだり、考えこんだり、時々ちょっぴりぼやいたり。 「サンデー毎日」連載に書き下ろしを加えた全88編を所収、著者の新鮮な驚きと発見に満ちたエッセイ集が、ノスタルジックなビニールカバーの装幀で登場。 2,420円 心がめあて 鈴木晴香 掴めないはずの感覚を捉えた瞬間の心地良さ。 それが集積して立ち上がる日常をとても愛おしく感じました。―又吉直樹 第一歌集『夜にあやまってくれ』で鮮烈なデビューを果たした著者、待望の第二歌集。 わたしとあなた。心と躰。 繋がっては離れ、私たちは、世界をひらく鍵を探しつづけている。 2016年以降に詠まれた短歌のうち、『短歌ください』掲載作を含む297首を収録。 思い出は増えるというより重なってどのドアもどの鍵でも開く 生体認証。指紋や眼球や顔が暗号になるように、歌を作ることで入れる世界がある。歌を詠み、歌に詠まれた心身は、そこでは鍵の役目を果たしてきた。自らの欠片を差し出すことで、ドアをこじ開けてきたのだ。でも、少し醒めた時には、こんな風にも考えてしまう。はたして、世界は世界の方で、そんなわたしの押し付けがましい断片を望んでいるのだろうか、と。 心許なく、世界に問いかける。わたしのなにがめあてですか? この歌集におさめた歌は、そんな世界との相聞の苦闘の跡だ。 ──「あとがき」より 〈収録短歌より〉 白ければ雪、透明なら雨と呼ぶ わからなければそれは涙だ 君は手の銀貨を天然水に変えその水はすぐ人間になる 文字のない世界に降っていた雪よこれからつく嘘にフォントあれ またここにふたりで来ようと言うときのここというのは、時間のこと ライターのどこかに炎は隠されて君は何回でも見つけ出す 目次 I ここにいるしか かくまう 完璧なバタフライ 書かれることのなかった手紙 メロンパンの概念の初期化 丸ノ内線ですか ちょっと違う II 不思議に思わない 滲み込むようにできている 雪かと思った 見たこともない色 明日には明日のニュース III 裸より寒い 夜ごとのフルーツバスケット 別々の歩道橋から 飛び続ければ 心がめあて 偽善者になるには一日は短い 失うのとは違う あとがき 1,980円 サメ映画大全 知的風ハット 人類史上ほぼ初、心に噛み跡を残すサメ映画ガイド! 読んだら最後、ヤツらからは逃れられない──。 モンスター・パニック作品に革新をもたらした金字塔『ジョーズ』以降、サメ映画は無限の可能性を追求してきた──サメの顎とタコの腕を持つ生物兵器『死神ジョーズ 戦慄の血しぶき』、恐怖のサメ人間映画 『海棲獣』、シャーク+オクトパス=『シャークトパス』、陸を泳いで襲い掛かる『ビーチ・シャーク』、多頭系シリーズの先駆け 『ダブルヘッド・ジョーズ』、トンデモ系サメ映画のイノベーション 『シャークネード』 etc…… 人気映画系VTuber浅井ラムとしても活躍するサメ映画ライター知的風ハットが、あらすじや見所を徹底解説。日本未公開作含む100本以上を紹介! ◆目次 はじめに サメ映画の定義 SHARK 1 1962~1980 幻のサメ映画 『チコと鮫』 いわく“『ジョーズ』より古いサメ映画” 『ザ・シャーク』 サメ映画の原点 『ジョーズ』 シャーク・ノワール 『地獄のジョーズ ‘87最後の復讐』 リラクゼーション・シャーク・ムービー 『タイガーシャーク』 本家『ジョーズ』の再来 『ジョーズ2』 『チコと鮫』のリメイク作品 『少年と鮫』 仄暗い海の底から 『ジュラシック・ジョーズ』 コラム “山のジョーズ”について SHARK 2 1981~1990 イタリアン・ジョーズ 『ジョーズ・リターンズ』 飛び出す3D『ジョーズ』展 『ジョーズ3』 トンデモ系サメ映画のパイオニア 『死神ジョーズ 戦慄の血しぶき』 ジョーズ FINAL WARS 『ジョーズ’87 復讐篇』 『ジョーズ・アタック2』とは無関係のサメ映画 『死海からの脱出』 スタンド・バイ・シャーク 『ディープ・ブラッド 復讐のシャーク』 コラム 準サメ映画について SHARK 3 1991~2000 廃材アートのサメ映画 『ジョーズ’96 虐殺篇』 サメ映画からの物体X 『プロテウス』 川の流れのように 『ジョーズ’98 激流篇』 恐怖のサメ人間映画 『海棲獣』 シャークアタック三部作の第一部 『シャークアタック』 初代『ジョーズ』に並ぶサメ映画 『ディープ・ブルー』 シャークアタック三部作の第二部 『ディープ・ライジング』 コラム 中国のサメ映画について SHARK 4 2001~2010 復讐悲劇のサメ映画 『シャーク・ハンター』 シャークアタック三部作の第三部 『ディープ・ライジング コンクエスト』 カルカロクレス・メガロドン 『メガロドン』 プロレタリア・シャーキング・パニック! 『レッド・ウォーター サメ地獄』 無個性のサメ映画 『ディープシャーク』 オープン・ウォーターシリーズの一作目 『オープン・ウォーター』 ジョーズ・オリジン 『ジョーズ 恐怖の12日間』 サメ映画のアウトバーン 『ブルーサヴェージ』 UFO製サメ映画 『生体兵器アトミックジョーズ』 ボーイ・ミーツ・シャーク 『ブルーサヴェージ セカンドインパクト』 スペースシップと潜水艦のサメ映画 『インパクト』 沈黙のサメ映画 『キラー・シャーク 殺人鮫』 ランニングタイム164分のサメ映画 『凶悪海域 シャーク・スウォーム』 ヴェネツィアのサメ映画 『シャーク・イン・ベニス』 世にも珍しいミツクリザメ映画 『ジョーズ・イン・ツナミ』 純国産和風サメ映画 『ジョーズ・イン・ジャパン』 トンデモ系サメ映画のブレイクスルー 『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』 シャーク×ダイナソー=ディノシャーク 『ディノシャーク』 シャーク+オクトパス=シャークトパス 『シャークトパス』 『オープン・ウォーター』とは無関係のサメ映画 『赤い珊瑚礁 オープン 2,200円 日常生活の探究 ライフスタイルの社会学 大久保孝治 私たちの毎日の生活には、どのような要素があり、共同体や時代の力はどのように働いてきたのだろうか。また急速な高齢化や長期の不況は、どのような変化をもたらしているのだろうか。 「震災」「生涯独身率」「あなた(小坂明子)」「故郷(唱歌)」「ブログ」「ONE PIECE(マンガ)」「村上春樹」など身の回りのさまざまな要素をとりあげ、私たちの日常生活の構造の変化を明らかにし、さらなる「個人化」のすすむ来るべき時代の生活を考える。 1,650円 比較技術でみる産業列国事情 アメリカ、中国、インド、そして日本 森谷正規 凋落する国はどこか。成長する国はどこか。様変わりする世界のモノつくり。日本人が生き抜く経済戦略を示す。 1,566円 私たちはメディアとどう向き合ってきたか 情報歴史学の新たなこころみ 柏倉康夫 歴史の真の主役はメディアである。 通信のための海底ケーブルの敷設と、プルーストやジョイスの小説のテーマの思いがけないつながりを指摘するなど、新聞の誕生からグーグル問題まで、その光彩を描く6つの物語。 1,566円 菊は雪 佐藤文香 俳句作家・佐藤文香の代表作、誕生! 第一句集『海藻標本』で宗左近俳句大賞を受賞し、第二句集『君に目があり見開かれ』や編著アンソロジー『天の川銀河発電所』で、ジャンル内外に読者を拡大した俳句作家・佐藤文香の集大成となる、充実の第三句集。 「早稲田文学増刊 女性号」掲載作品「学園東町」を含む全550句、句集制作ドキュメンタリー「菊雪日記」を収録。日本語定型詩の新たな核となる一冊。 2,750円 1920年代の東京 高村光太郎、横光利一、堀辰雄 岡本勝人 モダニズムからダダイズム、シュルレアリスムまでヨーロッパ文化が怒涛のようにもたらされ、渦巻いた1920年代。 高村光太郎・横光利一・堀辰雄・中原中也・小林秀雄・西脇順三郎・瀧口修造・中川一政・古賀春江・芥川龍之介・谷崎潤一郎・萩原朔太郎・宮沢賢治ら、あまたの作家たち、詩人たちがそれぞれの青春を生きていた帝都東京を、1923年9月1日、関東大震災が襲う──。 転換する時代と文学者の運命を描く力作。 2,640円 医学の歴史 多田羅浩三 なぜ、ナイチンゲールはすごいのか。人類の絶えざる病との苦闘と歩みから学ぶことこそが、 健康状態の多様性と向き合った時に新しい地平を開く。 公衆衛生学研究の第一人者が、ヒポクラテスから北里柴三郎まで医学を生み育てた 天才たちと医学の体制を作った人びとの歩みをたどる。 多くの引用と挿話で綴る医学の歴史とこれからの健康。 医療従事者、看護学生などに必携の1冊。 2,420円 LOOP映像メディア学 Vol.11 東京藝術大学大学院映像研究科/佐藤雅彦/桂英史/山村浩二/畠山直哉/ヴァレリー・ロワズル―/筒井武文/ハンス=ティース・レーマン/林立騎/潘逸舟/宮嶋龍太郎/山形一生/西條朋行/大岩雄典/村田萌菜/布施琳太郎 O・ウェルズ、黒澤明、小津安二郎らの作品分析をとおして映像編集の「定石」を問い直すクリエイティブ・ディレクター佐藤雅彦の論考のほか、写真家・畠山直哉が語り直す写真史、オリヴェイラ作品の編集者を長く務めたV・ロワズルーと映画監督・筒井武文の対談、H=T・レーマンによるペーター・ハントケ論に加え、桂英史のメディア・アート論を収録。コンテンポラリー・アニメーションの最前線を伝える山村浩二による公開講座はルース・リングフォードを迎える。 1,320円 いつも来る女の人 片岡義男 ひとが小説を書くことを決意する瞬間を描いた「イツモクルオンナノヒト」、作家が食糧品の買い物をしながら短編の構想を練る「レモネードとあさりの貝殻」など8篇を所収。小説家・片岡義男の世界にどっぷり浸れる、「書く」人々の物語がゆるやかに束ねられた短編集。 1,980円 ニニフニ 南方熊楠と土宜法龍の複数論理思考 小田龍哉 「日本人の可能性の極限」と評された天才、熊楠と、その盟友法龍。二人の足跡から浮かび上がる、日本の近代化、スキゾな生き方、恋愛論、妖怪、霊魂 etc……。西洋哲学と東洋思想を融合させ、宗教や民俗まで巻き込んだ冒険的論考を展開する! 4,950円 宇宙像の変遷 金子務' 古代以来、時代ごとの技術的・思想的制約を受けながら、私たちはロゴス(理)でコスモス(宇宙)を説明しようとしてきた。その止むことのない探究が、時計を生み、暦を生み、地図や望遠鏡、そして数学や物理学そのものをうみだしてきたのだ。ヒッグス粒子発見の意味まで、人類の壮大な精神史をえがく科学思想史。 2,090円 1 ... 789 ... 12 TOP 電子書籍(本・小説) 左右社* 8ページ目