岩波書店 3,382件 人気順 新着順 ラ・カテドラルでの対話 (上) バルガス=リョサ(作)/旦敬介(訳) 独裁者批判,ブルジョアジー批判,父と子の確執,同性愛――.居酒屋ラ・カテドラルにおける二人の人物の会話をとおして,独裁政権下ペルーの腐敗しきった社会の現実を描く初期の代表作.「これまでに書いたすべての作品の中から一冊だけ,火事場から救い出せるのだとしたら,私はこの作品を救い出すだろう」(バルガス=リョサ).(全二冊) 1,452円 ワクチン開発と戦争犯罪 インドネシア破傷風事件の真相 倉沢愛子(著)/松村高夫(著) 1944年8月,ジャカルタの収容所で,ワクチンを接種したロームシャが破傷風で多数死亡した.この謎の事件の背景には何があったのか.犯人として処刑されたインドネシア人医師,破傷風で命を落としたロームシャ,そして遥か離れた中国大陸で七三一部隊の人体実験に供された〈マルタ〉をつなぐ日本軍の謀略が,いま明らかになる. 2,530円 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 小野寺拓也(著)/田野大輔(著) 「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える. 902円 大規模言語モデルは新たな知能か ChatGPTが変えた世界 岡野原大輔(著) 対話型サービスChatGPTは驚きをもって迎えられ,IT企業間で類似サービスをめぐる激しい開発競争が起こりつつある.それらを支える大規模言語モデルとはどのような仕組みなのか.何が可能となり,どんな影響が考えられるのか.人の言語獲得の謎も解き明かすのか.新たな知能の正負両面をみつめ,今後の付き合い方を考える. 1,540円 科学2023年7月号 岩波書店『科学』編集部(編) 月刊誌『科学』は1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊された総合科学雑誌です。第一線の研究者がみずから執筆し、科学に関心を寄せる多様なバックグラウンドの読者に向けて、高度な研究成果を紹介することが、創刊以来変わらない本誌の大きな特徴です。純粋に知的好奇心をかきたてる話題から、社会との関わりの深い話題まで、幅広く取り上げます。 ※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。 特集 Origamiの可能性 「新しい博物学」としての折り紙・・・・・・前川 淳 折紙の数理がひらく構造設計の世界・・・・・・石田祥子 計算折り紙へのいざない・・・・・・上原隆平 昆虫たちの折紙・・・・・・斉藤一哉 ソフトウェアを用いた折紙形状設計・・・・・・三谷 純 折紙工学――折紙構造の産業化へ・・・・・・萩原一郎 特集2 日本語を遡る――歴史比較言語学の方法 言語史研究における比較方法の位置づけ・・・・・・平子達也 言語は変化する――音,語,文,意味レベルの言語変化・・・・・・五十嵐陽介・平子達也・トマ ペラール 比較方法によって言語間の系統関係を確立する・・・・・・五十嵐陽介・トマ ペラール 内的再建によって言語の歴史を再建する・・・・・・平子達也 [巻頭エッセイ] 研究者資料のアーカイブのために・・・・・・有賀暢迪 ポスト・ムーア時代のスパコン1 過去の計算機の性能向上・・・・・・牧野淳一郎 重元素の起源に迫る――中性子星の合体とレアアースの痕跡・・・・・・土本菜々恵 [連載] 数学者の思案14 専攻長・学科長・・・・・・河東泰之 3.11以後の科学リテラシー126・・・・・・牧野淳一郎 リュウグウのささやきを聴く11 第三極・・・・・・橘 省吾 これは「復興」ですか?76 長泥の「避難指示解除」の現場・・・・・・豊田直巳 研究者,生活を語る6 助けられて,助けられて,とにかく続ける・・・・・・神谷真子 [科学通信] 数学の一般論を志向した関孝和の実像――新『関孝和全集』編集を終えて・・・・・・小川 束・小林龍彦 次号予告 1,540円 英国古典推理小説集 佐々木徹(編訳) 「殺人があったのは二十二年前の今日――」.ディケンズ『バーナビー・ラッジ』とポーによるその書評,英国最初の長篇推理小説と言える「ノッティング・ヒルの謎」を含む,古典的傑作八篇を収録(本邦初訳を含む).読み進むにつれて,推理小説という形式の洗練されていく過程がおのずと浮かび上がる,画期的な選集. 1,430円 カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで I 高階秀爾(著) 名作はどのように生まれたのだろうか? 本書は,西洋絵画の本質について一歩進んで理解したいとする人びとの願いに応えて執筆された,西洋美術鑑賞の手引きである.一枚の絵に隠された芸術家の意図,精神性を探りながら歴史を一望する.I巻では,油彩画の誕生からマネまで,一五人の画家と一五の名画を丁寧に解説する. 1,364円 ギリシア神話 中村善也(著)/中務哲郎(著) 古代ギリシア人の間に生きており,今日までさまざまな形で語られてきたたくさんの物語――それがギリシア神話です.その中の代表的な物語を,世界の創造,神々,英雄,人間の運命といった順序で,系統立ててわかりやすく紹介し,神話がもっている話題の豊かさ,面白さを伝えます.文学・芸術理解の基礎教養としてどうぞ. 1,056円 草の根のファシズム 日本民衆の戦争体験 吉見義明(著) 日中戦争,アジア太平洋戦争を引き起こし,日本を崩壊させた天皇制ファシズム.その被害者とされてきた民衆がファシズムを支えていたこと,そして戦争末期の悲惨な体験から戦後デモクラシーが生まれたことを民衆が残した記録から明らかにしてゆく.従来の戦争観に根本的転換をもたらした名著,待望の文庫化.【解説=加藤陽子】 1,628円 原子・原子核・原子力 わたしが講義で伝えたかったこと 山本義隆(著) 福島の原発事故後,撒き散らされた放射性物質の問題はすべての人が避けて通れないものとなった.不確かな情報があふれるなか,自分で物事を判断するためには,原子核と原子力についてのきちんとした知識は必須だ.駿台予備学校での講演にもとづく歴史読み物風の筆致で,基礎からていねいに解説する物理学の入門書.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 1,628円 〈個〉の誕生 キリスト教教理をつくった人びと 坂口ふみ(著) イエスの隣人愛の思想がその死後ギリシア・ローマの哲学的言語によって教義化されていく過程で,新たな存在論が作り出された.個の個的存在性(かけがえのなさ)を指し示す概念を中心とするこの存在論が古代末期から中世初期に東地中海世界の激動のうちで形成された次第を,哲学・宗教・歴史を横断し伸びやかな筆致で描き出す.(解説=山本芳久) 1,782円 持続可能な発展の話 「みんなのもの」の経済学 宮永健太郎(著) あふれるごみ,とまらない温暖化,生物多様性と水の危機――.私たちの身の回りに,環境問題が差し迫る.一人ひとりでは解決できないこの難問を,〈環境と経済〉の視点から解きほぐし,SDGsへのさまざまな取り組みを意味あるものにする道を指し示す.持続可能な発展をめざして,みんなで,ここから世界を変えよう. 1,034円 ジャックと豆のつる ジェイコブス(作)/木下順二(訳)/瀬川康男(絵) ジェイコブスの名著『イギリス民話集』から,表題作の他,「三びきのこぶたのはなし」「三びきのくまのはなし」「親指トムのはなし」「巨人たいじのジャック」など40余編を,独特の語り口をいかした翻訳で贈ります.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 2,860円 10代のうちに考えておきたい「なぜ?」「どうして?」 近藤雄生(著) 「虹は本当に7色?」「男女の平均寿命はなぜ違う?」「友だちは多いほうがいい?」「なぜ学校に行かないといけないの?」「努力すれば夢はかなう?」.身の回りにはフシギなことやわからないことがたくさんあります.ちょっと立ち止まって考えてみよう.「なぜ?」と問うことがあなたの世界を広げます.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 1,595円 新版 学校を改革する 学びの共同体の構想と実践 佐藤学(著) 二一世紀の学校では何が基本理念になっているのか? 子どもの学ぶ権利が保障され,教師が専門家として成長する学校では何が大切にされているのか? 日本はもとより海外でも爆発的に普及している「学びの共同体」の手引き書として大きな反響を呼んでから一〇年,社会変化を踏まえ内容をアップデートした新版が登場. 693円 戦争と罪責 野田正彰(著) 戦争の時代,そして戦後を通じて,日本人は「悲しむ力」を失い続けてきた.戦地で残虐な行為を行った将校,軍医,憲兵・・・・・・.彼らは個人としてどのように罪を意識し自らの行為と向き合ってきたのか.精神病理学者による丹念な聞き取りをもとに解明する.罪の意識を抑圧する文化のなかで豊かな感情を取り戻す道を探る. 1,518円 太平記 五 兵藤裕己(校注) 観応2年(1351)2月高師直・師泰が討たれた.延文3年(1358)4月には足利尊氏も病死し,12月に義詮が征夷大将軍に就任した.南北の争いが続く中,康安元年(1361)には京都で大火・疫病・大地震が発生,南朝軍が進攻した.有名な「神霊矢口渡」や大名佐々木道誉のエピソードも挿まれ,バサラの時代が語られる.(全6巻)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 1,452円 太平記 四 兵藤裕己(校注) 貞和四年(1348),楠正成の子正行が父の十三年忌に際して挙兵し,山名時氏と細川顕氏の軍を破った.これに対し高師直・師泰兄弟が楠討伐に向かい,正行・正時兄弟は戦死し,師直は吉野南朝の皇居を焼き払った.その後師直は足利直義と対立し観応の擾乱となったが,観応二年(1351)武庫川で上杉能憲に討たれ,高一族は滅亡した.[全6冊]※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 1,320円 太平記 六 兵藤裕己(校注) 十四世紀半ばの観応の擾乱,尊氏の死,有力守護大名の没落のあと,年少の将軍義満の補佐として細川頼之が管領職に就任,その優れた政治によって,さしもの乱世も「中夏無為」の太平の世を迎えることになった.南北朝五十余年の争乱の世を雄渾な筆致で描いた歴史文学の大著『太平記』がここに完結する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 1,111円 中世史とは何か ジョン・H.アーノルド(著)/図師宣忠(訳)/赤江雄一(訳) フィクションの世界で描かれる「暗黒の中世」は,近代ヨーロッパが創り出した政治的な物語だ.異端審問,王の儀礼,市民の裁判・・・・・・注意深く史料を読み解けば,当時の人びとが生き生きと甦る.『歴史〈一冊でわかる〉』やBBCの企画,市民向け講座で有名なケンブリッジ大学教授が誘う,新鮮でドキドキする本格的中世史入門. 3,080円 1 ... 383940 ... 170 TOP 電子書籍(本・小説) 岩波書店 39ページ目