岩波書店 3,382件 人気順 新着順 ハイチ革命の世界史 奴隷たちがきりひらいた近代 浜忠雄(著) 一八世紀末,カリブ海の島で黒人たちが立ち上がり,自らの手で史上初の奴隷解放を達成した──長く忘却されてきたハイチ革命は,いまや近代史の一大画期だと認識されている.半世紀に及ぶ著者の研究をもとに,反レイシズム・反奴隷制・反植民地主義を掲げたこの革命と,苦難にみちた長いその後を,世界史的視座から叙述. 1,056円 俳林随筆 市井風流 加藤郁乎(著) 俳諧,狂歌による言語遊戯・実験の中に「詩」を探り,風流遊蕩に徹し粋に生きた江戸の俳人達.古典を読む楽しみを味わいつつ,随所に綿密にして冷徹な考証の成果がさりげなく語られる.芭蕉,其角,太祇,鬼貫,南畝,名も知られぬ遊女から,荷風,碧梧桐,吉井勇,梓月,一穂,順三郎まで詩精神のエッセンスを語る.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 3,960円 歴史と永遠 江戸後期の思想水脈 島田英明(著) 過激なテロル,美しい詩,そして歴史叙述.近世日本の知識人は様々な企図を通して歴史に語り継がれたいと願った.そうした永遠性獲得願望の存在を指摘し,政治構想や時務策の次元だけでなく,論理化されない気分や情念の機微にまで分け入りながら,徂徠学から幕末志士へと至る新たな政治思想史の系譜を描き出す.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 6,050円 労働組合運動とはなにか 絆のある働き方をもとめて 熊沢誠(著) 社会には競争が溢れている.勝者たり得る者はごく一握りにすぎず,多くの人は敗者になることをまぬかれえない.敗者が「敗者」の立場のままでも生きていける社会は可能なのか――.ノンエリートがノンエリートの立場のままで生きていける社会を可能にする試みこそが労働組合運動だとする著者が,その真髄を語る. 2,310円 あいまいな日本の私 大江健三郎(著) 「私は渡辺一夫のユマニスムの弟子として,小説家である自分の仕事が,言葉によって表現する者と,その受容者とを,個人の,また時代の痛苦からともに恢復させ,それぞれの魂の傷を癒すものとなることをねがっています.」――一九九四年ノーベル文学賞受賞記念講演ほか,全九篇の講演に語られた,深く暖かい思索の原点と現在. 902円 新しい文学のために 大江健三郎(著) 文学とはなにか,文学をどのようにつくるか,文学をどのように受けとめるか,生きて行く上で文学をどのように力にするか――本書はこれから積極的に小説や詩を読み,あるいは書こうとする若い人のための文学入門である.著者は文学の方法的・原理的な問題について考えを進めながら,作家としての生の「最後の小説」の構想を語る. 836円 海を渡った「ナパーム弾の少女」 戦争と難民の世紀を乗り越えて 藤えりか(著) 「この写真は反戦の「旗」だ」.ロシアのウクライナ侵攻で改めて注目された「決定的瞬間」を切り取った写真がある.1972年6月8日,ベトナム戦争のさなか,黒煙を背に必死で駆けてくる少女の写真は,反戦運動の大きなうねりにつながった.それがゆえに送らざるを得なかった激動の生涯とは? 交流厚い記者が描き出す. 748円 科学2023年9月号 岩波書店『科学』編集部(編) 月刊誌『科学』は1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊された総合科学雑誌です。第一線の研究者がみずから執筆し、科学に関心を寄せる多様なバックグラウンドの読者に向けて、高度な研究成果を紹介することが、創刊以来変わらない本誌の大きな特徴です。純粋に知的好奇心をかきたてる話題から、社会との関わりの深い話題まで、幅広く取り上げます。 ※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。 特集 首都直下地震に備える――関東大震災100年 首都圏の地震活動・・・・・・酒井慎一 地震防災と建築・・・・・・川口健一 首都直下地震に備える・・・・・・平田 直 強震動の観測と予測――関東大震災級の揺れに備える・・・・・・三宅弘恵・室谷智子 帰宅困難者問題の本質と対策・・・・・・廣井 悠 特集2 冬眠に惹きつけられる科学者たち なぜ冬眠するのか? 古くて新しい冬眠研究――脂肪組織の役割を中心に・・・・・・岡松優子 冬眠が明らかにする記憶のメカニズム・・・・・・田中和正 冬眠と時計――眠りと目覚めの時を決める機構・・・・・・平野有沙 データ駆動進化医学で解く季節性うつと冬眠の代謝基盤・・・・・・柚木克之・加藤隆弘 冬眠と疾患――人工冬眠がもたらす次世代の医療・・・・・・砂川玄志郎 [巻頭エッセイ] 女性科学者のジレンマと脳の話・・・・・・森 郁恵 魚類オキシトシンは「愛情ホルモン」として働くのか?・・・・・・横井佐織・大門将寛・竹内秀明 ポスト・ムーア時代のスパコン3 効率的なアーキテクチャ(1)・・・・・・牧野淳一郎 [連載] これは「復興」ですか?78(最終回)「おれたちの伝承館」・・・・・・豊田直巳 研究者,生活を語る8 50代半ばの大学教授の平凡な1日・・・・・・白木賢太郎 数学者の思案16 数学と物理学・・・・・・河東泰之 リュウグウのささやきを聴く13 先輩は方解石・・・・・・橘 省吾 3.11以後の科学リテラシー128・・・・・・牧野淳一郎 [科学通信] 放流すれば魚は増えるのか?・・・・・・照井 慧 1,540円 関東大震災と流言 水島爾保布 発禁版体験記を読む 前田恭二(編著) 一九二三年九月一日午前一一時五八分,関東大震災が発生.おさまらない揺れと迫り来る火災,そして朝鮮人襲撃のデマ・・・・・・.画家,文筆家であった水島爾保布は地震発生直後から,人々がしだいに分別を取り戻していくまでの様子を書き記すが体験記「愚漫大人見聞録」は発禁処分で世に出せなかった.幻の体験記は何を語るのか. 836円 医療と介護の法律入門 児玉安司(著) 医療と介護は身近でありながら,関連する法制度は複雑である.病院での医療事故,医療安全,医療のキーパーソンと後見人制度,医療と介護の連携,診療データの利活用,医学研究の倫理,人生最終段階の医療など――.それらをめぐる法制度を,国内外の例とともに語る.激変する医療と介護をより深く理解するための1冊. 1,056円 俺の自叙伝 大泉黒石(著) ロシア人を父に持ち,若くしてロシア,ヨーロッパを彷徨いトルストイの謦咳に接した.革命から逃れて日本に帰国,その後,東京の下層社会で極貧生活を送りながら旺盛な執筆活動を始める.才能を妬まれ虚言の作家と貶められ,文壇から追放された大正期のコスモポリタン作家が,生まれからデビューまで,数奇な人生を綴る. 1,155円 核のごみをどうするか もう一つの原発問題 今田高俊(著)/寿楽浩太(著)/中澤高師(著) 原子力発電によって生じる「高レベル放射性廃棄物」は国内に大量に溜まり続け,放射能の影響が弱まるまで長い年月を要するといわれている.この危険な「核のごみ」をどこにどのような方法で処分すればよいのか.私達はこの問題とどう向き合えばよいのか.専門家らによる提言を読み解きながら問題解決への道を探る. 1,056円 ガラン版 千一夜物語 1 西尾哲夫(訳) 古代ペルシアの王シャフリヤールは,王妃の不倫現場を目撃して以来,一夜限りの妻を娶っては殺す,という掟をつくる.宰相の娘シェヘラザードは自ら王の花嫁に志願し,夜明け前にそらんじている物語を聞かせる.話の続きを聞きたくなった王は次の晩まで彼女を生かしておくことにし,物語は次の晩,その次の晩と続いていく. 3,850円 ガラン版 千一夜物語 5 西尾哲夫(訳) 旅人に身をやつしたカリフ,ハールーン・アッラシードに出会った商人が,目が覚めたら一夜限りのカリフにされてしまう話,貧しい少年アラジンが,偶然手に入れた不思議なランプのおかげでスルタンの姫と莫大な富を手に入れる話,お忍びで夜のバグダードの街を歩くカリフが出会った人びとが語った奇想天外な話などが語られる. 3,850円 ガラン版 千一夜物語 3 西尾哲夫(訳) 「こぶ男の物語」の続きで,殺人の罪を着せられた三人の一人,仕立屋が語るおしゃべりな床屋と,その五人の兄たちの抱腹絶倒の物語.また,ペルシアの王族の貴公子とカリフお気に入りの美女との許されざる恋の物語,なかなか結婚しない王子と王女が数奇な運命を経て恋に落ち,結ばれるまでの不思議で面白い物語が語られる. 3,850円 ガラン版 千一夜物語 2 西尾哲夫(訳) いまや大金持ちになった船乗りシンドバードが貧しい荷かつぎ屋ヒンドバードに語った世にも不思議な七つの航海の話,夫に殺された女性の一件に関わった奴隷に恩赦を与えるために語られた「三つのリンゴ」の話,こぶのある道化の殺人の罪を着せられた三人が面白い話を披露して罪を免れようとする「こぶ男の物語」が語られる. 3,850円 ガラン版 千一夜物語 4 西尾哲夫(訳) 王の命で買った賢く美しい女奴隷と宰相の息子の話,ペルシア王と海の王女との間に生まれた王子と海の王国サマンダルの王女との縁談をめぐる話,ダマスの商人の息子がカリフお気にいりの貴婦人を助ける話,バスラの王子が父王の死後,夢に見た老人の導きでジンの王に会い様々な冒険をする話など不思議な物語の数々が語られる. 3,850円 ガラン版 千一夜物語 6 西尾哲夫(訳) 「開け,ゴマ」の呪文で有名な「アリババと,女奴隷に殺された四十人の盗賊の話」,魔法の馬に乗って空を飛び,ベンガルの王女に出会ったペルシアの王子の話,美しい妖精と結婚した王子の話,スルタンと結婚した妹を妬んだ姉たちが捨てた子どもたちが密かに拾われて育ち三つの宝を探し出す話など,不思議な物語が語られる. 3,850円 完訳 論語 井波律子(訳) 「仁」とは誠実な思いやり,人間愛──.のびやかにして剛毅,おおらかな楽観主義と陽性の健やかさに満ちた,人間・孔子.はつらつと弟子たちと語り合い,学問や音楽を心から愛し,どんな不遇のどん底でもユーモアを失わずに生きぬいた,力強い「肯定の思想」とは.今こそ新鮮な大古典の魅力を存分に味わえる,必携の一冊.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 3,080円 近代日本の音楽百年 黒船から終戦まで 第一巻 洋楽の衝撃 細川周平(著) ペリー来航から終戦までの百年間,教育,産業,テクノロジーなどの分野を含めて,「音楽」をめぐるあらゆる営みが,劇的な変容を遂げていった.第一巻では,軍楽隊の導入とその民間への広がりによって誕生した市中音楽隊,ジンタ,チンドン屋などの様相を描き,併せて学校唱歌から軍歌,壮士演歌までの展開を叙述する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 14,300円 1 ... 333435 ... 170 TOP 電子書籍(本・小説) 岩波書店 34ページ目