岩波書店 3,345件 人気順 新着順 日本の建築 隈研吾(著) 西欧の建築に日本が出会って約一五〇年,建築家たちは日本建築をどう捉え,どう表現してきたのだろうか.たびたび災害に見舞われる日本で,たとえば村野藤吾をはじめとする建築家は「弱さ」や「小ささ」を大切にしながら,モダニズムとは異なる道を歩んだ.その精神を受け継ぎ著者は次へと歩を進める.日本建築の本質と未来. 1,056円 日本留学精神史 近代中国知識人の軌跡 厳安生(著) 日清戦争から辛亥革命にかけて,中国から日本に大勢の男女学生が渡来した.東アジアの歴史変動のなかにあって彼らはいったいいかなる精神のドラマを体験したのか.数多くの例に即し,その意味を内在的に明らかにする. ※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 4,620円 被差別部落認識の歴史 異化と同化の間 黒川みどり(著) 差別をする側,差別を受ける側の双方は部落差別問題をどのように認識してきたのか――明治維新後一八七一年の「解放令」発布から現代にいたるまで,人々の意識の中で部落差別が作りだされてゆく歴史を描き出し,その後の被差別部落研究に大きな影響を与えた名著,待望の文庫化.原著刊行後の動向を分析した補章を加える. 1,892円 ファンタジーの魔法空間 井辻朱美(著) 『ハリー・ポッター』や『指輪物語』のブームをきっかけに注目を集めるファンタジー.大人まで惹きつけてやまないその魅力とは何だろうか.トールキンなどの古典から現代に至る様々な作品中に描かれる「現実とは異なる世界=魔法空間」を手がかりに,世界を真に理解するための文学としてのファンタジーの本質を解き明かす. ※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 2,420円 文学が裁く戦争 東京裁判から現代へ 金ヨンロン(著) 文学は戦争を抑止するために何ができるのか.連合国による戦争裁判が終結した後も,日本文学は,法が裁けなかった罪を問い直し,戦争の暴力に向き合い続けてきた.一九四〇年代後半から現在まで,時代の要請のもとに生み出されてきた,戦争裁判をテーマとした主要な作品と作家を取り上げて,新たな文学史を描く. 1,056円 ボクの故郷は戦場になった 樺太の戦争,そしてウクライナへ 重延浩(著) 1945年8月,ソ連軍が国境を越えて侵攻を開始,のどかで美しい島は悲惨な戦場と化した.機銃掃射で倒れる人々,目の前を走り抜ける戦車,自決した女性たち・・・.南樺太で生まれ育った少年が体験した戦争とはどのようなものだったのか.過酷な戦争の記憶と現在のウクライナの姿とを交差させながら平和の意味を考える. 1,034円 読む力は生きる力 脇明子(著) 子どもが本を読むことの大切さは誰でもが説くが,心底から納得できるような”読書への誘い”は案外少ない.著者が長年考えぬいた成果を,具体例を挙げながら明晰に語る本書は,子どもと本との幸せな出会いを望むひと,必読. 1,870円 ロシア・ウクライナ戦争 近景と遠景 国末憲人(著) ロシア国境からわずか八〇〇メートルの最果ての村,首都キーウ,虐殺の地ブチャ,包囲された街,犠牲の爪痕――戦闘と日常が交差する銃後なきウクライナ.新聞社で欧州報道を長らく担当してきた記者が,現地で見た光景を記録するとともに,この戦争で問われた課題を,豊富な取材経験を元に遠距離から見つめ考察する必読書. 2,970円 戦争語彙集 オスタップ・スリヴィンスキー(作)/ロバートキャンベル(訳著) 「わたしの家も,この街も,置いていけばゴミになるの?」 「ゴミ」「星」「林檎」・・・・・・戦争の体験は人が言葉に抱く意味を変えてしまった.ウクライナを代表する詩人が避難者の証言を聴き取り,77の単語と物語で構成した文芸ドキュメント.ロバート キャンベルが現地を訪ねて思索した手記とともに,自ら翻訳して紹介. 2,200円 「江戸の選挙」から民主主義を考える 柿崎明二(著) 民主主義の制度はみんな外来? 実は江戸時代後期,幕藩体制の末端にあった村の一部では名主などの村役人を入札と呼ばれる選挙で選んでいた.私たちの足元にあった自治のシステムから,低投票率に揺らぐ現代の民主主義を鍛え直す道を探る. 792円 世界2024年1月号 岩波書店『世界』編集部(編) 【特集1】ふたつの戦争、ひとつの世界 2022年2月24日、世界中が「いま、なぜ」と問うなか始まったロシアのウクライナ侵攻。その終わりはいまだ見えず、戦禍は拡大している。2023年10月7日に起こったハマスの襲撃が引き金となり、イスラエルはガザ地区への凄惨な攻撃を開始した。人質解放のための束の間の「戦闘休止」は平和に結実するのだろうか。 私たちが生きている世界では、いまも人が殺し、殺されている。その現実を直視しつつも、けっして平和をあきらめないために。停戦への道と世界のこれからを考える。 【特集2】ディストピア・ジャパン 世界各地で戦火がやまないなか、日本はそれでも平和を享受している――。それは事実なのか? 上がらない賃金と長時間労働、ジェンダーギャップ指数125位、横行するハラスメント、G7最下位の報道の自由度、根深い外国人差別・・・・・・。 同じ人間であるにもかかわらず、人間が貶められる現実が広がってはいないか。それは「平和」なのだろうか。私たちの足もとのディストピアを見つめる。 ※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。 ■特集1 ふたつの戦争、ひとつの世界 〈インタビュー〉ガザ、人類の危機─それでも守るべき価値とは・・・・・・中満 泉(国連事務次長、軍縮担当上級代表)、聞き手=国谷裕子(ジャーナリスト) 国際法と学問の責任─破局を再び起こさないために・・・・・・根岸陽太(西南学院大学) この人倫の奈落において─ガザのジェノサイド・・・・・・岡 真理(早稲田大学) イスラエルの焦り─この戦争に終わりはくるのか?・・・・・・錦田愛子(慶應義塾大学) 正義論では露ウ戦争は止められない─ウクライナからカラバフへ、拡大する戦争・・・・・・松里公孝(東京大学) 〈対談〉二〇二四年の世界と日本・・・・・・田中 均(元外務審議官)×佐橋 亮(東京大学) 「ふたつの戦争」と米国の世界戦略・・・・・・菅 英輝(九州大学名誉教授) 宝塚の悲劇 何がカナリアを追いつめたのか・・・・・・川崎賢子(文芸評論家) 大川原化工機「冤罪」事件の深層─警視庁公安部で何が・・・・・・石原大史(NHK) 〈新連載〉最後は教育なのか? 第1回 「お花畑」は現実化する─仁平典宏さんに聞く・・・・・・武田砂鉄(ライター) 世界の潮 岸田減税が不人気な理由・・・・・・吉弘憲介(桃山学院大学) 性同一性障害特例法 違憲決定の意義・・・・・・木村草太(東京都立大学) ■特集2 ディストピア・ジャパン 人間であることが困難な世界で・・・・・・松村圭一郎(岡山大学) 〈インタビュー〉反社会的で、善なるもの─いま小説を書くということ・・・・・・桐野夏生(作家)、聞き手=前川仁之 〈インタビュー〉入管はなぜ姉を同じ人間として扱ってくれなかったのか─ウィシュマさん死亡事件の真相を求めて・・・・・・ワヨミ/ポールニマ、聞き手=伊藤詩織 さよなら、ジャニーズ。さよなら、テレビ。─見えない再生の糸口・・・・・・林 香里(東京大学) スケッチ カメレオン通り・・・・・・多和田葉子(作家) 夜店 歴史学は世界を変えることができるか・・・・・・松沢裕作(慶應義塾大学) 事故と故事のあいだ─膨張する中国のナラティブ戦略・・・・・・福嶋亮大(文芸批評家) 1,045円 科学2023年12月号 岩波書店『科学』編集部(編) 月刊誌『科学』は1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊された総合科学雑誌です。第一線の研究者がみずから執筆し、科学に関心を寄せる多様なバックグラウンドの読者に向けて、高度な研究成果を紹介することが、創刊以来変わらない本誌の大きな特徴です。純粋に知的好奇心をかきたてる話題から、社会との関わりの深い話題まで、幅広く取り上げます。 ※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。 【特集】人新世:科学の挑戦と社会の変革 人新世の地質学・・・・・・平 朝彦 地質時代としての人新世の定義・・・・・・加 三千宣・齋藤文紀 人工地層──人新世のフットプリント・・・・・・平 朝彦・横山由香・坂本 泉 地球デジタルツイン・・・・・・河宮未知生 気候-生態系の構造転換:レジームシフト・・・・・・安中さやか 人新世の開港と太陽系大航海時代・・・・・・高野淑識 人新世の中での経済活動・・・・・・亀山康子 コミュニアンか絶滅か・・・・・・斎藤幸平 アプリを用いた市民参加型生物モニタリングの意義と可能性・・・・・・藤木庄五郎 [座談会] 人新世を切り拓く新たな人間-地球システム観に向けて・・・・・・春日文子・篠田謙一・平 朝彦・高村ゆかり ファシリテーター:稲垣史生 地球システム変動に対応する総合知の重要性・・・・・・稲垣史生 [巻頭エッセイ] 人新世を平和で持続可能な時代にするために・・・・・・春日文子 [ノーベル生理学・医学賞2023] RNA修飾による炎症回避が,効果的なmRNAワクチンの開発を可能にした・・・・・・中西秀之・位高啓史 [ノーベル物理学賞2023] 高次高調波の発見とアト秒科学への展開・・・・・・鍋川康夫・緑川克美 [ノーベル化学賞2023] 量子ドットの発展──半導体物理学との共創・・・・・・荒川泰彦 [連載] 数学者の思案19 日本の大学の国際化・・・・・・河東泰之 人間の言語能力とは何か──生成文法からの問い2 人工知能という分野が謙虚であったことなど一度もない・・・・・・ノバート・ホーンスティン/折田奈甫,藤井友比呂,小野 創〈編訳〉 〈指定討論1〉言語モデルは単純な学習則で複雑な推論を実現する・・・・・・岡野原大輔 〈指定討論2〉なぜ経験則は説明の論理として受け入れがたいか・・・・・・瀧川一学 3.11以後の科学リテラシー131・・・・・・牧野淳一郎 [科学通信] 弥生文化におけるニワトリ利用に迫る・・・・・・江田真毅 総目次 次号予告/お知らせ 1,540円 あかちゃんはどうやってできるの? コーリー・シルヴァーバーグ(文)/フィオナ・スミス(絵)/たちあすか(訳) あかちゃんはどこからくるの?と幼い子どもにきかれたら,この本の出番です.性別を表す言葉をいっさい使わず,肌の色を特定しないカラフルな色づかいで,人が生まれるしくみについて,わかりやすく楽しく語ります.多様な〈生〉と〈性〉を尊重する精神に貫かれた,すべての子どもとすべての家族のための,画期的な性教育の絵本!※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 1,870円 イスラエル 臼杵陽(著) イスラエル国家の暴力性には,いかなる歴史的背景や国内要因が横たわっているのか.統合と分裂のはざまに揺れ動く多文化社会は,これからどこへ向かうのか.シオニズムの論理,建国へと至る力学,アラブ諸国との戦争,新しい移民の波,宗教勢力の伸張など,現代史の諸局面を考察.「ユダヤ国家」の光と影を見つめる. 1,056円 岩波書店創業110年 単行本110点配信目録 8~11月配信分 岩波書店(編) 今年8月、岩波書店は創業110年を迎えました。これを機に、主として21世紀に刊行された単行本から、読売文学賞、大佛次郎賞、サントリー学芸賞、毎日出版文化賞などの受賞作や、読者から多くの支持を受けた話題作110点を精選し、電子書籍化いたします。本目録には8~9月配信の書目を掲載いたしました。いずれも末永く読み継がれてほしい名著です。ぜひ、ご注目ください。 無料 映画史への招待 四方田犬彦(著) 映画100年の作品はいかに豊穣か.サイレントからトーキー,モノクロからカラーへと映画の表現形態は技術の進歩とともに変わるが,その歴史を直線的な過程としてとらえるのではなく,国境や時間をこえ,縦横にその影響関係を読み解く.ビデオ時代の映画の見方を判りやすく説く画期的な映画入門の本.写真,資料多数掲載.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 2,860円 カント『判断力批判』と現代 目的論の新たな可能性を求めて 佐藤康邦(著) 哲学における〈目的論〉概念を今日に生かすべく,『判断力批判』を考究する研究書.ときに内在的な読解を越え,現代の哲学や科学との接点をとらえることで,一層重要性を増しつつある同書の新しい読み込み地点を示す.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 6,820円 キリストと性 西洋美術の想像力と多様性 岡田温司(著) 今日,キリスト教は性に対して厳格,保守的であるといわれる.しかしキリスト教の長い歴史にあって,キリストは性をめぐって,じつにさまざまな姿で語られ,描かれてきた.ときに「クィア」と形容される性的嗜好を先取りし,ときにジェンダーをめぐっても攪乱されていく.人々の豊かな想像力が育んだ西洋美術の実相に迫る. 1,122円 近代中国と「恋愛」の発見 西洋の衝撃と日中文学交流 張競(著) 近代の中国社会は,西洋のラブロマンスをどのように「誤解」し受容したのか? 清末文学から現代文学まで,日中文学作品の比較を通して,中国社会の特質をふまえ,いつまでも恋愛描写が不得手な中国文学の特性に迫る.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 3,520円 近代による超克 戦間期日本の歴史・文化・共同体(下) ハリー・ハルトゥーニアン(著)/梅森直之(訳) 第一次大戦後,資本主義の急激な高度化・都市化の進展によって引き起こされた社会変容は,日本の知識人に激しい衝撃を与え,20年代以降,文化的本来性をめぐる言説を大量に生み出した.西欧でも同時期に出現したこのあまりにも近代的な現象=「近代の超克」を新しい光のもとに捉え,日本の近代思想史像を一変した,衝撃の書.(全2冊完結) 4,730円 1 ... 252627 ... 168 TOP 電子書籍(本・小説) 岩波書店 26ページ目