文藝春秋 6,366件 人気順 新着順 炎は流れる(3) 明治と昭和の谷間 大宅壮一 「琉球人の基本的性格が“離島性”にあるとすれば、韓国人の場合は、大陸とはなれられない“半島性”にある。これらと日本を結びつけて、その三角関係を見るということが、第三巻の主たるテーマとなった。いわば“歴史のルポルタージュ”の見本みたいなつもりで、筆をすすめた次第である」(あとがきより) 沖縄・韓国と日本との関係の歴史的考察に現地旅行の実体験を加え、事態の変化に対して希望的観測と悲観的観測がともに強く出すぎる日本民族の精神構造上の欠点をさぐる。 660円 炎は流れる(4) 明治と昭和の谷間 大宅壮一 著者の人格形成期である明治と昭和の谷間に位置する大正という時代を各方面から分析し、解明する目的で旅立った「大河歴史紀行」は、第四巻において頂点に達する。全巻は、幕末日本で活躍した最も特異な人物、高杉晋作、彼のパトロンだった下関の豪商白石正一郎、粛清された高杉の「ライバル」赤根武人、讃岐の「勤皇博徒」日柳燕石、「幕末の異端児」天誅組盟主、中山忠光などの動きを中心に、日本人の精神構造を具体的に探る材料といえる興味あふれるエピソードでうずまっている。 660円 ミッドウェー戦記 豊田 穣 太平洋戦争の帰趨をきめたミッドウェー海戦。日米機動部隊の激突を前に索敵の利根四号機が打った一本の無電「敵ラシキモノ十隻見ユ……」。自身、海軍中尉として撃墜され米国の捕虜収容所での経験を持つ筆者が、そこに収容されていた「飛竜」乗組員の話をきっかけに、戦後多くの生存者に会い、日米両軍の資料にもとづいて、海戦の勝敗をわけた戦況をつぶさに描く。通説とされてきた「運命の五分間」をくつがえす新しい鍵を明らかにする、著者会心の長篇記録文学。 660円 水底の祭り 皆川博子 M**湖の湖底は水死者の集う墓場。不意の嵐にくつがえった釣船から放り出された漁師。自殺者。数百年昔、合戦に敗れ、湖水に追い落とされた落武者……。そして湖の底から屍蝋と化した水死体があがった──疎開中、姉を不幸な惨劇に陥れた湖を訪れる、弟の過去への旅路を描く表題作はじめ、剥製師の世界をあつかった「牡鹿の首」、ショービジネスに背を向けた演劇に賭けながら揺れ動く繊細な感情のゆくえを描写した「赤い弔旗」ほか二篇をおさめた傑作短篇集。 660円 雪に花散る奥州路 笹沢左保 股旅小説ブームの先駆をなした笹沢左保の時代小説。その街道シリーズから四作を収めた。「雪に花散る奥州路」の二本桐の武吉、「狂女が唄う信州路」の抜かずの丈八、「木ッ端が燃えた上州路」の三下の勢五郎、「峠に哭いた甲州路」の天神の新十郎。昔の街道を舞台に、いずれも個性豊かでニヒルな渡世人を主人公にして、推理的手法を駆使して物語を展開、非情な男の世界を描く。時代小説界に旋風をまき起こした「笹沢股旅もの」の真骨頂がもっともよく現れている……。 660円 わかっちゃいるけど… シャボン玉の頃 青島幸男 テレビの笑いを決定づけた、いまなお語り継がれる黄金期の怪物バラエティ「しゃぼん玉ホリデー」。ミスター・しゃぼん玉が語る、抱腹絶倒の真実! ザ・ピーナッツ クレージーキャッツ(ハナ肇、植木等、谷啓、犬塚弘、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー)入江美樹 坂本九 中尾ミエ クリント・イーストウッド なべおさみ 小松政夫 水原弘 勝新太郎 中山千夏 朝丘雪路 永六輔 前田武彦 大橋巨泉 野坂昭如 井上ひさし みんな出てくるのだ! 660円 1 ... 316317318 319 TOP 電子書籍(本・小説) 文藝春秋 319ページ目