文藝春秋 6,395件 人気順 新着順 霧の果て 神谷玄次郎捕物控 藤沢周平 北の定町廻り同心・神谷玄次郎は、一流の剣の遣い手。しかし14年前に母と妹を無残に殺され、その犯人がうやむやになって以来、心に闇を抱えて生きてきた。仕事を怠けては、馴染みの女将がいる小料理屋に入り浸る自堕落ぶり。当然ながら、上役の覚えも芳しくない。だが本気になると、事件の解決には鋭い勘と抜群の推理力を発揮するため、かろうじて首がつながっているのだった。そんなある日、川に女の死体が浮かぶ──。人間味あふれ、読後感抜群の傑作連作短篇集。 660円 闇の傀儡(かいらい)師 下 藤沢周平 “八嶽党”をめぐる陰謀に巻き込まれ、幕府の隠密とともに追跡、死闘の日々をおくる源次郎。その最中、彼に好意をよせる津留が、党にさらわれ、遂には、将軍家の跡継ぎ・家基が奇怪な死をとげてしまう。これも八嶽党の仕業だと噂されるが、その八嶽党にもどこからか闇の魔手がのびてきて……。源次郎の剣の前に立ちはだかる〈邪剣の遣い手・八木典膳〉〈謎の美女・お芳〉〈老剣士〉〈隠密〉などが入り乱れる、波乱万丈の物語。 660円 叱られる力 聞く力2 阿川佐和子 150万部超のベストセラー『聞く力』の第2弾、ついに登場! 今回のテーマは「叱る」です。 『聞く力』についての取材を受ける中で、阿川さんは「いかに部下を叱りにくいか」「いかに若い社員が叱られ弱いか」を聞かされる機会が何度もありました。注意したら会社に来なくなった、なんていうのは序の口で、隣の席の先輩が怒られているのを見ただけで辞表を出す、「人に叱られたのは初めてで、どうしたらいいかわからない」と茫然とする……などなど、異常に打たれ弱い新人・若手社員が増殖している現実に気づいたのです。そこでアガワが、お父上(作家・阿川弘之さん)や仕事上のボスに怒鳴られ続けた60年を振り返るとともに、上記のような実例を引き合いに、「叱る」「叱られる」も結局は「聞く」ことにつながる大事なコミュニケーションである、と説きます。「スマートな叱り方とは?」「後輩の叱り方」「部下の叱り方」「借りてきた猫の法則」「親は嫌われる動物と思うべし」「『最悪経験』を尺度にする」「『私、人見知りだから……』は甘え」「嫌いな言い回し」「言い訳は進歩の敵」など、アガワ流の「叱る勇気」「叱られる覚悟」をお楽しみください。 880円 インサイドボックス 究極の創造的思考法 ドリュー・ボイド/ジェイコブ・ゴールデンバーグ/池村千秋・訳 画期的な発想や発明は、枠の外(アウトサイド・ボックス)で考えて初めてものにできる、というのがこれまでのビジネス本や自己啓発本の定説でした。ところがコロンビア大学ビジネススクールのゴールデンバーグ教授と、P&Gなどのメーカーでイノベーションを指導してきたボイド氏が、実際に歴史上のイノベーションを400例以上研究したところ、それはまったくの逆だ、ということが判明したのです。 大きなブレイクスルーは、実は「制約の中」(インサイド・ボックス)で考え抜くことで生まれる――この意外な事実を豊富な実例をもとに立証していきます。たとえばアウトサイド・ボックスの代表例としてよく出される走り高跳びの「背面跳び」。従来の飛び方「ベリーロール」の発想を逆転させたといわれてきましたが、実は、これを発明した選手は、はさみ跳びを変化させて背面跳びに行き着いたことを著者二人はつきとめます。他にも、洗剤から汚れを落とす成分を取り去ってみる、携帯電話から電話をかける機能を外してみる、メールの字数を140文字に制限する、など画期的なイノベーションを生んだ「インサイドボックス」の思考法を紹介していきます。脳髄をしぼりながら、徹底的に考える――あなたの仕事にもキキます。 1,925円 銀座ママの心得 林 真理子 「こんなことがあっていいの…」被災地の光景に涙してばかりはいられない。精力的なボランティア活動をするイケメン青年たち、人生経験を生かして東北の未来作りに奔走する仲間に触発され、超オリジナル支援策「銀座のママプロジェクト」を立ち上げる。髪を高く結い上げて、さあ超高級クラブにご出勤! 「週刊文春」人気連載、激動の一年! 550円 レイジ 誉田哲也 音楽の才能は普通だが世渡り上手なワタルと、才能に恵まれるも、孤独に苦しみ続ける礼二。2人は中学最後の文化祭でバンドを組み、大成功を収めるが、礼二の突然の脱退宣言によりバンドは空中分解する。その後2人はお互いを意識しつつも相容れないまま別々の道へ。紆余曲折を経て、礼二がようやく巡り合った理想のバンドがある事件に巻き込まれてしまい……。武士道シリーズで女子を描いた著者が、今度はロックする2人の男を時代の変遷とともに描いた音楽青春小説です。 660円 八丁堀吟味帳「鬼彦組」 はやり薬 鳥羽 亮 子どもたちに流行風邪が蔓延した。人気の医者は引っ張りダコだ。そんな医者のひとり・玄泉が出す万寿丸は値が高額ながら大流行。折も折、万寿丸は効かないと直言していた町医者・東庵が殺された。他にも不審な殺人の多い玄泉周辺を、北町奉行所の特別捜査班「鬼彦組」が洗いはじめると――。鳥羽亮の大人気書き下ろし小説! 660円 儲けすぎた男 小説・安田善次郎 渡辺房男 富山の最下級藩士の家に生まれながら、一代で大財閥を築き上げた安田善次郎。幕末明治の激動期、貨幣価値の変化の機を捉え、莫大な巨利を手中に収めて、日本一の大銀行家へと昇りつめた男がみせた、ここ一番の勝負勘とは? 東大安田講堂を寄付し、近代日本金融界の礎を作った傑物の生涯を活写した歴史経済小説。 660円 お徳用 愛子の詰め合わせ 佐藤愛子 生来の「面白中毒」ともいうべき性癖ゆえ、自ら災難に突進し、波乱の人生を歩んできた作家・佐藤愛子。なればこそ書ける、真に心に染みる幸福論、皇室と愛子さまに寄せる思い、旅や家族についてのエッセイ。そして津村節子さん、小沢昭一さん、藤原正彦さん、北杜夫さんら親友・珍友との縦横無尽な語り合い。歯に衣は着せぬが涙もろい暴れ猪・佐藤愛子の多彩な魅力が満載! 660円 明智左馬助の恋 上 加藤 廣 嫉妬の棘が光秀を狂わせる――。『信長の棺』『秀吉の枷』につづく「本能寺3部作」ついに完結! 後醍醐天皇から錦旗(きんき)を賜った祖先を持つ三宅弥平次はその出自を隠すべく、明智家の養子となって左馬助を名乗り、信長方についた主君とともに参謀として頭角を現すようになる。秀吉との出世争い、信長の横暴に耐える光秀を支える忠臣には、胸に秘めたある一途な決意があった。「本能寺の変」をめぐる純愛を描く、感動の歴史長篇。 660円 秀吉の枷 上 加藤 廣 覇王(信長)を討つべし! 多くの謎に包まれた秀吉の生涯に迫る迫真の歴史ミステリー 「殿は、いつまでもあの『覇王』の手先であってはなりませぬ」。死を目前にした軍師・竹中半兵衛は、病床で秀吉に4つの忠言と秘策を授けた。天正7(1579)年6月、蜂須賀小六、前野小右衛門ら播州から駆けつけた異能集団《山の民》を伴い、秀吉は密かに天下取りに動き出す。大ベストセラー『信長の棺』に続く、「本能寺3部作」第2弾登場! 660円 秀吉の枷 中 加藤 廣 本能寺の抜け穴を封鎖せよ! 多くの謎に包まれた秀吉の生涯に迫る迫真の歴史ミステリー 「例の本能寺に通じる抜け穴を、本能寺の古井戸から至近距離で封鎖するのだ」。光秀の謀反を察知した秀吉は、前野将右衛門に命じた。その光秀を天王山に破り、秀吉は後継者争いのトップに躍り出る。やがて信長の遺児や嫡流を葬り去ると、信長の姪、茶々に触手を伸ばす。独裁者となった秀吉の心に広がる、消えることのない闇とは……。大ベストセラー『信長の棺』に続く、「本能寺3部作」第2弾! 660円 秀吉の枷 下 加藤 廣 太閤を翻弄する淀君(茶々)の陰謀――。多くの謎に包まれた秀吉の生涯に迫る迫真の歴史ミステリー 「わしは天子様から、跡継ぎのお子を頂戴する」。九州を制圧し、仇敵・家康を関八州に追いやり、さらには明遠征にまで乗り出す秀吉。豊臣家安泰のために、子作りと朝廷工作に励む秀吉を、絶望の底に陥れた《淀君の陰謀》とは一体何なのか。壮絶な後半生をあますことなく描いた、加藤版・秀吉一代記、ここに完結! 660円 喬四郎 孤剣ノ望郷 修羅の世界 八木忠純 大型新人の書き下ろし時代小説シリーズ第4弾。父の無念を晴らすため、御国の悪政を正すため、江戸は蜘蛛の巣店に身を潜めた喬四郎だが、先立つ金というものがない。今度の仕事は御門番へ届ける弁当の護衛。やさしい仕事と思いきや、高い給金にはやはり裏があった。一方、国許に出された東条兵庫告発の書はどう処理されたのか。焦る喬四郎の背後に次なる刺客が迫る――。危うし、有馬喬四郎! 660円 喬四郎 孤剣ノ望郷 目に見えぬ敵 八木忠純 驚異の新人による、書き下ろし時代小説シリーズ第5弾! 御国の悪政を正すため、江戸に潜んで半年。有馬喬四郎は二つの決断を迫られていた。一に、手習塾の代教という仕事を引き受けるべきか。二に、長屋に転がり込んできた美貌の娘・咲と所帯をもつべきか。宿願を果たすためには、いずれも否とせねばならぬが……。その隙にも、宿敵・東条兵庫の手先が卑劣な手段を講じて迫ってくる。悩みは尽きぬ、江戸暮らし。 660円 喬四郎 孤剣ノ望郷 謎の桃源郷 八木忠純 書き下ろし時代小説シリーズ、いよいよクライマックス! 美貌の娘・咲と祝言をあげ、束の間の幸せをかみしめる有馬喬四郎。だが、故郷への思い断ちがたく、その心中、決して穏やかでない。そんな折、かつておのれを襲った刺客の背後に、御三家水戸藩の後嗣問題と、世を揺るがす恐るべき陰謀のあることを知る。宿敵・東条兵庫を倒すために、もうこれ以上の回り道はしたくないのだが……。 660円 喬四郎 孤剣ノ望郷 さらば故郷 八木忠純 驚異の新人による書き下ろし人気時代小説シリーズ、ついに完結! 宿敵・東条兵庫を討ち取るべく、上和田表へ乗り込んだ喬四郎だったが、まんまと裏を掻かれてしまう。瀕死の喬四郎を救ったのは、多田源氏の血を引くという村長(むらおさ)だった。時は流れて天保4年。平穏に暮らす喬四郎の許へ、兵庫の憎むべき所業が伝えられる。義を見てせざるは勇なきなり。立つべし、有馬喬四郎! 660円 八丁堀吟味帳「鬼彦組」 裏切り 鳥羽 亮 鳥羽亮さんの大人気シリーズ最新作、江戸の街をかける北町奉行所の特別捜査チーム「鬼彦組」が今回も大活躍します! 日本橋の両替商を強盗が襲います。番頭に蔵を開けさせて惨殺するという残忍さですが、店へと入りこんだ手口は10年前「穴熊」と呼ばれた盗賊と同一でした。しかし、かつて「穴熊一味」は殺しを一切しなかったはず。与力・彦坂新十郎が率いる鬼彦組の同心たちは、手がかりを求めてかつての穴熊一味の男を探しだすも、先廻りされたように殺されてしまいます。鬼彦組とは別に、誰かが彼らを追っている? 時代小説+警察小説をぜひお楽しみください! 660円 耳袋秘帖 麻布暗闇坂殺人事件 風野 真知雄 坂の町・麻布──昼もなお暗き暗闇坂で大八車が暴走し、若い娘が亡くなった。やがて、麻布七不思議・お化け椿の下に怪しい影があらわれて……。坂の上の富豪たちを坂の下の貧しき者が見上げた時、悲しき怨嗟が凶悪犯罪を呼び寄せる! 事件の鍵を握るのは降霊術の女か? 江戸版「天国と地獄」! 勘定組頭時代の根岸肥前が消えた年貢の謎を解く「宮仕え」を新収録。殺人事件シリーズ第8弾。 660円 耳袋秘帖 神楽坂迷い道殺人事件 風野 真知雄 七福神めぐりが流行る神楽坂で、寿老人役の爺さんが石像に頭をつぶされて亡くなった。近所ではずいぶん嫌われ者の老人だったのだが……。一方、奉行所が10年来追い続ける大泥棒・品川左衛門が久々に姿を現す。贋の恵比寿天から弁財天の口吸いまで、不可思議な事件が相次ぐ。根岸肥前が過ごした不思議な一夜「虫一匹」(書き下ろし余話)を新収録。殺人事件シリーズ第10弾。 660円 1 ... 303304305 ... 320 TOP 電子書籍(本・小説) 文藝春秋 304ページ目