ボイジャー 2,092件 人気順 新着順 モシュリーマン 辻六道 突然の親の訃報。その瞬間から四十九日法要までをかなりリアルに表現した、喪主シミュレーション小説。 平凡なサラリーマンである町田が、突然の親の死に直面し、何をどうして良いかもわからないままの状態から未経験の喪主を務め、更にその後に山積・襲来する課題に戸惑い悩みながらも取り組み、遺品の山を発掘して必要なものを収集・準備し、四十九日法要を終えるまでの苦闘の軌跡を可能な限りリアルに描く。普段語られることの少ない親の死について書かれた内容を読者が自らの境遇に落とし込むことで、いずれ訪れる親の死後へのシミュレーションとなるとともに、頭の片隅に浮かぶ漠然とした不安の軽減に少しでも役立つものと思料。 【著者】 辻六道 首都圏在住。50歳を超えた平凡なサラリーマン。父親の急逝を受けて喪主を務める。訃報を受けた瞬間から生活環境が一変、葬儀・仏事・行政手続・口座廃止・年金手続等の諸課題に、全く未経験の状態から短期間で対応。これらの課題解決にかなりの時間と労力を要したこと、及び表には出てきにくいもののこの手の情報を求める周囲のニーズの存在を知ったことから、その対応中に考えたことや感じた思いを後に続く者へ伝えることには、幾ばくかでも意味があると考えて本書を執筆。 352円 こげなお人ではなか! 発見された西郷隆盛の写真 茶屋二郎 誰もが知ってる英雄の、誰も知らない本当の顔 明治7年。陸軍省で撮られたという、一枚の集合写真。写っていたのは山縣有朋、勝海舟といった元勲たち。その中に、なんと西郷隆盛がいると言う。しかし、一般に伝わるその人とは、似ても似つかない姿で写っていた。本当に西郷隆盛なのか? 地道な調査・検証から真実を導き出す歴史ミステリー。 【著者】 茶屋二郎 1945(昭和20)年、金沢市生まれ。慶応大学卒業後、小学館入社。その後バンダイに転じ、35歳で社長に就く。日本玩具協会会長、デジタルメディア協会理事長などを歴任。現在日本おもちゃ図書館財団代表理事。平成29年旭日中綬章を受章。著書に「若き血に燃ゆる」(リベラルタイム出版社)、「1868年 終わりの始まり」(講談社)、「遠く永い夢」(日新報道)、「アメージング・グレース」(ボイジャー)など。 509円 小田切しん平 劇作集(1)2012~2017 小田切しん平 歌舞伎台本、オペラ台本、映画台本、そして小説。コンテンツの面白さを満喫する多彩な台本を集めて 歌舞伎台本で、東日本大震災に取材した「陸奥下絡繰白波」、同じく未解決の東電女子社員殺人事件に取材した「紅地蔵夜鷹絵暦」。シャカ族殲滅という釈尊晩年の悲劇をオペラ化した「ビルーダカ~シャカ国を滅ぼした哀しみの王」。防衛大学校に落語部を、と奮闘する防衛大女子学生を描く映画台本「武人娘あすか~噺版・防衛大学校物語」。国際法を無視した中国の海洋最前線基地へ果敢に殴り込むアニメキャラの水着美少女たちを描く短編小説「南シナ海マリン・エンジェル作戦」。以上、ギリギリのテーマ設定で上演が危ぶまれる5篇を収録。 【著者】 小田切しん平 1955年愛知県生。私大の文学部仏文科卒。卒論は後にノーベル賞受賞のル・クレジオ。広告会社、テレビ番組制作会社、クラシック音楽事務所を経て、21世紀からライター業。著書「東京パルチザン」「世界街頭広告図鑑」「老犬コロが教えてくれた幸福」、翻訳各種(英、仏、伊)。 385円 珠玉天王寺屋――五世中村富十郎 山田凉子 十代から歌舞伎を見続けてきた栗本薫の母が、希代の名優中村富十郎の50年に渡る舞台観劇記・交流の記録。 伝説的歌舞伎役者、十五代目羽左衛門の舞台を13歳で見てより歌舞伎の魅力に取り憑かれた山田凉子は、六代目菊五郎、初代吉右衛門、七代目幸四郎などの名優の舞台に接して歌舞伎への鑑賞眼を磨いてきた。そして1961年に当時鶴之助を名乗っていた中村富十郎に魅せられた彼女が、半世紀に渡る観劇記、交流をまとめたものが本書である。あくまでもファンの視点から書かれてはいるが、自身も長唄の名取りであり幾度か富十郎の踊りと共演も果たしている著者の富十郎評は的確。本格的な評伝のない現在、歌舞伎研究書としても貴重である。 【著者】 山田凉子 1925年東京生まれ。13歳より歌舞伎を見始める。山田抄太郎、稀音家六里治に長唄を、長生松帆に小唄を師事し邦楽への造詣を深める。また句集に『江戸切子』、『瓔珞』がある。栗本薫・中島梓の母。 770円 国試・CBTの薬 改訂第8版 第2巻 中木敏夫 国試・CBTに対応した、医学生に必要な薬のポイントと問題集! 「薬理学はカタカナの薬の名前ばかり出てきて全く面白くない」という学生がいなくなることを願い、薬における基本的な知識の整理に役立ててもらえるようにまとめた。医学生が知っておくべき薬の要点を図と箇条書きでまとめ、各章末ではその章で扱った薬の問題演習ができるようになっている。加えて巻末の付録として、重要な薬や副作用、禁忌などのまとめを一覧にした。 医師国家試験およびCBTで問われる治療薬の対策としては,本書で十分である。 【著者】 中木敏夫 帝京大学医学部薬理学教授。医学博士。慶應義塾大学医学部5年在学中にECFMG試験合格。1979年同卒業,医師国家試験合格。1983年同大学院(薬理学)修了。1985年まで米国NIH(国立衛生研究所)に留学。2000年より現職。 805円 紙一重 壺井栄 私立K脳病院には二百人の変てつ者が暮らしている。それは破れた風船を心中に抱いているような人々だった。 平野をつっぱしる中仙道のほとりに、私立K脳病院は玄関口を街道にひろげて建っている。明るい近代的な建物ともみえるが、一足裏に回れば風雪にさらされた幾棟かの病舎がいかにも世ばなれた形でかくれている。ひろびろとした田圃の中に黒い瓦ぶきのその病舎はいかにも時代めいた姿だ。明治時代の小学校かとも見えるその変てつもない建物の中には、二百人の変てつ者がひっそりと世をはなれ、時に猛獣となる危険を内にひそめたしずかな喧噪さで暮している。みんな、いわば破れた風船を心の中に抱いているような人々だった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。 440円 桟橋 壺井栄 皆から仲間はずれにされていた千代だったが手をとって笑い、走るきっかけを作ってくれたのがミユキだった。 ものごころついて以来の千代は、夕方になると桟橋に出ている父親を呼びにやらされていた。十歳の時はもう母親の役目をしょわされていた。赤ん坊のころにはった「てっぺごうやく」でできてしまった禿のせいで、付いたあだ名は二銭銅貨。しがない境遇のせいで学校では何となく仲間はずれになっていた。 千代は小さくなってうしろの席に甘んじ、自分を主張することを忘れていった。勉強ができても彼女は手をあげなかった。そんな千代の手をとって、みんなが笑うときには笑い、走るときには走るきっかけを作ってくれたのがミユキだった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。 385円 二十四の瞳 壺井栄 瀬戸内海べりの一寒村の小学校に赴任したての先生と個性豊かな12人の教え子たちによる人情味あふれる物語 農山漁村の名がぜんぶあてはまるような瀬戸内海べりの一寒村へ赴任してきたわかい女の先生に、分教場で出会った十二人の一年生のひとみは、それぞれ個性にかがやいてことさら印象ぶかくうつったのである。岬に響く歌声、笑い声、ときにはなき声の大合唱。一冊の文集が反戦思想の証拠品となり、一朝にして国賊に転落させられるような時代。戦争の渦に巻き込まれながら成長していく教え子たちを複雑な気持ちで見守り、笑顔とときに涙を見せながら教え子に寄り添うのだった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。 440円 花の旅路 壺井栄 どんどん焼きやの小母さん。今ではしがない暮らしではあったが、たった一つ、人の知らない宝ものがあった。 どんどん焼きやの小母さんは、村の人から「おあな」だの「あな婆さん」だのと軽べつしたような調子で呼ばれていた。それは小母さんがどんどん焼きをしている土間のすぐうしろの部屋で寝ている平吉じいさんが、障子ごしにおあな、おあなと呼び続け、それが買い物客に筒抜けだから。「おあな、おあな、と仲のええことじゃのう」と冷やかす客もいるが「あれが阿波屋の娘のなれのはてかい」と感慨を新たにする者もある。今ではしがない暮らしのお花さんではありますが、たった一つ、お花さんには人の知らない宝ものがありました。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。 330円 まずはめでたや 壺井栄 思想犯の夫を刑務所にさらわれ敬遠されている私。しかしたった一人私に声をかけてくれたのが茂やんだった。 詩人生田春月の詩碑は私の生れた村の墓地のある小さな丘の、海の見渡せる景勝の地にあった。そこには私の祖父の墓もある。それへの思いと同じつながりでいつも春月碑をたずねていた。思想犯の夫を刑務所にさらわれていた私は、詩碑への道すがら幾人かとすれ違うが、むこうはだまってゆきすぎ、ぜったいに話しかけてこない。詩碑から立ち去ろうとしたとき、足音を聞き立ち止まった。薪を背負った男が近づいてくるのをみて碑のうしろにかくれようとすると「おしまい」と突然の仕事じまいのあいさつをされた。それは笑顔の茂やんだった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。 385円 屋根裏の記録 壺井栄 島の南端S港の村にある飲食店「おきん」。コウの記憶に消しがたい印象を残した数々の女たち。 黒々とそびえ立つ山の麓にひそやかに眠っている島の南端S港の村。三百戸足らずの家々がかたまっていて、この真夜中に起きているのは宿屋と料理屋と駐在の赤い灯と、そして汽船宿だけである。それからもう一軒、飲食店「おきん」があった。コウはおきんの裏に立てましした四畳半の屋根裏の部屋で思春期をおくる。おきんと屋根裏部屋に出入りをする人たち。コウの記憶に消しがたい印象を残した数々の女たち。その一人にすま子も入っていた。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。 385円 スミコさん 平野公子/木村さくら スミコさんは77歳の誕生日に5歳の男の子に変身! 人生の何処にでも戻るらしい老人は素晴らしい。 77歳の誕生日に5歳の男の子になったスミコさんは家族5人の主婦でした。息子と嫁さんを助けて、ふたりの孫のママ役もしっかりこなしてきたおばあちゃんです。耄碌(もうろく)老人となったスミコさんに家族はよりそっていきます。子供のように遊びにでかけるスミコさん。行方不明になるスミコさん。泣き叫ぶスミコさん。おもらししたスミコさん。もちろん、落ちついたおばあさんの日もあります。その全部にスミコさんの過去が蘇り、そしてスミコさんの現在です。 【著者】 平野公子 1945年東京神田生まれ。メディア・プロデューサー。20代より演劇、出版、ライブなどの裏方として働く。2005年から13年まで小劇場シアターイワトの企画運営。14年、小豆島に移住。オンラインマガジンと展示作業場「その船にのって」の活動を開始する。「スミコさん」では台本を担当。 木村さくら 1982年東京生まれ。神戸在住。真性の絵描き。高校・大学共に美術学部へ進むも19歳頃に絵への興味が薄れる。多くの仲間と音楽サークル活動を通して交流することで、絵描きの自分は休むことが 出来ると知る。その後結婚し、消えかかっていた絵と10年以上の時を経て和解。漫画「スミコさん」で完全復活した。次回作準備中。 880円 手間のかかる姫君――夫、今岡清が選ぶ栗本薫短篇集 栗本薫/今岡清 栗本薫の担当編集者であり、また夫でもあった今岡清が、個人的な思い出深い作品を集めた作品集。 栗本薫の担当編集者であり、また夫として30年以上に渡り生活を共にした今岡清が、個人的な思い出深い作品を集めた作品集。江戸川乱歩賞受賞で華々しく文壇デビューしたのち、初めてSF-マガジンに登場した「ケンタウロスの子守唄」、ふざけ散らしたユーモアSFでありながら文明批評でもある「エンゼル・ゴーホーム」、日常の会話から書き始められたものの中断していた原稿の発見された「手間のかかる姫君」、マンガ家に憧れていた栗本薫の唯一のマンガ作品「日々是好日」ほか六篇を収録。 【著者】 栗本薫 1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝22巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。 今岡清 1948年横浜市生まれ。『S-Fマガジン』(早川書房)の元編集長。編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育てる。作家の栗本薫は妻。栗本薫の遺作『グイン・サーガ』の続編プロジェクト監修者。天狼プロダクション代表取締役。ジャズシンガー。 天狼プロダクション: http://tenro.music.coocan.jp/index.html 561円 アトミックアドベンチャー ジェームズ・マハフィー/百島祐貴/林崎規託 核物理学・原子力研究の裏面史、科学者たちの冒険譚。人類と原子力の未来を考察する三部作の第三弾。 『アトミックアウェイクニング』『アトミックアクシデント』に続く、アトミックシリーズ最終作。火星有人飛行は実現可能か?放射能で息子を殺す!?著者の体験を赤裸々に綴った、常温核融合騒動の裏側。彼らはマッドサイエンティストなのか、それとも真の科学者なのか。20世紀に巻き起こった核物理学、原子力研究の裏歴史。本書で“失敗談”として語られるエピソードの数々にワクワクせずにはいられない。しかし、本当に“失敗”なんだろうか。なぜなら今でも、科学者たちは夢を追って研究し続けているのだから…… 【著者】 ジェームズ・マハフィー ジェームズ・マハフィー博士はジョージア工科大学にて上級研究員を務め、この間に米国防衛原子力局を始めとした数々の公的機関・民間企業でプロジェクトを指導、遂行した。またジョージア州ハッチ原子力発電所では、スリーマイル島事故後の安全システム開発の指揮にあたった。ジョージア工科大学に25年間勤務した後、民間企業の先端研究部門責任者や技術部門責任者を歴任した。 現在はフルタイムで著述業、コンサルタント業に従事。自身の専門分野に関して多数講演し、その巧みで分かりやすく、また楽しいトークには定評がある。 【翻訳者】 百島祐貴 慶應義塾大学病院予防医療センター 放射線科専門医 【監訳者】 林埼規託 東京工業大学准教授 1,527円 もしもあの時 山岡丸悧 未婚の派遣OL美香は「未来の親類」からタイムマシーンを受け取り、過去の人生の分岐点に戻る。 ワンルームの賃貸マンションに暮らす未婚の派遣OL山田美香は、とうとう40歳の誕生日を迎えた。レストランで女友達たちに誕生日を祝ってもらい帰宅すると、宅急便で、未来の「親類」からの誕生プレゼントが届く。 それは、ポータブルタイムマシーンだった。その装置は、強力な3D電磁場を発生させ、設定した年月にタイムスリップする事を可能にする。 常々「あの時、違う行動をとっていたら、今頃は、どんな暮らしをしていただろう?」と思っていた美香。そこで美香は、過去の人生の分岐点に年月をセットし、電磁場に入る。 【著者】 山岡丸悧 作家、脚本家、映画プロデューサー/監督 執筆・監督した自主制作映画作品は、1)「アニメファン トム」Anime Fan Tom(アメリカ人アニメオタクの東京観光と日本生活の物語) 2)「女性に嫌われる・愛される21の方法」21 Ways to Lose or Win a Woman(デートのアドバイスの風刺コメディー) 3)「魔法のスケッチブック」Magic Sketchbook(短編ファンタジー映画、描いた物や動物がとびだす絵本と男女の子供達の物語)。米国Amazon.comで販売されている。 407円 彼らと愉快に過ごす 片岡義男 作者が愛用する「モノ」たちがズラリ108個並んでいる。 目次が壮観である。作者が愛用する「モノ」たちの固有名がズラリ108個並んでいる。それぞれについて、過不足のないテキストと写真が108組、展開されていく。そこでは、片岡義男という人の生き方が、モノの使い方、所有の仕方を通じて明らかにされている。 ここで、否応なく気づかされることが一つある。「モノ」の中に「日本」が入り込む余地がほとんどないことだ。同時に、作家が意識したかはわからないが、108、という数字が、除夜の鐘が言うところの「煩悩」の数と同じであることを、野暮を承知で付け加えたい。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。https://kataokayoshio.com/ 550円 国試・CBTの薬 改訂第8版 第1巻 中木敏夫 国試・CBTに対応した、医学生に必要な薬のポイントと問題集! 「薬理学はカタカナの薬の名前ばかり出てきて全く面白くない」という学生がいなくなることを願い、薬における基本的な知識の整理に役立ててもらえるようにまとめた。医学生が知っておくべき薬の要点を図と箇条書きでまとめ、各章末ではその章で扱った薬の問題演習ができるようになっている。加えて巻末の付録として、重要な薬や副作用、禁忌などのまとめを一覧にした。 医師国家試験およびCBTで問われる治療薬の対策としては,本書で十分である。 【著者】 中木敏夫 帝京大学医学部薬理学教授。医学博士。慶應義塾大学医学部5年在学中にECFMG試験合格。1979年同卒業,医師国家試験合格。1983年同大学院(薬理学)修了。1985年まで米国NIH(国立衛生研究所)に留学。2000年より現職。 805円 美味しい楽しいスペインバスク 2017-18 尾崎めぐみ スペイン・バスク地方。美味しいバルをサン・セバスチャンで32軒、ビルバオで16軒厳選紹介。 世界でも有数の美食の聖地と言われるスペイン・バスク。サン・セバスチャンとビルバオの数百を超えるバルの中から、美味しくて楽しいバルを最新情報とともに観光者目線で厳選して紹介します。バル巡りに必携! 荷物にならない電子版です。 【著者】 尾崎めぐみ 2006年に初めてスペイン・バスク地方を訪れ、バル巡りの楽しさの虜となる。 968円 All in One ゲーム業界 廣瀬豪 ゲームクリエイターを目指す方必読、ゲーム業界のあらゆる情報満載! ゲーム業界の歴史、ゲーム制作の現場について、スマートフォンアプリ市場の舞台裏など、ゲーム業界に関するあらゆる情報が詰まっています。ゲームクリエイターを目指す方、ゲーム業界に転職を希望する方への助言も入っています。 【著者】 廣瀬豪 早稲田大学理工学部卒。ワールドワイドソフトウェア有限会社取締役。ナムコでゲームプランナー、任天堂とコナミの共同出資会社でプログラマーとディレクターを勤めた後に独立。アプリ(ガラケー、スマートフォン)、Wii、PSP、ゲームボーイアドバンスなどの家庭用ゲーム、エレメカやプライズマシンなどの業務用ゲーム機、テーマパークアトラクションなど、様々なソフトやゲーム機の開発に携わってきた。また東北芸術工科大学客員准教授としてゲームプロデューサーの育成に10年間取り組んだ経験を持つ。 550円 コミュニケーション不全症候群 中島梓 1991年に発表され、若者の共感と批評家からの絶賛を浴びた書き下ろし評論が電子版として復刊。 栗本薫の筆名でグイン・サーガ、伊集院大介シリーズほか数多くのベストセラーを生んだ中島梓が、1991年に発表した書き下ろし評論。おタク、ダイエット、女性による男性同性愛への関心などを扱い、変容する社会において危機的な状況におかれた自我のあり方を、自身も拒食症・過食症に陥り、また「真夜中の天使」を嚆矢としてやおいと呼ばれるジャンルを拓いた体験を踏まえつつ描いた問題作。刊行当時若者の共感と批評家からの絶賛を浴びたものの長らく絶版となっていたが、いま電子版として復刊される。解説・藤本由香里。 【著者】 中島梓 1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズを始め、400点を越える著作が刊行された。 506円 1 ... 767778 ... 105 TOP 電子書籍(本・小説) ボイジャー 77ページ目