ティースプーン一杯の記憶力~発達障害グレーゾーンを歩んできた私の道のり~
瑚波瑠
統合失調症とグレーゾーンの発達障害とむきあい強く生きてきた体験記。
人より物忘れがひどくて、好き嫌いが激しかった幼少期。ミスが続いて恐怖しかなかった社会人時代。人が普通にできることができず、だれにも相談できず、生きることが苦しかった。それでも“格好悪くてもいい”“失敗してもいい”、一歩一歩前に進んでいき、ありのままの自分を受け止めながら、自分の人生が少しでも居心地いいものに感じるよう生きてゆく。
【目次】
はじめに
(1)妙子の出生
(2)妙子の幼少期
(3)妙子、小学生になる
(4)妙子、中学生になる
(5)妙子、高校生になる
(6)妙子、専門学生になる
(7)妙子、社会人になる
(8)妙子、結婚する
(9)妙子、第一子を出産する
(10)妙子、コンビニで働く
(11)宏誠、幼稚園に通う
(12)妙子27歳、発達障害の知識を持つ
(13)妙子、第二子を出産する
(14)妙子、29歳になり診断名がつく
(15)妙子、友達ができる
(16)妙子、31歳の冬に精神科に医療保護入院する
(17)妙子、退院し自宅療養に入る
(18)妙子、新しい友達との出会い
(19)現在までのダイジェスト
おわりに
参考文献
【著者紹介】
瑚波瑠(こはる)
私は、発達障害グレーゾーンであることを大人になるまで知らずに生きてきました。周囲、または自分自身に知識がなく大変生きづらさを抱え、大人になってから統合失調症を患いました。自分の得意は誰かに分け与え、そして、自分の不得意は誰かに補ってもらう。そんな社会を理想としております。社会的に発達障害グレーゾーンの知識が高まってゆき、社会的保障や仕組みができていくことで安心して生きていくことのできる社会作りに近づいていくことを願って、この書籍を出版いたしました。私はささやかであっても、誰か一人の心でも救える書籍を目指し15年間文章を書き続けました。そして、誰かの心を動かせたならば10年後、30年後、50年後の社会が、より皆が生きやすいものとなることを祈っております。 1,320円