筑摩書房 3,365件 人気順 新着順 闇の中国語入門 楊駿驍 「生活が苦しい(日子很ナングオ)」「ひとりぼっちだ(很孤)」「もう精神の限界です(我的精神快要崩潰了)」。お金の不安や競争に疲れて悲鳴を上げるのは、どの国の若者も一緒です。一方で、こんな状況を離れて「奢求(過度の望み)」を持たず、「ピンイン(リスク)」を回避し、「没出息(意気地なし)」と言われながらも「堕平(寝そべる)」ことを選ぶ人も出てきました。経済の悪化や社会への不満、同調圧力への反発は、中国社会に新たな文化を生み出しています。心と社会の闇を表現する45の言葉から読み解く、かつてない現代中国文化論。 935円 ちくま 2024年7月号(No.640) 筑摩書房 筑摩書房のPR誌です。注目の新刊の書評に加え、豪華執筆陣によるエッセイ、小説、漫画などを掲載。2024年7月号! 【目次】〈ポラポレプリリン神話 7〉市川春子/江國さんのように読みたくなる 中島京子/「挑戦的」に社会の基礎を問いなおす 小熊英二/沖縄戦記の「原典」は語る 吉川由紀/議員とマンガ家、二つの人格が融合した唯一の書 清水雅博/第四十回太宰治賞決定! /第四十一回太宰治賞作品募集/ターミナル2のウェンディ(1) 八木詠美/〈些事にこだわり 20〉日本国憲法という醜い日本語のテクストはどうしても好きになれないが、それでも憲法違反は憲法違反として、あくまで追及されねばならぬと思っている 蓮實重彦/〈世の中ラボ 170〉斎藤美奈子/〈韓国ドラマ沼にハマってみたら 14〉「ハマる」とはこういうことか 角田光代/〈思考の習性──ニッポンの大学教育を読みとく 15〉私立大学のルーツと「就職のための大学」像 苅谷剛彦/〈ネにもつタイプ 269〉禁 岸本佐知子/〈読んで出会ったすごい人 6〉最初から最後まで銀行員の本──『銀行員の詩集』 斎藤真理子/〈中江丑吉伝──ある時代傍観者の軌跡 6〉保阪正康/〈吉本隆明2019 65〉鹿島茂/〈〈面白さ〉の冒険──進化する世界観エンタメ 23〉都留泰作/〈最果からお届けします。 99〉私の話 最果タヒ/〈中絶について 3〉文字盤のこと 石川義正 110円 大阪の生活史 岸政彦 150人が語り、150人が聞いた大阪の人生。大阪に生きる人びとの膨大な語りを1冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。 4,620円 電子増補版 塩釜すし哲物語 上野敏彦 おいしいマグロの握りを多くの人にたべてほしい。伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補した文庫版。さらに13年後の本電子書籍版では、新たに1章を増補した。 990円 るきさん 高野文子 のんびりしていてマイペース、だけどどっかヘンテコな、るきさんの日常生活って? 独特な色使いが光るオールカラー。ポケットに一冊どうぞ。 660円 「人生の地図」のつくり方 ――悔いなく賢く生きるための38の方法 橋本努 あれか、これか。迷うことばかり…、どう生きる? 自分なりの「人生の地図」を作って、先の見えないこの時代を生き抜こう。洗練された経営学やビジネスの理論を読み解くことで、多角的な視点を提供。深い気づきが得られる、真に役立つ人生の羅針盤! 2,090円 戦国武将と男色 増補版 乃至政彦 「織田信長×森蘭丸、上杉謙信×直江兼続、武田信玄×高坂昌信… 戦国武将が麗しい小姓を寵愛するのは当然の嗜みで、人々はその関係を心から礼賛した―」とする「常識」は、どこまで事実なのだろうか。本書では、史料をベースに、俗説と実像を区別していく。男心と歴史を動かした武家衆道の盛衰史。 935円 ナチズムの記憶 ――日常生活からみた第三帝国 山本秀行 第三帝国といえば、ゲシュタポの監視のもと恐怖と暴力で国民を支配したイメージがある。しかし、当時を回想する住民証言から現れるのは、ナチズムへの不満や批判ではなく、むしろ正反対の「ナチスの時代はよい時代だった」という記憶だ。ごく平凡な普通の人びとが、ナチズムとは一定の距離をおきながらも、非政治的領域のルートを通じ、政策を支持するようになる。農村ケルレと炭鉱町ホーホラルマルクという、二つの地域での詳細なインタヴュー資料を中心に、子どもや女性までもが、徐々にナチ体制に統合されていった道程をあばきだし、現代のわれわれにも警鐘を鳴らす一冊。 1,485円 空白の團十郎 ――十代目とその家族 中村雅之 十代目市川團十郎(本名・堀越福三郎)は、明治の名優・九代目市川團十郎の長女・實子の婿養子。「慶應」を出て銀行員として勤めたが、九代目の死後、30歳を前に歌舞伎の世界に身を投じ市川三升を襲名。1956年に75歳で亡くなる近くまで舞台に立ち続け、死後「十代目」を追贈された。これまで経歴に不明点が多く、はっきりと評価もされてこなかった十代目は。果たして「團十郎」の名跡に値しない人物だったのだろうか。「空白の團十郎」の生涯を、家族との関わりとともに描き出す。 1,705円 種村季弘コレクション 驚異の函 種村季弘/諏訪哲史 世界のからくりや不思議を語らせたら随一、教え子であり本書編者でもある諏訪哲史をして「日本の人文科学が世界に誇るべき“知の無限迷宮”の怪人」と言わしめた種村季弘―本書はその博覧強記のエッセンスをぎゅっと詰め込んだアンソロジーだ。ヨーロッパ各地に伝わる吸血鬼伝説を渉猟した「吸血鬼幻想」、自動人形論の金字塔「少女人形フランシーヌ」、ぺてん師研究の白眉「ケペニックの大尉」、怪物誕生を神話の源泉に探る著者畢生の名作「怪物の作り方」などの代表作はもちろん、著者の素顔が透けて見える自伝的随想・講演・読書論・対談まで網羅。没後20年、インチキと不寛容に満ちた現代に放つ文庫オリジナル。 1,320円 なつかしい本の話 江藤淳 「本とは、むしろ存在である」。『アーサー王騎士物語』『モンテ・クリスト伯』『谷崎潤一郎集』…。自身の虚弱さや母との死別といった、堪えがたい現実から幼き著者を解放してくれたのは、病床の枕元に積み上げられた本だった。昭和を代表する文芸評論家が、第二次世界大戦の戦中から戦後の重苦しい空気とともに、本だけが支えであった自身の幼少期から青年期を回想する。 880円 日蓮の思想 ――『御義口伝』を読む 植木雅俊 『御義口伝』は、日蓮が身延山で口述した法華経についての講義を、弟子の日興が筆録したものとされるが、その難解さ故に解説書は少ない。そこに展開されている日蓮の法華経解釈、ひいてはその底流にある仏教思想を、NHK「100分de名著」の名講義でも知られる著者が懇切丁寧に解説する。南無妙法蓮華経と唱えるのは、失われた自己を回復し、真の自己に目覚め、人格を完成させるためだと日蓮は説く。そうした日蓮の人間主義の思想を、『御義口伝』をテーマ別に再編成しつつ読み解く。 2,200円 アーサー王物語 1 トマス・マロリー/井村君江/オーブリー・ビアズリー 魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、騎士ラーンスロットの冒険、トリストラムとイソルテの悲恋、聖杯探求……。あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの宝庫──「アーサー王伝説」。本シリーズは、1485年刊行の原典・キャクストン版を、全訳し紹介する、本邦初の完訳版。「1」は、原書全21巻のうち1巻から6巻までを収録。 2,860円 アーサー王物語 2 トマス・マロリー/井村君江/オーブリー・ビアズリー めぐりあう騎士たちの華麗な冒険。15世紀の原典「キャクストン版」、本邦初の完訳版。ビアズリーの豪華流麗な挿絵500点を完全収録。あらゆる西欧ファンタジーの源泉。その全貌が初めてここに明らかに。 2,970円 アーサー王物語 3 トマス・マロリー/井村君江/オーブリー・ビアズリー 魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、騎士ラーンスロットの冒険、トリストラムとイソードの悲恋、聖杯探求……。あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの宝庫──「アーサー王伝説」本シリーズは、1485年刊行の原典・キャクストン版を、全訳し紹介する、本邦初の「完訳版」。 2,860円 アーサー王物語 4 トマス・マロリー/井村君江/オーブリー・ビアズリー “聖杯探求”の物語あらゆる西欧ファンタジーの源泉いよいよクライマックス。 2,970円 アーサー王物語 5 トマス・マロリー/井村君江/オーブリー・ビアズリー 魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、騎士ラーンスロットの冒険、トリストラムとイソードの悲恋、聖杯探求……。あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの宝庫「アーサー王伝説」。15世紀の原典“キャクストン版”、本邦初の完訳版。ビアズリーの豪華流麗な挿絵500余点を完全収録。原書全21巻のうち18巻から21巻までを収録。 2,970円 アーバニスト ──魅力ある都市の創生者たち 中島直人/一般社団法人アーバニスト アーバニスト=ある専門性を持った都市生活者こそが、今後の魅力ある都市づくりの鍵を握っている。都市再生の取り組みは、今から四半世紀ほど前に、産業構造の変化や郊外化の極度の進展を経験した世界の先進各国でほぼ同時に始まった。「都市の負債を資産に変える」その担い手がアーバニストである。概念の成立と変遷を歴史的に追いかけるとともに、その現代像を描写し、都市と人の新たな関係を提示する。 935円 愛国の起源 ――パトリオティズムはなぜ保守思想となったのか 将基面貴巳 「愛国」思想は現在、右派や保守の政治的立場と結びつけて語られる。しかしその起源は、かつて古代ローマの哲学者キケロが提唱したパトリオティズムにあった。フランス革命では反体制側が奉じたこの思想は、いかにして伝統を重んじ国を愛する現在の形となったのか。西洋思想史における紆余曲折の議論を振り返り、尊王思想と結びついた明治日本の愛国受容を分析、さらに現代のグローバルな視点からパトリオティズムの新しい可能性を模索する。 880円 哀愁新宿円舞曲 増補版 都筑道夫/日下三蔵 1950年代の新宿、青線地帯での男女の交わりを描いた人情話「娼婦の街」「歌舞伎町夜景」、日記や手紙で構成され思いもよらない結末で読ませるサスペンス「狂犬日記」「手紙の毒」他、様々な題材や形式を用いて、都会の街角で生きる人々の歓びと悲しみ、笑いを描いた鬼才・都筑道夫のエッセンスが詰まった幻の短篇集。2作品と日下三蔵氏の解説を加え、増補版として待望の文庫化。 1,100円 1 ... 8910 ... 169 TOP 電子書籍(本・小説) 筑摩書房 9ページ目