徳間書店 2,857件 人気順 新着順 塩谷隼人江戸常勤記 三 剣に偽りなし 牧 秀彦 藩主の娘・茜や江戸家老・塩谷隼人の覚えめでたいとされ、朋輩の嫉妬に憔悴する鏡大次郎。隼人はことの発端となった道場主・日比野左内を藩邸に呼ぶ。左内は大次郎と激しく木刀をかわした後、あらぬ噂で彼を追い込んだ首謀者二人に言い放つ。「立ち合えば自ずとお人柄も分かります。鏡殿の剣には一片の偽りもございませんでした故、ご両名のお心の内を拝見いたしとう存じまする」 704円 塩谷隼人江戸常勤記 四 老花 牧 秀彦 文化二年、お盆の頃。摂津尼崎藩江戸家老・塩谷隼人(しおやはやと)は胸に虚しい思いを抱えていた。それは、還暦を過ぎた今となっても父の仇討ちを果たせていない悔恨からきている。そんな折、両国広小路で暴漢たちに絡まれていた一人の武士を助けた。松崎と名乗るその武士は、聞けば四十年の間、親の仇を追う身であり、奇しくも隼人と同い年であった。因縁を感じた隼人は、助太刀を決意するが……。 704円 志賀高原殺人事件 西村京太郎 警視庁捜査一課の刑事・清水の恋人・みや子は、あどけない表情と暗い影を合わせ持っていた。その素顔に触れようと、清水は志賀高原へスキーに誘うが、その眼前でみや子が射殺された! 捜査に乗り出す十津川。ついで第二の殺人が起こり……。 628円 ジパング大乱 伊達・上杉決起す! 林信吾 上杉謙信の嫡子景勝の重臣直江兼続は、伊達政宗からの使者の口上に我が耳を疑った。東軍に与していたはずの伊達が、関東攻略に打って出る、ついては上杉・直江との同盟を結びたいと驚愕の申し出をしたのだ。この日、関ヶ原では天下分け目の激戦で東軍が圧勝、西軍は壊走した。その報を受けて、伊達政宗が腹をくくったのだ。奥州が連合して関東を制する──ここから歴史の大転換が始まる! 693円 ジパング大乱 徳川・黒田連合軍壊滅! 林信吾 関ヶ原の雌雄は決した。天下は徳川家康の手に落ちたかに見えたが、独眼竜伊達政宗は、西軍として越後で戦った上杉景勝・直江兼続に同盟を申し入れた。奥州は手を取り合って関東に攻め込む! 天下取りに決起した伊達・上杉軍は手始めに家康の次男結城秀康を宇都宮に封じ込め、江戸を落としたのだ。対する家康の軍師黒田官兵衛は奥州軍を東海道は相模川で迎え撃つ。驚愕の戦国仮想歴史戦記。 693円 渋谷署強行犯係 義闘 今野 敏 若者が群れ集う深夜の渋谷に怒声が響き、武装した十数人の少年たちが次々と路上に叩きのめされた。現場を去ってゆくサングラスにマスク姿の大男。その後も頻発する事件。被害者はすべて暴走族のメンバーだった。渋谷署強行犯係の刑事・辰巳は、武道家でもある整体師・竜門光一のもとを訪れた。素手で一撃のもとに相手を倒す謎の大男の目的は? (『賊狩り 拳鬼伝2』改題) 649円 渋谷署強行犯係 宿闘 今野 敏 芸能プロダクションの三十周年パーティで専務の浅井が襲われた。意識を回復した当人は何も覚えていなかったが、その晩死亡した。会場で浅井は浮浪者風の男を追って出て行った。共同経営者である高田、鹿島、浅井を探して対馬から来たという。ついで鹿島も同様の死を遂げた。事件の鍵は対馬に? 渋谷署の辰巳刑事は、整体師・竜門と対馬へ向かう! (『鬼神島 拳鬼伝3』改題) 649円 渋谷署強行犯係 密闘 今野 敏 深夜、渋谷センター街。争うチーム同士の若者たち。そこへ突如、目出し帽をかぶった男が現れ、彼らを一撃のもとに次々と倒し、無言で立ち去った。現場の様子を見た渋谷署強行犯係の刑事・辰巳吾郎は、相棒である整体師・竜門の診療所に怪我人を連れて行く。たった一カ所の打撲傷だが、その破壊力は頸椎にまでダメージを与えるほどだった。男の正体は? (『拳鬼伝』改題) 649円 十二の嘘と十二の真実 あさの あつこ 美しい王妃は侍女ツルの言葉によって、しだいに圧政者となり、人の道から外れてゆく。そして現代の小さな街に住む老女との関わりは? 時代はうねる。物語が生まれる。寓意が深まる。「わたしは、人の心にとり憑いて、わたしにとり憑かれるような心を持った人間を滅ぼしてやるの。人間を滅ぼすほど面白いことはないものね。え? 恐ろしいって? わたしのこと?」毒のあるファンタジー! 649円 浄瑠璃長屋春秋記 紅梅 藤原緋沙子 北町奉行所同心見習いの長谷啓之進に従っていた岡っ引の仙蔵が突然姿を消す。同じ長屋のおくまは「十日前に色白で綺麗な女が訪ねてきた」と言い、二人は不釣合だったと笑った。元巾着切りの仙蔵とその女は一体どんな仲なのか? 隣に住む青柳新八郎は心配で行方を追っていく。すると、ちょうど用心棒を請け負っている買取り屋の大おかみと仙蔵とが思いもよらぬ糸で繋がっていた! 好評人情時代小説第三弾。【解説】菊池仁。 704円 浄瑠璃長屋春秋記 潮騒 藤原緋沙子 妻志野の行方を追って、陸奥国平山藩から江戸へ出てきた青柳新八郎は、口入れ屋大黒屋の紹介で大御番衆(おおごばんしゅう)の「娘探し」を請け負うことになった。ところが、探し出した娘菊野はお濃(こい)という裏声の女と生活しており「青柳様、どうぞ父上様母上様にわたくしは安藤家には帰りません、そうお伝え下さいませ」と言う。安藤家に一体何が? そして、菊野といるお濃とは一体何者?大人気女流作家による、人情溢れる時代小説第二弾。【解説】大矢博子 704円 浄瑠璃長屋春秋記 照り柿 藤原緋沙子 青柳新八郎は失踪した妻の志野を探すため弟に家督を譲り、陸奥国平山藩から江戸へ出てきた。長屋に住みながら「よろず相談承り」の看板を掲げ糊口をしのいでいた新八郎は、偶然知り合った浪人八雲多聞の紹介で用心棒の仕事を請け負うことになった。初仕事は評判の占い師おれんの用心棒。彼女は占いに欠かせない亀が盗まれ、さらには脅迫文が届いていた。事件を放っておけない新八郎が走る! 【解説】細谷正充 693円 所轄魂 笹本稜平 女性の絞殺死体が公園で発見された。特別捜査本部が設置され、所轄の城東署・強行犯係長の葛木邦彦の上役にあたる管理官として着任したのは、なんと息子でキャリア警官の俊史だった。本庁捜査一課から出張ってきたベテランの山岡は、葛木父子をあからさまに見下し、捜査陣は本庁組と所轄組の二つに割れる。そんな中、第二の絞殺死体が発見された。今度も被害者は若い女性だった。 814円 新・雨月 上 戊辰戦役朧夜話 船戸与一 慶応四年、西軍・長州藩の間諜・物部春介は修験僧に扮していた。木戸孝允から新発田藩での一揆使嗾の命を受けて、成功。次に武器商人スネル兄弟経営の商館を潰すため新潟へ。長岡の元博徒・布袋の寅蔵は、家老の河井継之助に信服して組を解散。以降、継之助のために動いている。会津藩政務担当家老・梶原平馬は、奥羽越列藩同盟結成を機に、北方政権樹立を夢みる…。 754円 新・雨月 中 戊辰戦役朧夜話 船戸与一 六月、会津城下に輪王寺宮公現法親王が到着。しかし、西軍に奪われた白河口奪回は膠着状態にあった。西軍側は伊地知正治と共同で指揮をとるため土佐の板垣退助が加わった。奥羽越列藩同盟軍による白河の小峰城奪回の総攻撃は八回とも失敗。長岡城を奪還したものの、負傷した越後の蒼龍・河井継之助は斃れ、秋田久保田藩が西軍側に寝返り、三春藩も裏切った。奥羽越列藩同盟の瓦解が始まった。 701円 新・雨月 下 戊辰戦役朧夜話 船戸与一 西軍、薩摩は西郷吉之助が戦略を立て、伊地知正治に戦術を任せた。長州は大村益次郎が戦略を立て、山県狂介に実戦を指揮させた。一方の奥羽越列藩同盟、会津の佐川官兵衛は戦場では猛将だが、戦況を変える力はない。そして土方歳三は局地戦には強い、戦略なき戦術家だった。…冒険小説を牽引してきた船戸与一が独自の史観で日本近世史に真っ向から取り組んだ渾身の巨篇。 712円 新兵衛捕物御用 暁の剣 鈴木英治 互いに想い合う新兵衛と智穂。だが、娘の幸せを望む牛島兵衛は、婚姻の申し出を拒む。腕利きの同心であるがゆえ、いつか凶刃に命を落とすだろうと。ふたりの間が縮まらぬ中、何事か相談があったのか、旧知のお友美が奉行所まで訪ねて来たという。胸騒ぎのする新兵衛は、急ぎ家まで足を運んだが、姿が見えない……。行方知れずになって半月後、殺されたお友美の死骸が浮島沼で見つかり--。時代活劇、感動の最終巻。 712円 新兵衛捕物御用 水斬の剣 鈴木英治 駿州沼里藩の同心森島新兵衛が、いま目の前にしているのは、狩場川に架かる青瀬橋のたもとで見つかった死骸だ。酷いことに顔は潰され、胴を袈裟斬りに両断されたすさまじい刀傷が残されている。斬ったのは、恐るべき遣い手であることは間違いない--。殺られた者が店の半纏をまとっているため、身許はすぐに知れるので、犯人もたやすく割れるだろうの与力の言に、新兵衛の勘は……。 722円 新兵衛捕物御用 白閃の剣 鈴木英治 大工の林吉が煮売り酒屋で、左頬に大きな傷があり、右の眉が半分しかない男ともめた挙げ句に刺し殺された。すでに人相書が自身番に配られたが、今のところ、それらしい男は浮かんでいない--。ある夜、探索を終えた帰途に不意打ちを喰らい、あやうく危地を脱した新兵衛は、以来、しばしば襲われるはめに。ただの怨恨か、殺しに絡んだ奸計か? 想いを寄せる智穂の身にも、よからぬ気配が。長篇時代活劇、シリーズ第三弾。 712円 新兵衛捕物御用 夕霧の剣 鈴木英治 沼里を横切る東海道で見つかったのは、旅姿の死骸だった。二つある。胸の刺し傷から、どうやら手慣れた者の仕業らしい。二人が江戸から近江への旅路で殺されたことは、道中手形で明らかになったが、目当てが分からなかった。財布や巾着の類を失っているため、金欲しさの疑いが濃いものの、それも上辺だけかもしれないのだ。どうにも探索が進まぬ新兵衛は、ようやく糸口を掴みかけたが……。シリーズ第二弾。 712円 1 ... 132133134 ... 143 TOP 電子書籍(本・小説) 徳間書店 133ページ目