スリーピング・マーダー

購入した作品の読み方

あらすじ

若妻グエンダはヴィクトリア朝風の家で新生活を始めた。だが、奇妙なことに初めて見るはずの家の中に既視感を抱く。ある日、彼女は観劇中、芝居の終幕近くの台詞を聞いて突如失神した。彼女は家の中で殺人が行なわれた記憶をふいに思い出したというが……ミス・マープルが回想の中の殺人に挑む。

レビュー・口コミ(1件) 一覧へ

  • 「スリーピング・マーダー」…これがクリスティにとって最後に出版された小説(亡くなった後に発表された)。 新婚ホヤホヤの夫婦が購入した一軒家で引越しして間もない頃妻がひょんなことから実は小さい頃ここに暮らしていたことさらに殺人事件を目撃した過去を思い出してしまう…というまさに"記憶"をテーマにしたいた作品である。
    若妻が自分が見た殺人の記憶にどんどん追い詰められていく恐怖と妻を支える夫、第二の殺人、マープルの推理、意外な犯人、クリスティが死後出版という契約で発表された最後の作品としてはなかなかの出来だと思います。

    ...もっと見る
    ぐりのみどりさん