工藤写真館の昭和【期間限定価格(冬☆電書2025 もう、会話のネタに困らない! 398円均一「雑学本」フェア)】
購入した作品の読み方あらすじ
東京下町で激動の昭和を生きた最後の写真師・工藤哲朗とその一家の物語。摂政宮(昭和天皇)撮影の体験から始まる工藤写真館。二・二六事件、真珠湾奇襲、敗戦、復興。類まれな好奇心で時代を先取りした写真師の日々に、昭和が二重写しにされる。時代の荒波に翻弄されながらも、かたい絆で結ばれた家族が生き抜いた昭和とは――。講談社ノンフィクション賞受賞作品。
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両国国技館前の写真館、そう言えば駅からタクシーを横付けできる写真館。この写真館を開いた工藤哲朗の一代記です。哲朗を祖とする工藤一族の一族史でもあり、駆け抜けた大正昭和の貴重な記録でもあります。関東大震災、失意に終わった松岡外相激励の写真、顔を上げられない昭和天皇の写真撮影、などなど。「工藤写真館の昭和」は、一写真館の手記に留まらない作品だと思います。