羅生門・鼻
購入した作品の読み方あらすじ
京の都が、天災や飢饉でさびれすさんでいた頃。荒れはてた羅生門に運びこまれた死人の髪の毛を、一本一本とひき抜いている老婆を目撃した男が、生きのびる道をみつける『羅生門』。あごの下までぶらさがる、見苦しいほど立派な鼻をもつ僧侶が、何とか短くしようと悪戦苦闘する姿をユーモラスに描いて夏目漱石に絶賛された『鼻』。ほかに『芋粥』『好色』など“王朝もの”全8編を収録する。
レビュー・口コミ(2件) 一覧へ
表現豊かな文章は、物語の徘徊漂うドス黒い空気を生々しくにじませ、暗澹たる影を忍ばせる。自分のような単純な人間には、こういう明確なテーマを持った作品は有難い。
5点有名すぎる作品ですが!改めて読むと本当に面白い表現で素晴らしい文章でした。
5点