ノックの音が
購入した作品の読み方あらすじ
ノックの音とともに、二日酔いの男の部屋にあらわれた見知らぬ美女。親しげにふるまう彼女の正体は? いったい、だれのところへ、どんな人が訪れてきたのか。その目的は。これから部屋の中で、どんなことがおこるのか……。サスペンス、スリラーからコメディーまで、「ノックの音」から始まる様々な事件。意外性あふれるアイデアと洒落たセンスで描く15のショートショート。
レビュー・口コミ(1件) 一覧へ
短編集ですが、すべて「ノックの音が」という1文から始まります。2行目以降の展開は物語によって変わります。「ノックの音がした」この1文で、ドア=洋室とわかりますが、それこそいろんなお話が収録されていて、お話のびっくり箱です(笑)。離婚を決意して旅行に来た夫婦が、互いの絆を深め合う…さらに実は仕掛けた人が証拠隠滅を、というほのぼのに見せかけた、スリリングな1話が好きです。