オーデュボンの祈り
購入した作品の読み方あらすじ
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか? 伊坂幸太郎、伝説のデビュー作見参!
レビュー・口コミ(8件) 一覧へ
ミステリーなのかファンタジーなのか、
圧倒的に非現実なのに、非常に現実的。
大人の童話。面白い、楽しい、素晴らしい。3点一本の線が飛んだり跳ねたりするような愉快なストーリー模様。独特な雰囲気や巧みな伏線、ただの面白い話で終わらせない。デビュー作にして、他にはまったくない世界観を提供する伊坂幸太郎の天性の才が発揮されている。
4点伊坂幸太郎さんのデビュー作に相応しい独特な世界観。何度も読み返しました。
5点※ネタバレありのレビューです。
5点この島は、どこにあるのか?
ないと言うことがわかっていても、探してしまう。そして、夜空を眺めるカカシにあいに行きたくなる。
そんな小説でした。3点