私という病(新潮文庫)
購入した作品の読み方あらすじ
「どうして私は、女であることを、おおらかに正々堂々と楽しめないのか」――男に負けないよう必死で手に入れた「勝ち組」の称号が、恋愛マーケットでは惨めな「負け組」と見なされる。愛されたい、だけど見返してやりたい……相反した女の欲情を抱いた作家が叩いた扉は、新宿歌舞伎町・熟女ヘルス。過激な〈実体験主義〉に潜む、普遍的な「女」の苦しみに肉体ごと挑んだ、戦いと絶望の全記録!
レビュー・口コミ(1件) 一覧へ
中村うさぎという人を知りたいなら、この本は外せないと思う。女であることに違和感を感じたことがあるすべての人に読んでもらいたい。女であることとはどういうことなのか、彼女はどう思っているのか、そして自分はどう思うのか。きちんと考えるために必要な本であった。