秋期限定栗きんとん事件 上
購入した作品の読み方あらすじ
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい……シリーズ第3弾。
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『秋期限定栗きんとん事件』は、「小市民シリーズ」第三作目にあたります。これまでは短編の連作でしたが、この作品で初めて上下巻の長編となりました。連続放火事件を追う新聞部と、それに巻き込まれる小鳩常悟朗と小佐内ゆきが大活躍です。連続放火なんて高校生の手におえる事件ではないと思うのですが、人が死なないミステリなので安心して楽しめますよ。