小林一茶 時代を詠んだ俳諧師

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あらすじ

夏の暑さに豊作を願い,打ちこわし騒動に心を寄せ,大黒屋光太夫の帰国に反応し,「君が代」や「神国」日本を詠む.市井の営みを見つめた一茶の句からは,外国船の出現に動揺し,国学に沸く激動の文化・文政年間を生きる人びとの姿が浮かび上がる.「幕末維新を準備した」と言われるその時代を,一茶の句から近世史家が読み解く.