合本 池袋ウエストゲートパークI~X 【文春e-Books】
購入した作品の読み方あらすじ
超人気シリーズ“IWGP”セカンドシーズン開幕を記念し、ファーストシーズン全10作が1冊の合本になって登場!
始まりはあまりに鮮烈でした。「オール讀物推理小説新人賞」に応募された一作の短篇。「池袋ウエストゲートパーク」と題されたそれは、生き生きとした語り口とエッジの鋭さが選考委員たちの高い評価を得、文句なしの受賞作となりました。ときは1997年、著者は「石田衣良」というペンネームを持つ37歳のコピーライターでした。
『池袋ウエストゲートパーク』は単行本として刊行されるやたちまち読者の熱烈な支持を獲得。2000年には宮藤官九郎さんの脚本でドラマ化されます。石田さんは以降もほぼ1年に1巻のペースで執筆し続け、2010年刊の第10作『PRIDE―プライド』をもってファーストシーズン閉幕を宣言。そして3年半後の2014年、第11作『憎悪のパレード』でIWGPは待望の復活を果たしたのです。
本書は、これを機会にIWGPの世界を一気に堪能してみたい、あるいは今一度、IWGPのヒリヒリした世界に没入したい、という方にピッタリのスペシャル本です。IWGPのすべてがこの1冊にあります。池袋のトラブルシューター・マコトに、池袋の王様・タカシに、あるいは彼らを取り巻く愉快でアブない仲間たちに、貴方も出会ってみませんか?
- ジャンル
- 出版社
レビュー・口コミ(1件) 一覧へ
TBSドラマで知ったことでこの池袋ウエストゲートパークを読み始めました。ドラマは当時出演者が非常に豪華な顔ぶれで、池袋のアンダーグランドな部分を忠実に魅せていました。原作も主人公の真島が池袋で起きる様々な問題を解決しようと走り回ります。現代の日本が抱える社会問題を真っ向からテーマにしているので新刊が出るたびに考えさせられながら楽しく読むことができました。この作品をきっかけに私はニュースを積極的に見るようになりました。10巻でひとまず完結しておりましたが、現在は11巻が出てセカンドシーズンが始まっているのも見逃せないところです。池袋で、日本が抱える社会問題やちょっとアンダーグランドな世界を覗いてみたい人にお勧めです。