燃えよ剣(下)

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あらすじ

「かれはいったい、歴史のなかでどういう位置を占めるためにうまれてきたのか」(「あとがき」より)
歴史と今を見つめ続けた司馬遼太郎さんが、自らにこう問いつつ新選組副長・土方歳三の生涯を鮮烈に描ききった『燃えよ剣』。下巻では物語もいよいよ佳境に突入。新選組も幕府軍の一角として加わり、薩長と激突した鳥羽・伏見の戦い。ここを転換点として幕末も最終局面を迎える。甲州勝沼、下野宇都宮、奥州会津……新政府軍に追い詰められていく過程で局長の近藤勇は離脱し、沖田総司は病死。残る隊士を束ねて歳三がたどり着いたのは函館五稜郭。そして、最後の決戦が迫る――! 渦巻く時代の激流に抗して闘い続け、歴史にその名を深く刻んだ男。司馬さんが活写する歳三の姿に、数多の日本人が心震わせてきました。不世出の小説家、司馬遼太郎の代表作『燃えよ剣』、電子書籍という器を得て、今ここに新たに登場!

レビュー・口コミ(2件) 一覧へ

  • 下巻は、本当に新撰組がカッコいい。
    苦しい状況の中でも、芯の強さがある。
    この本を読んで良かった!!

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    5点
    ココタタさん
  • 上巻は面白くてあっという間に読めたのですが、下巻は幕末の動乱で新撰組も苦しい状況になっていき、こちらの気持ちも重くなってしまい、読み終わるまでちょっと時間がかかりました。でも、内容は最高!後半は泣きました。登場人物たちをこんなに魅力的に書けるなんて、司馬遼太郎さん素晴らしすぎます。

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    5点
    KEINAさん