いろ暦四十八手

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あらすじ

「わちきが酌をいたしいす……不調法なれど受けてくンなまし」廓で他藩の留守居役から辱められた武士を救った華魁の気転。二人を待っていたのは運命のいたずらだった──。武士の意地と妻女の悲劇を描く「妻よ許せ」他、吉原を主題にした短編四作品と、家臣みずから夫婦のいとなみを披露し、主君に男女の交わりの道を指南する「しぼり芙蓉」他、その道の四十八手を主題にした短編五作品。いずれも色情を描いて人間の業にせまる異色作、小説の醍醐味はここに極まる!