神去なあなあ日常
購入した作品の読み方あらすじ
平野勇気、18歳。高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。でもなぜか三重県の林業の現場に放り込まれてしまいーー。携帯も通じない山奥!ダニやヒルの襲来!勇気は無事、一人前になれるのか……? 四季のうつくしい神去村で、勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記!林業エンタテインメント小説の傑作。
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レビュー・口コミ(5件) 一覧へ
これは、映像作品を先に観て読みました。仕事につく前の方も、社会人の方も是非観て欲しいと思いました。
5点とにかく面白いです。登場人物が個性的で物語に惹き込まれます。終いには神去村に住みたいと思いました笑
5点思いがけず林業に携わることになった青年の目を通して神去村の日常が丁寧に描かれています。面白おかしい日常にハマりました。
5点なあなあは日常が丁寧に書かれていてほっこりした気分になれます♪
5点三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」は、高校卒業後フリーターになるつもりだった主人公が三重県の山奥で林業修行をやるはめになったお話しです。横浜育ちで都会っ子の主人公、平野勇気は山奥での生活、ましてや林業になど慣れられる訳もなく、村からの脱出を試みたりもするのですが、少しずつ少しずつ林業のいろはを習得し始めます。林業の厳しさ、難しさが勇気の目を通してひしひしと伝わってきますが、また同時に山の美しさや良くも悪くものんびりとした村の生活も生き生きと目に浮かびます。勇気の下宿先の破天荒な山男ヨキさんや、冷静沈着な大山持ちの清一さん、美女の直紀さんなど個性的なキャラも登場し、神去村での生活が読み進むにしたがって魅力を増していきます。圧巻なのは、四十八年に一度の大祭のシーンで、手に汗握るスリリングな展開はさすがです。