評伝 出光佐三

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あらすじ

『海賊とよばれた男』の主人公のモデル、出光興産の創業者・出光佐三。
戦後の苦しい時代に、国際石油メジャーと大英帝国を敵に回して、
たった1隻のタンカー・日章丸で世界を驚かせた真の日本人の生涯!


「黄金の奴隷たるなかれ」。
出光興産を創業、百田尚樹氏の小説『海賊とよばれた男』の
主人公・国岡鐵造のモデルとなった稀代の経営者・出光佐三。

規制に抗し、自立を貫いた生涯を、
その生誕から神戸高商での学生生活、酒井商会での丁稚時代、
出光商会として独立、終戦後の苦難の時代、日章丸事件、
晩年の“事業の芸術化”まで、580ページに渡り克明に描いた随一の評伝。

いかなる苦境でも社員を正真正銘の家族として考える“大家族主義”とは?
終戦後、日本中が快哉を叫んだ“日昇丸事件”の真相とは?
その思想や行動の軌跡を、佐三翁の著書編纂にも関わった著者ならではの視点で、
平成2年に書き下ろした。