後悔と真実の色
購入した作品の読み方あらすじ
“悪”を秘めた女は駆除する――。若い女性を殺し、人差し指を切り取る「指蒐集家」が社会を震撼させていた。捜査一課のエース西條輝司は、捜査に没頭するあまり一線を越え、窮地に立たされる。これは罠なのか?
男たちの嫉妬と裏切りが、殺人鬼を駆り立てる。挑発する犯人と刑事の執念。熾烈な攻防は驚愕の結末へ。第23回山本周五郎賞受賞作。
レビュー・口コミ(2件) 一覧へ
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3点第23回山本周五郎賞を受賞した人気作『後悔と真実の色』。若い女性を殺して指を奪う「指蒐集家」と、彼を追いかける警察を描いたミステリーです。本格刑事モノがあまり好きではないのですが、貫井徳郎氏の筆力のおかげで何とか読み切ることが出来ました。最後まで犯人がわからなかったのは悔しいですが、さすが人気ミステリー作家さんだなぁと感心しました。2010年の本格ミステリ・ベスト10にも選出されていますので、ミステリーファンにオススメです。