ヴェーユの哲学講義
あらすじ
本書は、若き日のヴェーユがロアンヌ女子高等中学(リセ)の最高学年哲学級でおこなった講義の記録である。「心理学」から始まり、「精神の発見」「社会学」「倫理学」などを通して、意識・感情・国家・身体などを考察するこの講義は独創的かつ自由奔放、そして何よりも生徒の人格を発展させようとする姿勢に貫かれている。
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34歳の若さでこの世を去ったフランスの哲学者シモーヌヴェイユの講義録です。
巻末に人名索引があるため、ヴェイユはデカルトを、カントを、プラトンをどんな風に教えたのか?という観点で読んだりもできます。
ヴェイユがいかに博学であったかが具体的に感じられる、貴重な一冊です。5点