日本語の外へ(下)

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あらすじ

アメリカ的なものを支えているのは英語だ。センテンスを積み重ね、パラグラフを積み重ねていく英語は、積極的な提案の性能や改革の意志をはじめから内蔵している。そして主張の正しさを証明するのは抽象的な客観性だ。I と YOU はそのような関係にある。「私」は I ではない。YOU と向き合える「私」などないのだから。それでは日本語で生きている私たちはどのような関係を前提にしているのか? 英語と日本語というそれぞれの母国語の性能への洞察から世界認識のありかた問う思考の書。