水滸伝 一 曙光の章
購入した作品の読み方あらすじ
十二世紀の中国、北宋末期。重税と暴政のために国は乱れ、民は困窮していた。その腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた――。世直しへの強い志を胸に、漢（おとこ）たちは圧倒的な官軍に挑んでいく。地位を捨て、愛する者を失い、そして自らの命を懸けて闘う。彼らの熱き生きざまを刻む壮大な物語が、いま幕を開ける。第九回司馬遼太郎賞を受賞した世紀の傑作、待望の電子書籍版配信開始。
レビュー・口コミ（2件） 一覧へ
まず冒頭から引き込まれていきました。漢字だらけも何のその、人物名も全てするりと入ってきます。
5点第9回司馬遼太郎賞を受賞した北方謙三さんの世紀の大傑作「水滸伝」！全19巻にわたり熱い漢の生き様が描かれます。一度読み始めたら止まらない壮大なロマンですので、連休などまとまった休み中に一気読みすることをオススメします。熱く濃い漢が次々登場し、闘い、散って行きます。梁山泊をはじめとして108人もの魅力的な漢が生き生きと描かれ、必ず数人のお気に入りの漢ができるはずで、自分の好きな漢が死ぬシーンは涙が止まらなくなります。血湧き肉躍る闘いの合間に描かれる食事のシーンが素晴らしく、絶対に饅頭が食べたくなりますので、肉まんなどを用意してから読むとより楽しめます。