量刑(下)

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あらすじ

審理は終結した。後は3人の裁判官の合議で量刑が決まる。そのころ神谷(かみや)裁判長宛てに一通の封筒が届いた。痴呆(ちほう)気味の父と娘の身辺に危険が……。致命的な急所を突いた水面下の罠に動揺し態度を豹変(ひょうへん)させる神谷。情状の余地とは、人が人を裁くとは、量刑の客観性はどこにあるのか。「正義」とは、「法」とはなにか。一裁判官の職責と人間性を通して描く衝撃作!